「ねぇ、あのさー。もうすぐ未来になるってよ。知ってた?」
まだ、未来って言葉を知らなかった小学校入りたての頃、前の席の同級生がそう言ったのを鮮明に覚えてる。
未来になる?もうすぐ?
訳が分からず、家に帰って
同級生が言った、そっくりそのまんまを親に言った。
「あのね、未来っていうのはすでにその日にはないの。明日未来って言っても明日になったら、もう未来じゃないの。」
ふんわりと分かったような未来を、
どことなくワクワクで、どことなく得体の知れないものを頭に心に浮かべ、物心ついた大人を想像してた
子供の頃。
過去は、既に、手も届かない所まで
来たけれど。。
そんな滑稽な一瞬を
何かの弾みで思い出してしまうもんだな。と
なんとなくキューンと
思いを馳せる昨夜でありました。