鬼の伝承は列島各地にありますが、飛鳥にもあったんですね。
発見容易
簡単な説明板あり
霧が発生したら要注意
お勧め度:
*** 本ページの目次 *** 1.基本情報 2.諸元 3.探訪レポート 4.補足 5.参考資料 |
1.基本情報
所在地
奈良県高市郡明日香村野口
※地図の場所は「鬼の雪隠」
現況
欽明天皇陵陪塚
見学可能
史跡指定
出土遺物が見られる場所
2.諸元
築造時期
7世紀後半
墳丘
形状:
墳丘長:
墳高:
段築:
葺石:
埴輪:
主体部
出土遺物
周堀
3.探訪レポート
2020年9月4日(金)
この日の探訪箇所
【午前・大和古墳群】
星塚古墳および大和神社 → 馬口山古墳 → フサギ塚古墳 → 栗塚古墳 → マバカ古墳 → ノムギ古墳 → ヒエ塚古墳 → クラ塚古墳 → 波多子塚古墳 → 西山塚古墳 → 東殿塚古墳 → 西殿塚古墳 → 下池山古墳 → 中山大塚古墳
【午後・飛鳥】
岩屋山古墳 → 吉備姫王墓 → 梅山古墳(欽明陵) → 鬼の雪隠・鬼の俎板 → 小山田古墳 → 野口王墓(天武・持統陵) → 国営飛鳥歴史公園館 → 中尾山古墳 → 高松塚壁画館 → 高松塚古墳 → 文武天皇陵 → 檜隈廃寺跡 → キトラ古墳壁画体験館 → キトラ古墳
⇒前回の記事はこちら
欽明陵を出て少し歩くと案内図が現れました。
天武・持統陵に行く途中に、「鬼の雪隠」と「鬼の俎板」なるものがありますね。
雪隠とは私が得意なトイレのことですが、いったい何でしょう。
というか、トイレが得意っていったいどういうことでしょうか?
ハウスクリーニングの仕事に入門したあと、トイレをきれいに素早く仕上げることができるようになると、ひとまず戦力として認められますが、トイレにもエグイのがありますから、そう簡単なことではありませんよ。
トイレとかいうとムキになる傾向があるのでこの辺で自制します。
美しい風景だ・・・
ようやく少し晴れ間が見えてきましたな。
お、変な石造物が見えてきましたよ。
これが次の清掃現場、じゃなくて鬼の雪隠ですか。
何でしょうねえ?
なるほど、和式だな。
最近の若い子は和式でできない子もいて・・・、説明板を読んでみましょう。
なるほど、そういうことだったんですね。
しかし、この「鬼」という存在はとても気になっていて、日本各地に「鬼」の話がありますよね。
鬼というのは、得体のしれない怖いもの(常識を超えた大きい物)や得体のしれない怖い現象などの総称のように思えて、傾向とすると「異人」、つまり外国人や異なる習俗の人びとをそう呼ぶことが多いようですね。
ただし、ここの場合は、石の物体が物理的にあることと、やはり実際に霧が発生しやすいこととが背景にあって、何かの実際の事故が起きてしまったことによりそういう「まんが日本昔話」のような世界ができたのでしょうか。
では、丘の上にあるという「鬼の俎板」の方を見に行ってみましょう。
この階段を登るんですね。
おっと、ありました。
説明板の内容はさっきのとほとんど同じです。
手元の資料不足ではっきりとした話はできませんが、雪隠と俎板は別個の古墳だったという説もあるようです。
両方のサイズをきちんと測ってみれば、別個だったかどうか判断できると思うのですがどうでしょうか。
では、鬼に見つかったら大変なので急いで天武・持統陵まで逃げましょう。
⇒この続きはこちら
4.補足
5.参考資料
・現地説明板