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re-tokyoの業務日誌

(株)東京住宅センターの店長が、日々の業務や出来事を心の赴くままに綴ります。

保険の大切さ

2018-11-17 14:20:27 | 業務日誌
先日のニュースで報道されていましたが、来年秋より火災保険料が値上げされるそうです。

確かに今年は中国地方での豪雨災害や北海道での地震など、

多くの自然災害があって火災保険の支払いが多かったというのもうなずける話です。



実は私の自宅でも10月上旬の台風での強風による被害がありました。


建物自体は大丈夫でしたが、駐車場の伸縮門扉が風で曲がり、折られてしまいました。


我が家は2011年春の建築です。

ちょうど東日本大震災後の完成でした。


根が心配性なのと、長期一括払いでは保険料の割引があるので、

その際に30年の火災保険に加入しました。

記憶では、30年一括払いだと3割ほど保険料の割引があったはずです。


内容はほぼフルサポートで、当時の領収証を見ると

地震保険も含めて約60万円の保険料を一括で支払っていました。※現在では最長10年間です。

今回の事故でほぼ同じ約60万円、修理費用等として火災保険金が支払われる事になったので、

保険料としては元を取った事になります。



自動車保険と違って火災保険は、使うと自身の保険料がすぐ値上がりする訳ではありませんし、

私の場合は今回支払いを受けても

まだ20数年は昨日のニュースでの保険料値上げの影響も受けずに保険期間が続きますから、

長期で入っていた甲斐がありました。



以前にも火災保険について取り上げた事がありますが、

ご自宅が火災保険に加入しているか、

またそれはどんな内容なのかを再度よく確認されることをお勧めします。

何かあってから後悔したくはありませんよね。

北京が「ペキン」でない不思議

2018-10-15 12:39:28 | 業務日誌
早速ですが「北京」と漢字で書いたら皆さんはどう読みますか。

「ペキン」ですよね。そう中国の首都です。

日本語読みで「ほくきょう」「ほっきょう」とは誰も言わないでしょう。


まあ読み方で分かる訳ですが、ペキンという読みは日本語ではないという事です。

「そりゃ中国語に決まってるだろう」とおっしゃるかもしれませんが、ビックリする事に中国語でもありません。

本来の中国語では、北京は「ベイジン」と発音します。実は英語でもこれに合わせて「ベイジン/Beijingです。


それじゃいったい「ペキン」とは何なんだ、という話になるのですが、調べてみるとかなり昔の中国南部の方言が由来になっているようです。


実は中国に関してこういったことはいくつかあります。


例えば日本でも有名な街、「香港」。

日本語では「ホンコン」ですが、これは中国語では「シアンガン」


日本語で「アモイ(厦門)」と呼ばれる街がありますが、これも「シアメン」


一方、「上海」は中国語でも同じ「シャンハイ」です。なぜだか少しホッとしますね。


地名を少し外れますがコメディアン、ナインティナインの岡村さんが以前出演した香港映画の「無問題」。

これを「モウマンタイ」と読みました。

しかし本来の中国語では「没問題」と書いて発音は「メイウェンティ」です。


これらはいずれも中国南方の言葉、広東語などに由来するそうです。


 中国は国土が非常に広大であるため、首都北京などのある北方と香港などの南方では、

ほぼ別の言語と言っていいほど言葉に違いがあります。

日本語を勉強した北方の中国人にとっては、「日本語の方がよほど理解できる」と言うほどの違いらしいです。

そのため北京で話される言葉をベースに「普通話/プートンフア」と呼ばれる全土に共通の「中国語」が公用語として第2次大戦後に決められました。


 とある中国通ビジネスマンのブログで書かれていたのですが、

特に南方に住む中国人にとっては、普通話は日常使う言葉と大きく違うため、「学校で勉強して覚える言葉」といってもいいそうです。

日本人が学校で英語を勉強する感覚ですね。

そのためそれぞれの学力や経験の違いによって普通話がうまく使える人と使えない人がいるそうです。

また中国は西部にやはり広大なチベット高原がありますが、そこに住む人ももしかしたら同じなのかもしれません。


