牧川修一テノールリサイタル

先日、大変お世話になっている私の師匠

テノールの牧川修一先生のリサイタルがありました

ピアノは、これまた大変お世話になっている
木村徹先生




おふたりのコンビは、もうウン十年
お互いへの信頼感が伝わる、息のあった演奏で

前半は日本歌曲
後半はシューマン『詩人の恋』




先生の、他のご出演の公演ではそんなことないのですが

今回は、聴きながら
先生との初めての出逢いから今までの
たくさんの事が思い出されてジーン



入学当時、落ちこぼれだった私を
そうとは気づかせずに、温かく導いてくださった先生。

試験当日、滞在先のイタリアから
アドバイスのファックスを下さったことも。

卒業してからも、悩んで電話をし
長時間泣きながらグチる私に付き合ってくださったり。


今、私がまだ音楽に携わっているのは
先生との出逢いのおかげです



プログラム終了後も、アンコールの拍手と
「マッキー」という黄色い声が鳴り止まず

もっと聴きたいような
先生がお気の毒のような




お誘いした、私の生徒さんのお母様もすっかりファンに

お２人のお人柄が表れた
温かく素晴らしいリサイタルでした




そして終演後


木村先生は腕を骨折されて、
なんと治りきっていなかったそうで

「力が入らなかった～」

と、独特の雰囲気で事もなげにおっしゃっていましたが、

言われなければ、
いや、言われても私は全く気づきませんでした。




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