朝5:00 東北東の空に陽が昇って来た。低い周囲に薄い白い雲があるが、今日は、充分晴れである。結構 清清しい空である。
アクチニウム Ac (Actinium) 原子番号 89 原子量 227.0278
アクチニウムとは、89の陽子と89の電子で構成されている原子。
核の中に陽子89と、
135εε,ε,β- の中性子を持つアクチニウム原子 89Ac224 (9.1:α崩壊→87Fr220,
90.9:電子捕獲→88Ra224, <1.6:β崩壊→90Th224, 半減期 2.78時)と、
136εε の中性子を持つアクチニウム原子 89Ac225 (6/100億:炭素放出→83Bi211,
α崩壊→87Fr221, 半減期 10日)と、
137εε,ε,β- の中性子を持つアクチニウム原子 89Ac226 (6/1000:α崩壊→87Fr222,
17:電子捕獲→88Ra226, 83:β崩壊→90Th226, 半減期 29.37時)と、
138εε,β- の中性子を持つアクチニウム原子 89Ac227 (1.38:α崩壊→87Fr223,
98.62:β崩壊→90Th227, 半減期 21.772年)と
139β- の中性子を持つアクチニウム原子 89Ac228 (β崩壊→90Th228, 半減期 61.5時)と、
140β- の中性子を持つアクチニウム原子 89Ac229 (β崩壊→90Th229, 半減期 62.7分)と、
141β- の中性子を持つアクチニウム原子 89Ac230 (β崩壊→90Th230, 半減期 122秒)の、
放射性同位体がある。
アクチニウムとは、第3族・稀土類・アクチノイド系列元素。 常温、常圧で、立方の結晶構造で、暗所では青白く光る銀白色の金属。 原子価は、+3価である。 比重 10.06。 湿った空気中では、酸化被膜を形成する。 酸素と反応して、酸化アクチニウム(Ac2O3)、水と反応して水素ガスを発生させて、水酸化アクチニウム{Ac(OH3)を作る。 溶液は無色で、化合物は白色である。
融点 1050℃
沸点 3200℃
アクチニウムは、ギリシア語の「放射線」(aktis)に因んで命名。
アクチノイドは、89 アクチニウムから103 ローレンシウムまで、5f軌道に電子が1個ずつ詰まっていく。 アクチニウムでは、5f軌道の電子がゼロ、6d軌道に1個の電子、7s軌道に2個の電子が詰まる[5f-0,6d-1,7s-2]。 トリウムは、5f軌道に電子が1個、最後のローレンシウムは、5f軌道の電子が14個全てが埋まる。(いくつか例外あり)
アクチノイド収縮 -- 5f軌道から詰まっていくため、6d、7s軌道の電子は、5f電子による遮蔽効果より、原子核からの影響を受け、原子番号が大きくなるほど、原子半径、イオン半径が短くなる。
アクチニウムは、ラジウム227(88Ra227)を中性子で攻撃して、アクチニウム227(89Ac227)にする。 天然には、ウラン鉱石の中に、アクチニウム壊変系列中の 89Ac227 のアクチニウム227(半減期 21.772年), トリウム壊変系列中の 89Ac228 のアクチニウム228(半減期 61.5時)が微量含まれる。
◎壊変系列(壊変系列をつくる放射性核種はα崩壊を含み、質量が4の倍数に関連)
★ トリウム系列(4n) -- 親核種がトリウム90Th232で、6回のα崩壊と4回のβ崩壊で、鉛の 82Pb208 となる壊変系列。モナズ石, トール石に含まれる。
★ ネプツニウム系列(4n+1) -- 親核種が84Pu241で、途中の93Np237が最長の半減期で214万年。 93Np237から、7回のα崩壊と4回のβ崩壊で、ビスマスの 83Bi209 となる壊変系列。天然放射性核種ではないので、天然には存在しない。
★ ウラン系列(4n+2) -- 親核種が92U238で、8回のα崩壊と6回のβ崩壊で、鉛の82Pb206 となるの壊変系列。半減期が45億年で、地球の程同年で、天然に存在している。
★ アクチニウム系列(4n+3) -- 親核種が92U235で、7回のα崩壊と4回のβ崩壊で、鉛の82Pb207 となる壊変系列。半減期が7億1千万年だが、天然に存在している。
92U235-α崩壊 → 90Th231-β崩壊 → 91Pa231-α崩壊 → 89Ac227(半減期 21.772年)-α崩壊,β崩壊 → 87Fr223,90Th227-------→ 82Pb207