私たちが日本で勉強する「中国語」はこの「普通話」になります。

中国人でも中国語をうまく話せない人がいるというのは、広大な中国ならではの話で非常に興味深いですね。



ちなみに中国の現在のトップ、習近平氏。

ほとんどのニュースでは「しゅうきんぺい」と漢字の音読みですが、

本来の中国語では「シージンピン」になります。

テレビが映らない

2018-09-29 12:56:43 | 業務日誌
先日のことですが、あるアパートの入居者の方から当社に不具合の相談がありました。

「テレビが映らなくなった」とのことでした。


確認してみるとその建物は屋根の上に地デジのアンテナを立てて信号を受信していました。



まず最初にある程度、原因の切り分けをしなければなりません。

それをせずに業者さんを動かしてしまうと、見当違いの事で余計な調査費用が発生してしまう可能性があります。


大きな分け方として2つ。

1.建物の不具合

2.入居者側の原因


対応の費用が発生する場合、1なら大家さん、2なら入居者自身の負担です。

こちらとしてはその点に注意が必要になるのです。


例えば、電気工事業者さんに見てもらった結果、コンセントが抜けていたり、室内配線の不具合だったり、

テレビそのものの故障だったという場合、業者さんに出向いてもらうという事だけでも出張料が発生する場合があります。

建物の不具合でなければ、費用は入居者の自己負担になりますよ、という事です。

その場合に、入居者が負担に納得してくれなかったりするんですね。


さて話を戻しますが、話によればテレビが映らなくなったのは朝からとのこと。

その当日は特に雨も降らず、風が強いわけではありませんでした。

経験上、受信トラブルは風雨によって不具合が出る事が多いです。

もちろん経年劣化で急に不具合が発生する事も可能性はありますが、まずは気象条件による可能性は低いと判断します。

テレビの画面上に受信できない旨のエラーメッセージが表示されるとの事なので、コンセントの問題でもなさそうです。


次にするのは他の入居者への確認です。

他のお部屋でも同じ不具合が起きていることが確認できれば、入居者側でなく建物設備上の不具合だとほぼ判断できます。


さて翌日、まず現地へ行くと、下から見る限り特にアンテナの倒壊などの不具合はなさそうです。


さらに他の入居者の方と連絡が取れました。

聞けばテレビが受信できない事に加えて、外廊下の共用灯が消えているとの事でした。


ここまで分かれば、さらに原因部分を絞り込むことができます。

アパートやマンションなど、建物に複数の住戸がある場合、各部屋の電気回線とは別に共用部用の電源(回線)が独立して用意されます。

廊下の共用灯などの他、テレビやインターネット用の通信回線の設備へもここから電気を供給しています。

テレビの信号について言えば、アパート等では「ブースター」を利用してアンテナで受信した信号を増幅する必要があります。

そのまま各戸に信号を分けたのでは弱くなってしまうからです。

このブースターの電源は共用電源から供給されていますので、

もし何らかの原因で共用電源部に不具合があれば、テレビは映らなくなり、共用灯も消える事になります。


早速、電気工事業者さんに現地で確認してもらうと、

共用電源部のブレーカーに問題があり、ブレーカーを上げていてもその先へ電気が送られていない事が分かりました。

つまり今回のトラブルの原因は共用部ブレーカーの経年劣化でした。

さらに業者さんによれば、この部分は自分たちではなく、東京電力側の守備範囲になるとの事でした。



その後、当社から東京電力へ手配をして無事、復旧することができました。



自分の持ち家のことであれば、業者への手配や修理費用等のことも含めて自分自身の事だけを考えればいいのですが、

こと賃貸物件となると入居者、大家さんと配慮すべき相手が増えます。

これが漏水トラブルなどになってくると「緊急性」も考慮する必要が出てきます。


トラブルが発生したとき、管理会社は意外といろいろな事を考えているのだと知って頂ければ幸いです。

高津区民祭が開催されました

2017-08-01 14:25:05 | 業務日誌
先日の7月30日(日)に「高津区民祭」が開催されました。


