バランス 2012-09-21 08:05:19 | 透明 顔に出るバランス 人からはよく 細かに見えているらしい 風のそよぎ みずうみのさざ波 見習う花鳥風月 時の踊り場で 人差し指にやじろべえ そんな些細なことで 遙かに変わる世界を夢想して
物凄くくだらなく 2012-09-20 18:47:23 | 歩 愚直に白で有り続ける 山びこが呼応して 山猫が耳をそばだてる 僕には素直が一番難しいんだ、と感じたよ 難しいだけにのぼりがいがある 難しいだけに前人未到の天辺まで行きたい 物凄くくだらなくなるまで笑えたらいいな 君ってとてもいい人だね。
グラデーション 2012-09-19 06:54:00 | 歩 いつも後から気づく忘れ物 あらためて気づくたった今の宝物 みずうみの色彩の深さは進み 僕のひびわれの修復も進んだ 出来事の起きる順番に 運命の緻密さを思った 奇跡はありふれた形で降りるので 染みこむグラデーションに見惚れる 一度受けとる、とは僕らに赦された心の動きだった
楽しくいてね 2012-09-17 06:27:25 | 歩 楽しくいてね かならず誰かのためになる あなたのぜんたいから 立ちのぼる素敵な薫りになる 寂しかった時期を味わいつくしたね その狭間に懸命に開けた扉があったね 真実のあなたは世界のためになる
ひとふしのハーモニー 2012-09-16 19:48:21 | Sweet わたしはわたしの眠りを守れるように つつみ働き微笑んで生きることを誓います あなたはただクスッと笑って 空を見るような愛しい目をした ひとふしのハーモニー 響きあった気がした 大袈裟にしないかわりに わたしは永遠を編みはじめた。
世界の夜が明けた 2012-09-15 10:20:37 | 歩 言葉にできなかったときには歌になった 歌にならなかったときには眼差しとなった 生きることを堰き止めるどんな手段も持たなかった もう空に向かって「違う」とは述べないだろう 真っ直ぐでそれでいて希望を伝う心でいたい 何をも僕を傷つけない 傷つけるとしたら他でもない 僕自身しかいないことに 気がついたら世界の夜が明けたんだ
呼び声 2012-09-14 17:51:02 | Sweet 呼び声を確かに聴いた あなたの手招きの心から 響く小さな鈴のかたまりの音がしていた 子鬼はいつしか妖精に変わる 記憶の縁に寄せられて雲のように淡く溶ける 毎瞬が水のきらめきで輝きだしたら あなたの両手はいつもひらいてあって わたしを抱きしめるのにちょうどいいかたち
もう怒らない 2012-09-14 07:42:26 | 日記 もう怒らないと誓うね 私からうみだす世界が幻にならないように 私からうみだされる世界がほっと息をつくように あなたは静かに笑った それがただ嬉しかった
猫じゃらし 2012-09-13 08:33:57 | 歩 遠まわりじゃないよ 君のゆく道は愛へ続いている 涙はいつか報われる雫 磨かれている心を感じてごらん 忘れてしまったことを 思いがけず人は覚えていて すれ違った記憶の山々に 今はただ笑えるようになった 誰かのあーだこーだは 本当に関係がないね 気にしない 空が青い 猫じゃらしが風に吹かれている