イトウの存在は小学校の頃から知っていました。
幻の魚、魚偏に鬼と書いてイトウ、道東の湿原にしか生息していない魚(当時はそう思ってました。)小学生の僕は中学生になったら、父親の車に頼らないで、1人で電車に乗って釧路湿原を蛇行する釧路川に釣りに行こうと、計画を練っていました。
中1になって、なかなか計画を実行できなくて、諦めかけていた頃、本屋さんで1冊の本を見かけました。
『ルアー専科』見開きのページには巨大なイトウを持った写真が載っていました。この写真を見てから僕のイトウ釣りが始まりました。
『道東に行かなくてもこんな大きな魚鬼が尻別川というところにいるんだ』お小遣いがたまったら、休みの日は電車に乗って尻別川に行き、Kさんの『北海道の湖と渓流』をたよりに、駅から川が近い、ニセコ、昆布付近を釣り歩きました。
ウェーダなしで長靴、記憶では、竿はダイワのサンスピンのライトアクション、リールはダイワのGS、アブロンにダイワの安価ルアー、釣れるのはウグイばかりでした。
24歳頃からまた始めた釣り、尻別の魚鬼を狙いに、春と秋に数年通いました。
写真はYさんが釣った、メーター30、30キロです。こんなのがこの川を泳いでるなんて、凄いと思いました。
4月8日、職場の大先輩で尻別の魚鬼釣師、Yさんのメーター30をランディングしたNさんに、当時の魚鬼釣りの話しを聞きたくて、僕とKKちゃん、K君と集まりました。琴似駅前のふる里本店です。
尻別川の魚鬼釣りのルール、マナー、ドジョウ引きの仕掛け、ルアー、ドジョウの流し方、メーター30の時の話し、メーター50の話し、釣り仲間との付き合い等、Nさんの話しは凄く楽しく、二件目に行き、気づいたら琴似発、千歳方面の終電の時間も過ぎてました。
急いでタクシーで札幌駅に向かい終電になんとか間に合いました。
Nさん、凄く楽しかったです。再任用も終わり釣り三昧ですね、また魚鬼釣りの話し聞かせてくださいね、ありがとうございました。