re-tokyoの業務日誌

(株)東京住宅センターの店長が、日々の業務や出来事を心の赴くままに綴ります。

火災警報器の大切さ

2019-02-03 15:24:40 | 業務日誌
この1ヶ月ほどの間に、一戸建ての火災によって家族みんなが被災するという痛ましいニュースが続いています。

そこから改めて感じるのは住宅用火災警報器の重要性です。



2006年に消防法が改正されて一般家庭にも火災警報器の設置が義務づけられ、

寝室、キッチン、階段ホールに警報器を付ける事になりました。

しかし特に各個人の自宅については法律上はともかくとして、

誰か第3者が点検に来る訳ではないので、結果として各人の自己責任になっています。



最近の火災事故の現場において、実際に火災警報器が設置されていたかどうかは明らかではありません。

ただ火災警報器が煙等を感知した場合はかなり大きな音で

「火事です、火事です」

と警報を鳴らしますので、

もしきちんと設置されていたなら、家族全員が命を落とすような結果にはならなかったのではないかと思うのです。



お正月のNHKである番組が放送されていました。タレントの出川哲朗さんが出ていた番組です。


採石場に一戸建てを模した建物を設置し、実際に火災を起こして、

それからどの様に燃え広がっていくかを実験していました。

1階の居間で火災が起きた想定です。


室内の戸がきちんと閉まっている場合、2階の部屋では階段ホールに煙が充満し始めて

ようやく火災に気がつくといった状態でした。

その時点で1階の居間は大きく炎上しており、既に1階へ降りての避難はかなり困難になっていました。

場合によっては2階の人が状況を確認しようと階段への扉を開けた瞬間、

一酸化炭素を始めとする有毒ガスによってあっという間に意識を失い命を落としてしまうかもしれません。



先日ホームセンターに行ったのですが、市販されている住宅用火災警報器は一つ2,000円程度です。

3個セット5,000円というものもありました。

せいぜい脚立とドライバー程度があれば自分での取り付けもできるものです。

まだ設置していないというお宅があれば強くお勧めします。

命あっての物種ですからね。