猿田日記

レッド・ハッピネスの猿田大先生の日記

原子力発電環境整備機構が2010年に実施した大規模アンケートの巻

2012-10-09 20:03:29 | 報道/ニュース
「高レベル放射性廃棄物の地中処分を検討する原子力発電環境整備機構(東京)が二〇一〇年秋、処分方法や原発について全国で実施した大規模アンケートで、原発反対の意見が賛成を大きく上回っていたのに、同機構は国の原子力政策を決める場で「地中処分の安全性や必要性の理解が進んだ」と都合のいい部分だけを報告していた。 

 機構は一〇年十~十一月、約十五億円をかけ、テレビCMや横浜、名古屋などで処分事業への理解を促すPR活動を展開。この一環で、民間調査員を使って全国約五万二千人に高レベル廃棄物や地中処分の認識などに関する対面アンケートを実施し、インターネットでも意見を募った。

 寄せられた意見のうち約二万八千人分は機構のホームページで公開されている。本紙は無作為に選んだ計約七千人分を検証。

 多くは「問題を初めて知った」「よく考えたい」などだが、原発への賛否をある程度はっきりと述べた意見を数えると、反対(五百三十八件)は賛成(三百五十五件)の約一・五倍あった。

 反対意見は、主に原発自体や高レベル廃棄物の地中処分が危険だとし、太陽光など再生可能エネルギーへの転換を求めた。賛成意見は、電力の安定供給や温暖化防止から原発は必要というものが多かった。ただ、賛成の中にも、「安全面では不安が大きい」と、消極的な賛成も少なくなかった。

 キャンペーンの結果は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の三日前の昨年三月八日に開かれた原子力委員会の会議に、地中処分の取り組みの現状に関する資料として出された。「地中処分の安全性に対する認識や、理解(賛成度)が明らかに高くなり、広報活動の成果が出た」と説明された。

 機構は、高レベル廃棄物や処分事業のことを知っているかや、必要性をどう考えるかの意見は分析したが、原発や事業そのものに対する賛否は、統計すら取っていなかった。機構の担当者は「原発の賛否そのものに言及する立場ではない。高レベル廃棄物は既に存在し、処分の必要性は変わらない」と話した。

<原子力発電環境整備機構> 原発の使用済み核燃料を再処理すると、超高濃度の放射性廃液が出る。これをガラスで固め(ガラス固化体)、300メートルより深い地中に埋め、最終処分することになっている。その実施団体として2000年10月に設立された。略称はNUMO(ニューモ)。事業費は主に電力会社などの拠出金。固化体は青森県六ケ所村などで約1800本が中間貯蔵されている。(東京新聞朝刊)」


此の法人は2000年に最終処分法により設立された訳ですが、態々アンケート迄取ってその結果を法人に勝手に都合良くでは話になりません。何たって此処は全国の市町村を対象に、文献調査を行う地区の公募に文献調査段階で1年あたり10億円を提示している所でもある様です。まあ、此の様な類も他でもと考えるのが其れ相当だ位にしております。そんな訳で経団連会長と自民党総裁が会談をして原発ゼロは無責任と言ったみたいですが、自民党執行部の布陣を見れば、政権復帰ともなればあっという間に建設中の原発も稼働と確実にあれされさますから、いい加減な所で選択等していたらどうなるかは子供でもあれですから位にしときますです。勿論原発だけじゃありませんから。他も盛り沢山と言うのは云う迄もありませんです。


山中伸弥京都大教授がノーベル医学生理学賞を受賞しました。資金で苦労したとかも述べていますが、此の様な所にも国の金の使途が駄目な一端が現れております。ろくでもない所の電源三法交付金等ですが、必要としている所は意外と金を出しても権益を得るのが難しい訳で其の様になっております。兎にも角にも其の様な状況下でのノーベル医学生理学賞ですから凄まじいばかりの快挙となりました。


今日は紫芋チップを買いました。多分美味いと思うので期待をしておきます。そんな訳で小松菜を買って帰って来ました。


P.S.

カムイ外伝を久々に視聴しましたが、やはり、白土先生の作品は良かった。
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