昭和49年(1974年)に始まった区民祭は今年で44回目となります。





高津区民祭は川崎市内では最も早く始まった区民祭です。

そもそもは高津区内の地元有志が集まり、区民のためのお祭りを開こうと民間主導によって開催が準備されました。

聞くところによれば、高津区民祭が始まったことをきっかけとして他区でも区民祭が開催される様になったそうです。



高津区民祭の他区との大きな違いは、まず「夏」のお祭りであること。

他区は全て秋に開催されています。

昨今で言えば、熱中症には注意しなければいけませんが、

逆に「祭の熱気」には相応しい時期といえるのではないでしょうか。



そしてもう一つの特徴が「公道」を中心会場として行われることです。

他区では公園内もしくは区役所敷地内等で開催されるのですが、高津区民祭だけは市内で唯一、

国道246号に並行する「大山街道」1.5キロメートルを6時間、全面通行止めにして行われます。





始まった当初、公道で開催するための警察との交渉が大変な高いハードルだったそうです。

恐らく行政主体であったなら公道開催は実現しなかったのだろうと思います。




私も数年前までは区民祭実行委員会に加わってパレード準備を担当していました。

現在では立場を変えて、町内会、商店会側から区民祭当日のお手伝いをしています。




前日の29日は夕方から雨が土砂降りとなりましたが、

当日は暑いながらも薄曇りとなり、ちょうどいい天候となりました。

私はここ数年、二子新地駅近くの第1ブロックで町会の方と一緒になってパレード警備をしています。

写真はその合間に撮ったものです。


パレードの写真をご紹介したいところですが、パレード通過中は警備があるため、

残念ながら撮影の余裕はありませんでした。



二子新地駅の向こう側にあるスタート地点を出発した各パレードは、

第1ブロック前の交差点を左折して大山街道を溝の口方面へ南進していきます。

(上記2枚目の写真がその交差点)




(第1ブロックから溝の口方面)






私自身も民間主体の区民祭実行委員会に参加したことで、

仕事と関係なく、地元のお祭りを盛り上げようと多くの地元人が一生懸命に準備をしていることを知りました。



今日1日の開催のために、半年近く前からたくさん人が関わって祭の準備が行われています。

各地の多くのお祭りには、実はそんな1面があることを知って頂けたら幸いですね。



火災保険を確認しましょう

2016-12-27 17:14:48 | 業務日誌
今年もあと数日を残すのみとなりました。最近はいつも言う台詞ですが、時間の経つのはあっという間ですね。






先日の糸魚川の大火。被災された方は大変お気の毒様でした。一刻も早く、これまでの日常を取り戻されることを心よりお祈りいたします。



ネット上の記事にもなっていましたが、このような大火の場合にその損害は一体どうなるのかが気になるところです。

日本の場合には明治時代に出来た「失火の責任に関する法律(通称「失火法」)」が現在においても有効です。
(参照ウィキペディア


従って火元の中華料理店に損害賠償を求めるのは恐らく無理でしょう。

つまり被災された方がもし自分自身で火災保険に加入していなかった場合には、

その損害は自身で全て負わなければならないということを意味します。


地元自治体の発表では、残骸の片付けに関しては支援を行うそうですね。

今回は大火となったが故に「災害」として支援を受けられることになったわけで、まさに不幸中の幸いといえるでしょう。





これが大火でなかったら、

単なる火災で済んでいたら、

行政の支援も無く、保険の加入の有無がまさに被害者の人生を大きく左右することになるといっても過言ではないと思います。

(もちろん今回被災された方も同様に人生を狂わされたことは言うまでもありません)





未だ住宅ローンの返済中の方でしたら、保険に加入している可能性が高いでしょう。

が、逆に昔からの建物にお住まいでローンも無いという方、

あるいは1つの賃貸物件に昔から住んでいるという方は、

火災保険未加入の可能性があります。


この年末年始によく確認されることをお勧めします。



来年も皆様にとって良い1年となることをお祈りいたします。

新年もどうぞよろしくお願いいたします。