アクチニウムとは、89の陽子と89の電子で構成されている原子。
核の中に陽子89と、
135εε,ε,β- の中性子を持つアクチニウム原子 89Ac224 (9.1:α崩壊→87Fr220,
90.9:電子捕獲→88Ra224, <1.6:β崩壊→90Th224, 半減期 2.78時)と、
136εε の中性子を持つアクチニウム原子 89Ac225 (6/100億:炭素放出→83Bi211,
α崩壊→87Fr221, 半減期 10日)と、
137εε,ε,β- の中性子を持つアクチニウム原子 89Ac226 (6/1000:α崩壊→87Fr222,
17:電子捕獲→88Ra226, 83:β崩壊→90Th226, 半減期 29.37時)と、
138εε,β- の中性子を持つアクチニウム原子 89Ac227 (1.38:α崩壊→87Fr223,
98.62:β崩壊→90Th227, 半減期 21.772年)と
139β- の中性子を持つアクチニウム原子 89Ac228 (β崩壊→90Th228, 半減期 61.5時)と、
140β- の中性子を持つアクチニウム原子 89Ac229 (β崩壊→90Th229, 半減期 62.7分)と、
141β- の中性子を持つアクチニウム原子 89Ac230 (β崩壊→90Th230, 半減期 122秒)の、
放射性同位体がある。
アクチニウムとは、第3族・稀土類・アクチノイド系列元素。 常温、常圧で、立方の結晶構造で、暗所では青白く光る銀白色の金属。 原子価は、+3価である。 比重 10.06。 湿った空気中では、酸化被膜を形成する。 酸素と反応して、酸化アクチニウム(Ac2O3)、水と反応して水素ガスを発生させて、水酸化アクチニウム{Ac(OH3)を作る。 溶液は無色で、化合物は白色である。
融点 1050℃
沸点 3200℃
アクチニウムは、ギリシア語の「放射線」(aktis)に因んで命名。
アクチノイドは、89 アクチニウムから103 ローレンシウムまで、5f軌道に電子が1個ずつ詰まっていく。 アクチニウムでは、5f軌道の電子がゼロ、6d軌道に1個の電子、7s軌道に2個の電子が詰まる[5f-0,6d-1,7s-2]。 トリウムは、5f軌道に電子が1個、最後のローレンシウムは、5f軌道の電子が14個全てが埋まる。(いくつか例外あり)
アクチノイド収縮 -- 5f軌道から詰まっていくため、6d、7s軌道の電子は、5f電子による遮蔽効果より、原子核からの影響を受け、原子番号が大きくなるほど、原子半径、イオン半径が短くなる。
アクチニウムは、ラジウム227(88Ra227)を中性子で攻撃して、アクチニウム227(89Ac227)にする。 天然には、ウラン鉱石の中に、アクチニウム壊変系列中の 89Ac227 のアクチニウム227(半減期 21.772年), トリウム壊変系列中の 89Ac228 のアクチニウム228(半減期 61.5時)が微量含まれる。
◎壊変系列(壊変系列をつくる放射性核種はα崩壊を含み、質量が4の倍数に関連)
★ トリウム系列(4n) -- 親核種がトリウム90Th232で、6回のα崩壊と4回のβ崩壊で、鉛の 82Pb208 となる壊変系列。モナズ石, トール石に含まれる。
★ ネプツニウム系列(4n+1) -- 親核種が84Pu241で、途中の93Np237が最長の半減期で214万年。 93Np237から、7回のα崩壊と4回のβ崩壊で、ビスマスの 83Bi209 となる壊変系列。天然放射性核種ではないので、天然には存在しない。
★ ウラン系列(4n+2) -- 親核種が92U238で、8回のα崩壊と6回のβ崩壊で、鉛の82Pb206 となるの壊変系列。半減期が45億年で、地球の程同年で、天然に存在している。
★ アクチニウム系列(4n+3) -- 親核種が92U235で、7回のα崩壊と4回のβ崩壊で、鉛の82Pb207 となる壊変系列。半減期が7億1千万年だが、天然に存在している。
92U235-α崩壊 → 90Th231-β崩壊 → 91Pa231-α崩壊 → 89Ac227(半減期 21.772年)-α崩壊,β崩壊 → 87Fr223,90Th227-------→ 82Pb207
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