このカードは6頭の龍が描かれています。
とってもパワフルなイメージがあり、エネルギッシュなカードです。
人物で例えると権威的な印象があるので、家族なら家長で組織のなかであれば社長や権力を持っている人という感じですね。
このカードが出た場合、どんな時に出るかによって解釈が変わるのも面白いです。
例えば何かに挑戦しようとするときにこのカードが出た場合、それは「持てるすべての力を出し切って挑戦して!」という背中を押す意味になります。
でも、特に何もない時に出た場合「とにかく今の状態を維持して!」という意味になります。
その理由は、このカードが物事の「限界」を意味するからです。
乾為天は完全無欠という状態を指示しています。
完璧なんですよね。
でも、よくよく考えてみてください。
今が完璧ってことは、その上がないってことなんですよ。
つまり、それ以上がないんだから高望みをしないで今を維持することに専念しろってことにもなるんですね。
恋愛や対人関係で出会た場合、面白い読み方になります。
このカードが恋愛で出た場合、恋人同士や相思相愛というより、同志として認めているとか能力は認めているというニュアンスになります。
恋だの愛だのっていうより「俺たち仲間だろ」的な雰囲気が漂いますね。
対人関係であれば、ベタベタする間柄ではなく互いの能力を認め合ったうえで接していくという感じです。
エネルギーのかたまりのようなカードなので、状況や一緒に出ているカードによっては「やる気あるように見えて実際に行動力が伴わない・・・」という残念な結果になることもあり得ます。
例えば結婚する気があるかどうか?
ということを占って、男性側の気持ちに乾為天のカードが出て、結果の部分に艮為山なんかが出ていると・・・・・
この男性はあたかも結婚する気満々に見せていながら結局は動かないということもあり得るのです。
(実際、この組み合わせで出たカップルは女性がリードしなければ結婚に至りませんでした(笑))
こんなふうに、いろんな読み方があるのですが、このカードが出ているタイミングで気力が充実していたり、エネルギーが満ちていると読めば大筋間違いはないと思います。
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