「履」という言葉には「踏む」とか「歩く」とか「行う」という意味があります。
そして、踏むという言葉には踏襲するという単語があるように、実際に行うという意味もあります。
そのため、このカードには実践する・実際に行うという意味があります。
また、易経では
心から悦んで先人に従うならば、虎の尾を踏むような危険を犯したとしても噛み殺されることなく志を遂げられるだろう
とあります。
そのことから、上下関係を明確にして上に従いついていくのが良いという意味にもなります。
もちろん、上の人について行くのであれば序列を重んじる礼儀が必要となります。
言い換えれば、自分が先頭に立とうとするのではなく、先例や先人、先輩や上の人に礼儀正しくついていきなさいということなのです。
このカードが出る時には、必ずと言っていいほどリードしてくれる何かが存在します。
まずは、その「何か」をハッキリさせて、それを踏襲することをお勧めします。
このカードが出ている段階で自己主張したり、オリジナリティを出そうとしても上手くいきません。
虎と例えられている「先人」=偉い人や先例、上司や先輩 という立場の人をたてているからこそ、何か失敗をしても一回目は許してもらえるのです。
そういう目上の人や慣習を大事にするという姿勢に欠けている場合、虎に喰われることがあるかもしれませんね。
家庭、社会、ママ友、勤め先の人間関係など様々なところに虎のような存在がいます。
もちろん人でなくても、慣習やルールとして残っているものが虎であることもあります。
そういう自分の周りにある「虎」を意識して大事にすることが、いざという時に自分の身を守ることになるのかもしれませんね。
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