6/4(日)放送の、NHKスペシャル「好きなものだけ食べたい ~小さな食卓の大きな変化~」は、非常にショッキングな内容だった。
「好きなモノだけ食べたい症候群」、というものが最近はやっているらしい。
このドキュメンタリーでは、千葉県にある小学校の児童を対象に、1週間に渡って毎日の食事をカメラに収めてもらい、どんな食生活をしているのかを把握するという貴重な記録3500枚を元に、現代の子供たちが抱える食の問題を取り上げる、というものだった。
はっきり言って、本当にショックな内容だった・・・。
家族で食卓を囲んでいるのに、それぞれが好きなものを食べる「バラバラ食」。
お父さんは煮物、お母さんは野菜と味噌汁、子供はから揚げに焼肉・・・といった調子だ。
子供は野菜が食べられないので、野菜は食べない。肉だけを食べる。
子供が好きなものだけを食べる「単品羅列型食」では、朝食はチョコバナナ、夕食はカップめん・・・。
好きな時間に食事を取ってしまう「だらだら食」では、親の帰りを待ちきれずにチャーハンを作ってしまい、夜遅く帰宅した親に合わせて再び夕食。結果、朝食は食べれない、朝はぎりぎりまで寝て学校へ行く・・・、そんな食生活が珍しくないという。
朝食を作らない、食べない家庭が多いようだが、朝食を取らないことによって子供たちの運動能力や思考能力が低下するという報告があった。また、インスタントの食べ物が多いので、塩分や油脂を摂取しすぎ、野菜は嫌いなので食べないという食生活が続いた結果、生活習慣病になりやすい体質になる子が多いという。毎日の排便がない子が半数以上、そのうち一週間に2回くらいしか排便がない子の割合もかなり多いのには驚いた。また、小学生の10人に一人が高血圧なんだそうで、何だか世も末という感じだ・・・。
親が共働きであって、子供にきちんとご飯を食べさせるのは難しい昨今。
子供に向き合う時間も少なくて、親も日々いっぱいいっぱいで
結果、子供を甘やかし好きなものだけ食べさせてしまうという悪循環。
いつか大人になったら好き嫌いは減るだろう、それまでは好きにさせようと思う、というお母さんの発言があったが、子供のうちに体の基本は作られるので、子供のときにきちんと栄養を摂取しないと痩せすぎたり太りすぎたり、糖尿病になったり骨そしょう症になったりする確率がぐんと上がるのだという。
食生活というと、家庭の問題という気もするが、親にまかせっきりも、学校にまかせっきりにもできない現状を深く認識させられ、考えさせられた番組だった。世の中の食卓は確実に、私が子供の時代から大きく変化している。
多分再放送をそのうちやると思うので、ご覧にならなかった方はぜひ家族で見てほしい。そして自分たちの食卓をもう一度見直し、地域ぐるみで危機感を持ってもらいたい。
昨年7月から食育基本法が施行されたことから、「食育」が学校の授業でも取り扱うところが増えたようだ。とある小学校では自分たちで野菜を作るようになった結果、食べず嫌いの子供たちが野菜を食べるようになり、ほとんど残飯が出なくなったのだとか。
毎年6月は「食育」月間なんだそう!
これを機会に、食について考えたい。
皆さん、朝食はきちんと取りましょうね!!
「好きなモノだけ食べたい症候群」、というものが最近はやっているらしい。
このドキュメンタリーでは、千葉県にある小学校の児童を対象に、1週間に渡って毎日の食事をカメラに収めてもらい、どんな食生活をしているのかを把握するという貴重な記録3500枚を元に、現代の子供たちが抱える食の問題を取り上げる、というものだった。
はっきり言って、本当にショックな内容だった・・・。
家族で食卓を囲んでいるのに、それぞれが好きなものを食べる「バラバラ食」。
お父さんは煮物、お母さんは野菜と味噌汁、子供はから揚げに焼肉・・・といった調子だ。
子供は野菜が食べられないので、野菜は食べない。肉だけを食べる。
子供が好きなものだけを食べる「単品羅列型食」では、朝食はチョコバナナ、夕食はカップめん・・・。
好きな時間に食事を取ってしまう「だらだら食」では、親の帰りを待ちきれずにチャーハンを作ってしまい、夜遅く帰宅した親に合わせて再び夕食。結果、朝食は食べれない、朝はぎりぎりまで寝て学校へ行く・・・、そんな食生活が珍しくないという。
朝食を作らない、食べない家庭が多いようだが、朝食を取らないことによって子供たちの運動能力や思考能力が低下するという報告があった。また、インスタントの食べ物が多いので、塩分や油脂を摂取しすぎ、野菜は嫌いなので食べないという食生活が続いた結果、生活習慣病になりやすい体質になる子が多いという。毎日の排便がない子が半数以上、そのうち一週間に2回くらいしか排便がない子の割合もかなり多いのには驚いた。また、小学生の10人に一人が高血圧なんだそうで、何だか世も末という感じだ・・・。
親が共働きであって、子供にきちんとご飯を食べさせるのは難しい昨今。
子供に向き合う時間も少なくて、親も日々いっぱいいっぱいで
結果、子供を甘やかし好きなものだけ食べさせてしまうという悪循環。
いつか大人になったら好き嫌いは減るだろう、それまでは好きにさせようと思う、というお母さんの発言があったが、子供のうちに体の基本は作られるので、子供のときにきちんと栄養を摂取しないと痩せすぎたり太りすぎたり、糖尿病になったり骨そしょう症になったりする確率がぐんと上がるのだという。
食生活というと、家庭の問題という気もするが、親にまかせっきりも、学校にまかせっきりにもできない現状を深く認識させられ、考えさせられた番組だった。世の中の食卓は確実に、私が子供の時代から大きく変化している。
多分再放送をそのうちやると思うので、ご覧にならなかった方はぜひ家族で見てほしい。そして自分たちの食卓をもう一度見直し、地域ぐるみで危機感を持ってもらいたい。
昨年7月から食育基本法が施行されたことから、「食育」が学校の授業でも取り扱うところが増えたようだ。とある小学校では自分たちで野菜を作るようになった結果、食べず嫌いの子供たちが野菜を食べるようになり、ほとんど残飯が出なくなったのだとか。
毎年6月は「食育」月間なんだそう!
これを機会に、食について考えたい。
皆さん、朝食はきちんと取りましょうね!!