フサギ塚古墳は、前方後方墳であることは分かっていますが、詳細不明な古墳です。
発見容易
墳丘登頂不可能?
説明板なし?
お勧め度:
*** 本ページの目次 *** 1.基本情報 2.諸元 3.探訪レポート 4.補足 5.参考資料 |
1.基本情報
所在地
奈良県天理市成願寺町204
現況
史跡指定
出土遺物が見られる場所
2.諸元
築造時期
前期(前方後方墳であるならほぼ確実に前期)
墳丘
形状:前方後方墳
墳丘長:110m(『天理の古墳 100』)
段築:
葺石:
埴輪:
主体部
出土遺物
周堀
3.探訪レポート
2020年9月4日(金)
この日の探訪箇所
【午前・大和古墳群】
星塚古墳および大和神社 → 馬口山古墳 → フサギ塚古墳 → 栗塚古墳 → マバカ古墳 → ノムギ古墳 → ヒエ塚古墳 → クラ塚古墳 → 波多子塚古墳 → 西山塚古墳 → 東殿塚古墳 → 西殿塚古墳 → 下池山古墳 → 中山大塚古墳
【午後・飛鳥】
岩屋山古墳 → 吉備姫王墓 → 梅山古墳(欽明陵) → 鬼の雪隠・鬼の俎板 → 小山田古墳 → 野口王墓(天武・持統陵) → 国営飛鳥歴史公園館 → 中尾山古墳 → 高松塚壁画館 → 高松塚古墳 → 文武天皇陵 → 檜隈廃寺跡 → キトラ古墳壁画体験館 → キトラ古墳
⇒前回の記事はこちら
今回の大和古墳群探訪は制限時間が厳しく、しかも天気予報だともう少しすると雨になるため、全部の古墳を丹念に見て回ることはできず、フサギ塚古墳は横腹を眺めるだけです。
墳丘が見えてきました。
墳形は前方後方墳です。
先ほどの馬口山古墳とはおおよそ90度向きが違い、前方部が西を向いています(写真左側が後方部)。
『天理の古墳 100』によると、現状では後方部に対して前方部がかなり短くなっているそうです。
墳丘長は110mとしていますが、航空写真で確認すると、短くなっている前方部の本来の長さを想定した上の墳丘長のように見えます。
なお、大和古墳群には意外と多くの前方後方墳があり、前方後方墳は濃尾の勢力の墓であるという考えを持っている私からすると、その理由を考えるのはとても楽しいことですが、まだ自分なりの考えをまとめるまでに至っていません。
(つづく)
4.補足
5.参考資料
・『大和古墳群Ⅰ ノムギ古墳』(天理市教育委員会/編) 2014年
・『天理の古墳 100』(天理市教育委員会/編) 2015年
・「前方後円墳データベース」 奈良女子大学