ちょっとビックリした話です。
タイトルにある通りなのですが、さて質問です。
「お尻」は英語でなんと言うでしょうか?
ほとんどの方にとっては難しくない質問でしょう。
そうです。正解は「ヒップ/hip」。
※左右含めてhipsと複数形で使うことが多いみたいです。
服装などに関連して、体の部位を表す英語は日本人でもかなり身近なものです。
特にいわゆる「スリーサイズ」を表すものとして「バスト」、「ウエスト」、「ヒップ」と言ったりします。
でも日本人がイメージする「お尻=ヒップ」というのは、どうも正確ではないらしいのです。
そのことに気がついたのはたまたまYouTubeを見ていたときのこと。
いや誤解のないように言っておきますが、決して「お尻」の動画を見ていたのではありません。
いわゆるオモシロ動画の一場面でした。
動画のタイトルは確か「撮っていなければ信じられなかっただろう(日本語訳)」というもの。
その中にあった海外の幼稚園くらいの女の子とお父さんの会話です。
(以下日本語訳/実際は音声と英文字幕)
女の子 「わたし大きなお尻がほしいの」
お父さん「いや欲しくないでしょ」
女の子 「いいえ、大きなお尻が欲しいわ。…ママのみたいな。」
実はここで使われている「お尻」がなんと「hip」ではありませんでした。
実際に話されていたのは「butt/バット」です。
そもそもhipという言葉もわずか3字の単語で、難しくはありません。
素直にhipを使っても良さそうです。
でも、この小さな女の子が使ったのはbuttなのです。
つまりはhipよりもbuttの方がよりカジュアルな表現なのではないか。
日本語なら「尻」よりも「お尻」、あるいは「ケツ」と言うような。
そう考えました。
そこでネット辞書でbuttを調べてみます。
するといくつかある意味の中に、口語表現としてのお尻、がありました。
さらに「hip butt 違い」でググってみると、意外とヒットがあります。
どうやら英会話学習としては比較的話題になるポイントのようです。
ここから把握した内容をおおざっぱに説明すると、
・英語のhipは、日本語の「お尻」よりも大きなエリアを指す。
・具体的には日本人が「ヒップライン」という言葉でイメージする部分。
・加えてスリーサイズでヒップを測るのにメジャーをグルッと回すあのイメージ。
・日本語でいう「お尻」は、buttにより近い。
・フォーマルな言葉ではbuttockとなる。
ここまで分かると上で書いた会話でbuttが使われているのは自然なことですね。
しかし学生時代から一通り英語を勉強してきた身で、子供が話す「お尻」を知らないとは、ちょっとショックな気分です。
きっと他にも同じような事がたくさんあるのだと思います。
話は少し変わりますが、ビートルズと同時代の「サイモン&ガーファンクル」というデュオの歌手がいます。
私が子供の頃、初めて聴いた洋楽でした。
彼らの「アメリカ/America」という曲があり、
その歌詞の中に「ミセス・ワグナーズ・パイ」という言葉が出てきます。
「タバコ1箱とワグナー夫人のパイを買いました(訳詞)」という一節なのですが、
以前までは、とある何処かにいるワグナーさんがパイを作っているんだな、と思っていました。
しかしごく最近になって、実は当時、アメリカ東部のチェーン店?として
『ミセス・ワグナーズ・パイ』というブランド(商標?)があったのだという事を知りました。
恐らく、日本でいうなら「ミスタードーナツ」のことを、ドーナツ氏という人の名前だと誤解していた、という感じになるのでしょうか。
「お尻」の件とあわせて、知っているつもりで実は知らなかった、ということが意外とあるものだと思ったのでした。
タイトルにある通りなのですが、さて質問です。
「お尻」は英語でなんと言うでしょうか?
ほとんどの方にとっては難しくない質問でしょう。
そうです。正解は「ヒップ/hip」。
※左右含めてhipsと複数形で使うことが多いみたいです。
服装などに関連して、体の部位を表す英語は日本人でもかなり身近なものです。
特にいわゆる「スリーサイズ」を表すものとして「バスト」、「ウエスト」、「ヒップ」と言ったりします。
でも日本人がイメージする「お尻=ヒップ」というのは、どうも正確ではないらしいのです。
そのことに気がついたのはたまたまYouTubeを見ていたときのこと。
いや誤解のないように言っておきますが、決して「お尻」の動画を見ていたのではありません。
いわゆるオモシロ動画の一場面でした。
動画のタイトルは確か「撮っていなければ信じられなかっただろう(日本語訳)」というもの。
その中にあった海外の幼稚園くらいの女の子とお父さんの会話です。
(以下日本語訳/実際は音声と英文字幕)
女の子 「わたし大きなお尻がほしいの」
お父さん「いや欲しくないでしょ」
女の子 「いいえ、大きなお尻が欲しいわ。…ママのみたいな。」
実はここで使われている「お尻」がなんと「hip」ではありませんでした。
実際に話されていたのは「butt/バット」です。
そもそもhipという言葉もわずか3字の単語で、難しくはありません。
素直にhipを使っても良さそうです。
でも、この小さな女の子が使ったのはbuttなのです。
つまりはhipよりもbuttの方がよりカジュアルな表現なのではないか。
日本語なら「尻」よりも「お尻」、あるいは「ケツ」と言うような。
そう考えました。
そこでネット辞書でbuttを調べてみます。
するといくつかある意味の中に、口語表現としてのお尻、がありました。
さらに「hip butt 違い」でググってみると、意外とヒットがあります。
どうやら英会話学習としては比較的話題になるポイントのようです。
ここから把握した内容をおおざっぱに説明すると、
・英語のhipは、日本語の「お尻」よりも大きなエリアを指す。
・具体的には日本人が「ヒップライン」という言葉でイメージする部分。
・加えてスリーサイズでヒップを測るのにメジャーをグルッと回すあのイメージ。
・日本語でいう「お尻」は、buttにより近い。
・フォーマルな言葉ではbuttockとなる。
ここまで分かると上で書いた会話でbuttが使われているのは自然なことですね。
しかし学生時代から一通り英語を勉強してきた身で、子供が話す「お尻」を知らないとは、ちょっとショックな気分です。
きっと他にも同じような事がたくさんあるのだと思います。
話は少し変わりますが、ビートルズと同時代の「サイモン&ガーファンクル」というデュオの歌手がいます。
私が子供の頃、初めて聴いた洋楽でした。
彼らの「アメリカ/America」という曲があり、
その歌詞の中に「ミセス・ワグナーズ・パイ」という言葉が出てきます。
「タバコ1箱とワグナー夫人のパイを買いました(訳詞)」という一節なのですが、
以前までは、とある何処かにいるワグナーさんがパイを作っているんだな、と思っていました。
しかしごく最近になって、実は当時、アメリカ東部のチェーン店?として
『ミセス・ワグナーズ・パイ』というブランド(商標?)があったのだという事を知りました。
恐らく、日本でいうなら「ミスタードーナツ」のことを、ドーナツ氏という人の名前だと誤解していた、という感じになるのでしょうか。
「お尻」の件とあわせて、知っているつもりで実は知らなかった、ということが意外とあるものだと思ったのでした。