re-tokyoの業務日誌

(株)東京住宅センターの店長が、日々の業務や出来事を心の赴くままに綴ります。

リフォームは和製英語でした

2015-08-28 19:18:29 | 業務日誌
不動産業や建築業ではよく使われますが「(部屋を)リフォームする」という言葉がありますよね。
日本語では「改築する」、あるいは「改装する」と言った意味で、
特に我々の専門用語というわけでもなく、今はごく一般に使われる様になっています。



実は、私の子供が今年から中学生になり、一緒に勉強をしようということでNHKの「基礎英語」を毎日聞いています。
先日、その中でこの「リフォーム」という言葉が取り上げられていました。


「おじいちゃんが自分の家をリフォームした」という本文の内容だったのですが、
英文では「renovate/リノベートする」という言葉になっていました。

そこで日本人講師がネイティブの女性講師に「英語ではreform/リフォームという言葉を使いますか?」と尋ねたところ、
答えは「Absolutely not!(絶対に使いません)」でした。

こんな時は、renovateでなければ「remodel/リモデル」あるいは「rebuild/リビルド」と言うそうです。


ならばreformは何なのかと改めて調べてみると、
「(制度、システムなどを)改善する、改正する、改革する」という意味で、やはり本来は建物関係には全く関係ないようです。




しかしネットで「リフォーム」で検索してみると、
ありとあらゆる大手企業が「建物の改築、改装」の意味で使っていることが分かります。


和製英語は滑稽なものとして取り上げられることが多い訳ですが、
こんな身近にもそれがあると思いませんでした。
気を付けないといけませんね。


三陸を訪れました

2015-08-21 12:58:48 | 日記
みなさん、夏休みはいかがお過ごしでしたでしょうか。

当社も昨日から営業しております。



私はお盆休みに家族旅行で東北へ行ってきました。
青森、秋田県境にある十和田湖にも行ってきたので、走行距離もなんと1700キロを超えてしまいました。


さてこの旅行中に、津波の爪痕を子供達にも見せようと思い、岩手県の三陸を訪れました。

私自身は2年前にも三陸の様子を見に来ています。
今回は釜石から石巻まで半日かけて車を走らせましたが、
印象的だったのは陸前高田や南三陸町など壊滅的な被害を受けた街の様子が一変していたことです。


2年前に来た時は、どちらの街も震災ガレキがようやく片付いて、
被害地域には広大な土地が広がっているという印象でした。

元々そこには何も無かったかの様に、街の端から端まで遠くが見通せたことが記憶に残っています。


2013年6月の南三陸、志津川の市街地の様子。右にあるのが津波襲来時に完全水没した「防災庁舎」です。




しかし現在は街の再生工事が本格的に始まっており、土地のかさ上げ工事が大規模に行われていました。

町中を高さ10数メートルの土の山が埋め尽くしていて視界を塞いでいます。
また、以前は元々の街路がまだ通行できて、それが街の面影を残していましたが、
国道などの主要道以外は工事のためにほとんどが封鎖されて通行できなくなり、
街の旧来の様子をうかがい知ることは出来なくなってしまいました。


※道路は大型車が行き交い、路肩など駐車スペースがなく今回は撮影できなかったので、下記写真はお借りしました。
※引用元/南三陸町・公式ブログ。2015年3月29日の記事より。
※公式ブログ「南三陸なう」URL http://minamisanriku-now.blogspot.jp/ 

この道路は国道ですが、迂回のために作られた「元は無かった」道路です。



写真左に防災庁舎の3階が確認できます。


子供に防災庁舎を見せようとしたのですが、国道から目の前に見える防災庁舎に直接道路が繋がっておらず、
どこから入って良いか分からなかったため、そのまま通り過ぎることになりました。

後から調べると海側から大きく迂回する必要があるようですね。


街の様子の激変ぶりに、その土地と全く無縁の私でさえ、何とも言えない寂寥感の様なものを感じてしまいました。
地元の方であればなおさら、復興や防災のためとはいえ、見知った風景が変わっていってしまうことに抵抗があるではないでしょうか。

新しく生まれ変わる街が、一日も早く以前の様な賑わいを取り戻すことを願わずにはいられません。

初記事。たっぷりと水分補給をしましょう

2015-08-02 11:53:16 | 日記
初記事になりますが、くどくど挨拶を書いても仕方ないと思いますので、早速本文に行きます。ブログ投稿に慣れるまでは、ぐだぐだが続くでしょうがご容赦頂きたいと思います。



連日、ひどい暑さが続きますね。そこでふと思い出したことがあります。


ずいぶん前のテレビで見たことです。確かNHKだったと思いますが、水分補給に関する実験をしていました。被験者は若い3人の男性で、それぞれ一定の距離を登山してもらいます。



一人目は水分補給は一切しません。そのまま全く水も飲まずに最後まで登り切ります。

二人目は登山中、いつでも好きなだけ水分補給をして構わない人。一人目と比べれば楽に見えますね。

三人目はお医者さんが計算し、指示された分だけ水分補給をする人です。


登山後に皆から採血をして、血液中の乳酸値を計測します。ご存じの通り、乳酸値が高いと筋肉に疲労が溜まっていることを示します。

ここまで聞けば、水を全く飲まない一人目は論外として、3人目が一番疲労しないのだろうということはすぐお分かりだと思います。何と言ってもお医者さんがバックにいるのです。でもこれでは当たり前すぎて、おもしろくも何ともない話ですよね。


びっくりするのはここからです。

水分補給をした二人がどれだけ水分を取ったのかを比べます。するとなんと、補給量が一番多かったのは好きなだけ飲むことの出来る2人目ではなく、お医者さんの指示に従った3人目だったんです。

この番組を見ていた当時、2人目は好きなだけ飲めるから、ガブカブと大量に水を飲んでしまい、その結果として飲み過ぎで疲労が増すのだと予想していました。


ここから分かるのは、疲労を抑えるためには自分の飲みたいだけよりも更に多くの水分を補給する必要があるということです。スポーツ後の疲労回復をする方は気を付けてみて頂きたいと思います。

※熱中症対策で水分を補給する場合は、水分と一緒に塩分等も補給する必要がありますのでご注意下さい。