re-tokyoの業務日誌

(株)東京住宅センターの店長が、日々の業務や出来事を心の赴くままに綴ります。

京都アニメーション

2020-07-18 12:57:50 | 日記
京都市のアニメ制作会社「京都アニメーション」の悲劇から1年が経ちました。

悪意を持った放火によって70人近い死傷者が出た大変悲しい事件でした。



私はいわゆる「ガンダム世代」なので、今でもアニメというものに特に抵抗感は無いのですが、

さすがに社会人になってから見るのはスタジオジブリの映画くらいになっていました。

そんな時に「これは面白いな」と思った作品が二つあります。



1つは、妖怪の姿が見える高校生とその妖怪達との交流を描いた「夏目友人帳」。

だいぶ前のことですが、夜中に目が覚めてふとつけたテレビで放送されていたのでした。

少女漫画が原作ですが、心を打たれるストーリーが大人にも魅力です。

既に6期まで映像化されました。



そしてもう1つが京都アニメーションが2012年に制作した「氷菓(ひょうか)」でした。

米澤穂信(よねざわほのぶ)原作の青春ミステリー小説をアニメ化したものです。

ストーリーもさることながら、映像化にあたって原作者の出身地である岐阜県高山市を物語の舞台とするべく、

制作スタッフの手によって当地の綿密な取材が行われ、主人公の通う高校を始めとして細部にわたって背景が描き起こされています。

もっともこの作品を私が知ったのは、テレビ放送から5年ほども経ってから、YouTube上にアップされていたものを見てです。

しかしネット画面上でも映像の美しさが伝わってきて、人生で初めて買ったブルーレイがこの作品になりました。



私は京都アニメーションの他の作品についてはほとんど知りません。

しかし大変残念なことに、この氷菓を制作した監督やキャラクターデザイナー、色彩設計者など

多くのスタッフが事件の犠牲者となりました。

彼らの生み出した作品を知っているだけに本当に残念でなりません。



あらためて負傷された方にお見舞い申し上げると共に、

犠牲になった方のご冥福をお祈りしたいと思います。

2度とこの様な事件が起こりませんように。


京都アニメーション 「氷菓」のページ
http://www.kyotoanimation.co.jp/kotenbu/