労働で疲れた身体に鞭打って、5時間先の阿寒へ久々の遠征釣行に行ってきました。
札幌を12時に出て、到着が朝の5時チョット前・・・遠いです(涙)
20代の頃は「へ」でもない距離でしたが、30代中盤ともなると流石にこたえます。
一息入れる間も無く、そそくさとタックルを準備して湖畔に向かいました。
幸いにも、自称”超?晴れ男”の効果か? 最高の状況の阿寒湖の様です。
先行者のフライマン(フライフィッシャーマン)が5~6人既に振っておりました。
しばらく彼らの様子を観察しますが、どうやら余り状況は良くないのか、朝まづめに
もかかわらず、ロッドを曲げている方は居ませんでした(汗)
早速私もキャスト先行で探りながら、湖水にドップリと漬るべくウェーディングしていきます。
いつものヒットルアーに反応が無い様子なので、ルアーのサイズを14グラムから7グラムに
落とし、同じラインに再度アプローチ・・・・・・・・
ルアーに動物的な緩急を与え、無機物に生命観を与えた瞬間 『!!!ッグン!』
重量感は感じないものの、アグレッシブな引き味に思わず口元が緩みます(笑)
今遠征での記念すべき一尾目!30センチ中盤のアメマスが私のルアーに喰い付いてくれました。
釣れてきたのは、阿寒湖特有の金色の輝きを纏った通称「ゴールデン・アメマス」♪
湖底の性質や、湖水による固有の進化とも言われておりますが、何度見ても美しいものです。
せっかくなんで、タックルと並べて記念撮影(アメマス君お疲れさまでした・・スマンネ)
じっくりと状態を確認しながら、慎重にリリースして、再びウエーディングして行きます。
その後も、ぽつぽつと飽きない程度に反応が有り気持ちよく釣りを続けられました♪
少し日が高くなり、水温の上昇を確認できたので、ルアーのサイズを上げて、広範囲を
サーチしていると・・・『ゴン!!』
激しいバイト(反応)の後、明らかに重量感の違う引き!
『よっしゃー!』っと思わず(叫)
激しい抵抗を見せるアメマス! 必死な俺(笑)
暫しの攻防の後、無事ネットに収まったのは、今釣行で最大魚となる52センチ!(喜)
体高があり、豊富なエサを飽食しているのか、まるで海アメの様な体形のグッドコンディション!
これも阿寒のアメマスの特徴である、逞しいアゴ周りの造形。
歯も鋭く、骨格も頑強に見えます。
(ここの魚は、針の刺さりが非常に悪いです!それ故バラシが多いように感じます)
淡いパープルを浮かべるブラウンシルバーの体側にパールホワイトの斑紋が浮かぶ美しい魚体。
光の角度によって幾重にも重なり、表情を変える美しさに、目も心も奪われてしまいます。
この魚を釣って時計を見ると丁度正午。
湖畔に腰を降ろし暫しの休憩です。
荘厳な佇まいの中に、ワイルドな生命観を感じさせる阿寒湖。
都会の喧騒を離れ、ここで釣りをするだけで、数ヶ月分の疲労が解きほぐされていくようです。
ここで、今回のタックルをチョコッと紹介↓
ロッド: ザウルス 60 ベイトキャスター
リール: コンクエスト DC 101
ライン: X-TEXコブラ 12ポンド
グレーのブランクにエンジのスレッドで極めたブランクに【SAURUS :ザウルス】の文字。
ここ数年は、コイツとばかり釣りをしてます!『最高の相棒です・』
水温の上昇する夕まずめに期待を込めながらも、空腹に耐えきれず、ウェーダーを脱いで
美味しい食べ物を探しに温泉街を闊歩しました。
数件気になる店が在りましたが、ひときは目に付いたのは、こちらのお店のノボリ!
なんと! 豚骨ラーメンならぬ、”鹿骨”ラーメン!?
