響きあうA"LIFE & ~『ピッコロの冒険』~

ピッコロの自分探し、広大な内なる意識へと冒険の旅の物語
&つれづれの内なる対話、 A"LIFE&ONENESS

『アラビアンナイト』2もうひとつの遺産エドモンド.デュラック(Edmund Dulac)

2010-10-01 18:02:16 | エクセレントなアーテストへのオマージュ
さて、このアラビアンナイト全体がどう面白いかとなると、私の筆力では、とても表わしきれません。

そこで、私は、素晴らしい挿絵画家の作品をご紹介することにいたします。
E.デュラック のアラビアンナイトとシンドバットの冒険の挿絵をスライドショウにしてみました。
どうぞ、フルスクリーンクリックして、次に画面の下の右のマーク、ウィンドウマークをクリックして、最大の大きさで見て下さいね。
(このスライドショウは30日後に消えますが.その時はご了承を...)

デジブック 『アラビアンナイト』 mGMCvCmoQExOSegB5IhVa]


エドマンド・デュラック Edmund Dulac(1882 - 1953)は  
1882年、フランスのトゥールーズ生まれ。フランスで美術教育を受け、イギリスに渡り、チャンスを得て、数々の業績に輝きます。そしてイギリス国籍を取得。

20世紀初め、イギリスで挿絵入りの本がギフトブックとして黄金期を迎えていた頃、アーサー・ラッカムと並んで、最も人気のあった画家。
この二人は史上最高のイラストレーターと称されているそうです。

彼は浮世絵の影響を受けていて..、また、インドのミニアチュアール(細密画)、中国の絵画にも通じていたそうです。
なるほど...素敵なわけです.!

特にアラビアンナイトなどの絵はドラマチック、エキゾチック、奇想天外さに、幼ごころがわくわくします。

たしかに、全体の構図など、浮世絵の斬新さが見て取れますね。それぞれの人物はもちろん、背景や建物等の細部とか、..ゴージャスで見応えがあります。



アラビアンナイトの物語を充分に楽しむには、東洋文庫の アラビアン・ナイト全集 が、読みやすかったように思います。
(前嶋 信次 (翻訳) この全集は、初めてのアラビア語からの翻訳で、カルカッタ版と言われています)

子供の頃から、漠然とは、その存在を誰もが知っていて、それでも、本当の内容は意外と知らずにいたりしませんか?

いざ、読むとなると、この18巻と別巻一冊はおおげさですが、千夜一夜のごとくに、読みつなげていけるに充分な面白さですから...、
さりげなく図書館の隅にある、古色蒼然とした東洋文庫の書架にしのびよっては如何でしょう?好きな分だけ読み進めば、思わず知らずに読めてしまうような..。思うにファンタジーとかお気に入りの漫画とか..そんな感じで、癖になるみたいな類いのものですね。

面白い読みどころは色々ありますが..
そのあたりについては
抜粋と解説が愉快に述べられてるサイトがあります。
ご覧下さい。シンドバットのページを開けてみましょうか..。
http://www.syugo.com/3rd/germinal/lecture/1001nuits/recits/recit.cgi?04413

それと、専門的知識、成り立ちや原本版の種類等、興味深いお話などの、美しげなサイトが、ここにあります。それに電子書籍も読めますよ!
http://www.jttk.zaq.ne.jp/arabian_nights/galland_index.html




スライドショウに使用したアラビアンナイトとシンドバットの画像は、下のサイトからピックアップしました。
http://dulac.artpassions.net/
このサイトにはデユラックの人魚姫や美女と野獣、童話集などの作品もそろっていますよ。








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