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実質消費税率

2021-08-18 | 経済

筆者・・・本当にお久しぶりです、また読者の皆様相変わらずのコロナ禍どうお過ごしでしょうか?感染することなく元気でいらっしゃる事を祈りつつ、本日は予告をしたままになっていた実質消費税率の表の解説やコロナ禍の日本の現状・将来の展望についてのお話です。それでは早速ですが実質消費税率の表の解説からお願いします。

 

Razi・・お久しぶりです。前回がいつだったかほぼ記憶にない位間が開いてしまいましたね。

表についてですが、想定はアルバイトでやや多めですが年収200万円のAさんと正社員で年収500万円のBさんの比較です。

Aさんは年収200万円をすべて生活費として使っていて(リブ係数100)そのうち年間42万円をアパートの家賃に充てています。

Bさんは年収500万円のうちの350万円を生活費として使っていて(リブ係数70)そのうち年間78万円をマンションの家賃に充てています。

 

筆者・・・つまりAさんはいわゆる貯蓄0世帯、Bさんは150万円を貯蓄や投資に回しているという事ですね

 

Razi・・その通りです。そこでテーマの消費税ですが家賃には掛からないので使っているお金から家賃分を引いた分に10%掛かるとしてまずは実際に支払っている消費税を出します。

するとAさん15.8万円、Bさん27.2万円となります。

ここで収入に対して何%消費税を支払っているかを計算すると年収200万円のAさん7.9% 年収500万円のBさん5.44%となります。

 

筆者・・・収入の少ない人程税率が高くなるのが消費税と言えますね。

Razi・・これが年収3000万円、1億円と上がってくると限りなく0%に近づいていきます。日常の生活に必要な買い物はせいぜい30万円程度でしょうから。

 

筆者・・・資本主義の原理原則の累進課税が全く機能しませんね

Razi・・日本の場合個人消費がGDPの成長を支えているわけですが、この個人消費を冷え込ませる消費税は言わばデフレ化税であってこの25年日本だけが世界の経済成長から取り残されてしまっているのもこの消費税が一因です。

筆者・・・一因というより最大の原因のように思うのですが

Razi・・まず国がお金を出さない、言い換えると国民経済サイドにお金を回さない事がデフレから抜け出せない何より最大の原因です。このblogで再三申し上げてきていますが、初めに政府が国民経済サイドに投資をする(お金を出す)、するとそのお金が移動しお金は増えていくわけです。

ここ数年で唯一2013年だけはこれが機能したのです。

筆者・・・つまり経済成長があった。2013年モデルを継続させていたら日本もGDPが伸びたという事ですね、でも結局ひたすら景気を悪化させてしまった。何を間違ったのかあるいは2014年以降は何が違ったのか?

 

Razi・・まず挙げられるのは先ほどの消費税増税しかも2度やってしまった。強制的に買わされる10万円の消費税という商品を20万円に値上げしたのです。多くの国民は貯蓄0つまり使えるお金はほとんど生活費に消えてしまっているわけですから増税分モノを買うお金を減らされた事になります。つまり社会全体をみるとその分モノやサービスが売れなくなってしまった、つまりデフレです。しかもこのお金は(政府の借金返済)という国の経済成長とは何の関係もないところに消えていっただけです。

筆者・・・経済成長のために出さなければいけないところに出さず、取ってはいけないところから取ってしまった。そして集められた税収をこれまた経済成長と無関係のところに流してしまったために我が国だけが経済成長から取り残されたわけですね。

Razi・・そうです。

 

筆者・・・コロナで景気もボロボロですが色んな機関が今後の世界経済について中国8%超え、先進国5%~6%程度成長するであろうと予測をしているのに関わらず、わが国は2%程度と予測されてしまっています。彼らはなぜこのような予測をしているのでしょう?

Razi・・この状況でわが国だけが国民経済サイドにお金を出していないためで(給付金等の保証)生命もですが財産も多くの国民が犠牲にしているためで、仮にコロナが収まったとしてもその時国民は経済活動に回せるお金を持ち合わせていないのです。廃業・倒産も相次ぎ特にアルバイトや派遣からの失業者も多く出してしまいました。貯蓄0の人たちは家族を頼って生きているのが現状だと思いますよ

筆者・・・なるほど仮に生き残った企業やお店もモノやサービスを買ってくれるお客さんがいないわけだからコロナ後も売り上げはそんなには期待できない、しかし例えばアメリカでは失業手当とは別に月15万円程度支給されてますから、すぐに職に就こうとしない人達を生み出してしまった一方コロナ後消費に回すお金は持っているので前年比6%以上の成長を期待できる。我が国にはそれがない事を世界の目が見ているという話ですね。

長くなりましたので今回はここまでで次回必ず続きをやりましょう

 

それにしても前回からあまりにも長い時間が空いてしまった事をお詫びして

さようなら

 



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