暖簾をくぐって店内に入ると、お客さんは私だけ・・汗。
早速、鹿骨ラーメンを注文・・・・・。
出てくるまでの間に店内を見渡していると『!!・・・。』
ストーブの上でクツクツと煮られているには、鹿の頭部??「立派な角が・・・」
色々な想像が脳裏を駆け巡ります(笑)
待つ事10分程度(遅!)鹿骨ラーメンがテーブルに運ばれてきました。
見た目は、脂の少ない豚骨みそラーメンです。
上に3枚、鹿肉チャーシュウ?が乗ってます。
結果を申し上げますと、お味の方は「かなり微妙・・」鹿肉がバッチリ大丈夫でもチョット抵抗のあるお味でした(汗)
阿寒での鹿肉は、いつものとおりジンギスカンが無難なようです(笑)
(余り良い感想じゃなくて、お店の方スイマセン)
その後は、何度となく来ていても、観光してみた事が無かったので温泉街をプラプラしてみました。
巨大な木彫りのフクロウ
入り口からの眺め
パワースポット?ストーンヘンジ?(木ですけど)
写真は、アイヌ村の様子です。
夜は、お土産屋さんを巡り、帰りにビールとつまみを買って、飲んだくれて車中泊。
実は結構快適なんです! (大きい車がお勧めです)
朝4時に携帯のアラームで起床し、昨日とは違うポイントを転々と探ってみました。
結果はノーバイト(ゼロ・フィッシュ)
仕方なく昨日の大場所に最終日は掛けてみる事となりました。
天候は、昨日の晴天が嘘のような”激荒れ”で雨こそ降りませんが、立っているのがやっとの
強風が吹き荒れていました(涙)
冷たい風に、湖面が急激に冷され、ターン・オーバー(湖水が上下引っ繰返る現象)を
起こし始めていて、湖面に泡が浮いてきていました。
この状況だと、魚達のテンションは激落ち↓↓
活発に餌を追う状況ではないと判断し、リアクションでのバイトを狙って行きます。
底ベッタリでジッとしているであろう魚達の目線にルアーを通す為に選択するのは、
バスフィッシングではお馴染の”クランクベイト”
湖底の岩などにコンタクトさせながら探っていると・・・『グン!』
メガバス社のMR-Xグリフォン(金黒)を思わずくわえたのは、40upのアメマス君。
結構良いファイトをしてくれました(喜)
その後、二匹目のドジョウを狙ってクランクを引き倒しますが、回遊ルートに絡んで無いのか?
その後は反応無し!
昨日同様に腰上までディープウェーディングをして更なる釣果に挑みます。
何をやってもダメな数時間をジッとこらえていると、フッっと風が止む瞬間がありました!
風邪の影響でさっきまで投げられなかった方向へシンキングミノーをキャスト&ハードトゥイッチ!
三分の一程度巻いた所で『ガツンッッッッ!』
本日待望の二匹目!(大喜)
昨日の52センチより遥かに強い引き!
12ポンドのライン(X-TEXコブラ)をズルズルと引き出して行きます!
ザウルスの60ベイトキャスターをバットから絞り込む引きに、チョット腰が引きぎみになりました(ヘッピリ腰っていうやつです!笑)
釣れてきたのは、40センチ後半の回遊アメマス↓
引きは強かったのですが、サイズは小さかったですね~個体差でしょうか?
因に、スミス社のD-コンタクト(金黒)での釣果でした。
「このルアーは、使い方を誤らなければ、兎に角良く釣れます」
その後は、粘って粘って1尾追加して今釣行を終了としました。
(ところで!とっても長い釣行記を、ここまで読んで頂いた皆さま・・・・
あなたは偉い!(笑)感謝します)
今は二児の父で(もう直ぐ三児になりますが・・)、日々忙しく過ごす毎日ですが、遠征に送り出してくれた奥様に感謝っス。
肉体はしこたま披露しましたが、魂の洗濯が出来ました。
今年は90センチオーバーのイトウを釣るという大目標があるので、春と秋は釣り三昧を希望してますが・・・大丈夫かな?(笑)
お終い