ジョニー・セラピー

心がざらつく時はジョニーを見つめよう。
私にはどんなものより癒しの効果があるようです。

息子が右足首に小さな擦り傷を作ったのが先々週の土曜日のこと。
小豆大の大きさだったので絆創膏をペタリと貼って済ませたところ、
翌日剝してみると、周りの皮膚がべロロロ～ンとくっついてきました。
大きさはだいたい５００円玉くらい。

すぐ近くの外科に行くと消毒され入浴禁止ということです。
そのまま３日通いましたが悪化する一方なので急きょ皮膚科に変更。
この時点で炎症は子供の手のひらくらいまで拡大。

皮膚科に行くと、患部は石鹸で洗わないとバイ菌が取れないと言われ…。
今までの入浴禁止は何だった？
女医さんだったのですが、
『あらぁ～～！！かわいそう～～！！』
と声を荒げ母と外科医を糾弾しました（汗）

５日後に来るように言われ再び行くと、この日は診察までなんと２時間半待ち。
個人病院にしてはスペシャルな待ち時間ではないでしょうか？
子供達は飽きちゃって飽きちゃって。
私はこういうこともあろうかとトマス・ハリスの「ブラック・サンデー」を持参。
思う存分読書に浸れました（笑）

診察室に入ると看護婦さんに患部のガーゼを外されて診察を待ちました。
すると女医さんが登場して、息子の足を見るなり
『あらぁ～～！！かわいそ・・』
そこまで言うと反復横飛びの素早さで机の上のカルテを確認しました。
私は初診と全く同じリアクションに驚いて、
『先生、再診です』と言いましたら妙な間がありまして（笑）
先生はおもむろに振り返ると、
『だいぶ良くなってきてますね』と言いました。

なんだか手の内を見ちゃったようでズキッ。。（笑）
ちょっと順番間違えちゃったかな？
経過良好ということでいいんだよね？（爆）
息子はこの５日間のうちに階段でコケて脛を怪我し、靴擦れをおこし、湿疹も。
４種類の塗り薬と飲み薬（抗生物質）を処方されました。

ところが処方箋のミスがあり薬局と病院窓口での電話のやりとりに発展。
どうやら塗り薬の方で問題があったようです。
問題のない飲み薬は頂き、それを娘に預け、
なかなか結論が出ないので私が病院へ引き返し確認することに。

すると『先生のお話をもう一度聞いて下さい』と言われ、
『え～～～！また待つんですか～！？（泣）』と思わず本音が…（爆）
子供たちは「お腹空いた」「もう帰ろう」と騒ぎ出すし、
私の精神的イライラもピークになろうかという時…。

でもここで…ジョニー来日の待ち時間を思えば何のこれしき。
こういうのを私は密かに『ジョニーセラピー』と呼んでいます。
何かあったらジョニーを思い出すのです。
すると心が鎮まるのを感じるのです。

再度薬の訂正の説明があり、会計のやり直しがあり、薬局では処方し直しがあり、
全てが終わったのが７時を回ったころ。

もうどこかで食事して行こうということになりファミレスへ。
そこでハンバーグを注文すると黒く焦げたモノが運ばれてきました。
泣き面に蜂、と言いますか、鬼の面に蜂、と言いますか（笑）
ジョニーセラピーの効果はいかに…（爆）

ああ～…こんな日もあるさ、と思って自宅に戻ったところに電話が。
『○○薬局ですが。
飲み薬を落とされたようで、別の患者さんが届けてくれました。
どうなさいますか？』
そういえば娘に預けた分を忘れてた…。
ガックリとうな垂れた私なのでした。

こういう日はジョニーの映画を観るに限ります。
最大のセラピー効果が期待できますね。
私は【リバティーン】をセレクトして毛羽立った心を癒しました。
お陰様でかなりしっとりと落ち着いたようです（笑）