「受験生のための『世界史B』」 もくじ
↑ここから各項目に入れます。
はい、どうもこんにちはセプテンバーでございます。
えーと、ヨーロッパの記事を書いてほしい、という要望があったので、書きます。笑
どうせ時間の流れどおりに書いていったって遅くてハナシにならないんですから、あんまり時系列にはこだわらず、読者の方々から要望が出ればフレキシブルに更新していくことにします。
まあ、ヨーロッパ世界を書きたいだけなんですが←
さて、ヨーロッパ世界!
みなさんは、どんなイメージがわきますか?
今まで、たくさんの「世界」がありました。
ギリシア世界、ローマ世界、東アジア世界……。それぞれが自分ら独自の特色にあふれた「世界」をもち、その中でしのぎを削っていたわけですね。
そんな中でも、ヨーロッパ世界はひときわ魅力的です。
だって、どすぐろいんですもん。笑
[ゲルマン人の大移動]
時はさかのぼって紀元前375年。
現在のヨーロッパのあたりは、ローマ帝国の支配下にありました。
ローマのところでも一度やったと思うのですが、帝国の衰退も著しかったこのころ、
北のほうからなんだかガチムチなやつらが南下してきます。
彼らの名は、ゲルマン人。
本来は北方でのんびり暮らしていた彼らですが、とある民族集団に居住地を脅かされて、逃げてきたのです。
それが、フン人でした。
彼ら、実はよく素性がわかっていません。とりあえずわかっているのは、なんと、アジア系の騎馬民族だったということ。
アジアからヨーロッパまでやってきてゲルマン人を脅かしたというだけでも驚きなのですが、
実は、フン人は「匈奴」だったのではないか
という説があります。
匈奴って、覚えてますよね。
中華王朝をさんざんに苦しめていた、あの異民族です。
こんなふうに世界がつながるって、ちょっとおもしろくないですか?
[相次ぐゲルマン人王国の建国]
さて、そんな諸事情により南下してきたゲルマン人たち。
すでに弱体化しつつあったローマ帝国の軍隊をけちらし(笑)、各地に勝手に国を建て始めます。
やっかいなのは、同じゲルマン人の中でもいくつかの「~人」というグループに分かれていたこと。
まあ、日本でも「九州人」とか言うでしょ、うん。
※資料集の地図で確認!※
1.東ゴート人(ゲルマン人の中でも最強)……イタリア半島に建国
2.西ゴート人(「ゴシック」の語源)……イベリア半島(現在のスペイン・ポルトガル)に建国
3.ヴァンダル人(この部族だけちょっと場所が変わっている)……北アフリカ
4.フランク人(今後、最大の勢力を獲得)……現在のドイツ~フランスに建国
5.ブルグンド人……フランク人と西ゴート人の間に建国(笑)
6.ランゴバルド人……北イタリアに建国
7.アングロ=サクソン人……現在のイギリスに建国
はい、以上です!笑
全部覚えましょう!笑
こういうねー、細かい重箱のスミをつっつくような内容がセンターでは出るんですよ。
まあ、覚えることは覚えなきゃいけないのであきらめてもらうとして←
この7つの部族のうち、有力だったのはフランク王国と西ゴート王国。彼らは、ローマと連合して(!)、フン人の軍勢を迎え撃ちます。
フン人を率いるのは、猛将アッティラ。
「我は第一の槍を投ずる。我に続かぬ者には死、あるのみ」
そう語るアッティラに鼓舞されたフン人は、カタラウヌムの戦いで連合軍と激突。
結果は、フン人の敗北でした。
誰のおかげでフン人どもに勝てたと思ってんだよ!!!
と息まくゲルマン人におされて、476年、西ローマ帝国はひっそり滅亡。
古代は終わり、中世が幕を開けます。
その先陣を切り、そしてその後も西ヨーロッパ世界において幅をきかせていくのがフランク王国です。
ほかのゲルマン人王国は、勢いよく建てたはいいもののすぐに滅亡しちゃうんですね、どれもこれも(笑)
さて、長い長い、暗闇の時代……中世が始まります。
以上、今日はここまで!
まだまだ更新しますね!
◎今日のポイント◎
・ゲルマン人大移動の年代をしっかり覚えておこう!
・ゲルマン人が建てたそれぞれの王国の位置と名前を把握しておこう!
・カタラウヌムの戦いの内容をおさえてよう! ほかの戦いとまちがえないようにね!
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はい、どうもこんにちはセプテンバーでございます。
えーと、ヨーロッパの記事を書いてほしい、という要望があったので、書きます。笑
どうせ時間の流れどおりに書いていったって遅くてハナシにならないんですから、あんまり時系列にはこだわらず、読者の方々から要望が出ればフレキシブルに更新していくことにします。
まあ、ヨーロッパ世界を書きたいだけなんですが←
さて、ヨーロッパ世界!
みなさんは、どんなイメージがわきますか?
今まで、たくさんの「世界」がありました。
ギリシア世界、ローマ世界、東アジア世界……。それぞれが自分ら独自の特色にあふれた「世界」をもち、その中でしのぎを削っていたわけですね。
そんな中でも、ヨーロッパ世界はひときわ魅力的です。
だって、どすぐろいんですもん。笑
[ゲルマン人の大移動]
時はさかのぼって紀元前375年。
現在のヨーロッパのあたりは、ローマ帝国の支配下にありました。
ローマのところでも一度やったと思うのですが、帝国の衰退も著しかったこのころ、
北のほうからなんだかガチムチなやつらが南下してきます。
彼らの名は、ゲルマン人。
本来は北方でのんびり暮らしていた彼らですが、とある民族集団に居住地を脅かされて、逃げてきたのです。
それが、フン人でした。
彼ら、実はよく素性がわかっていません。とりあえずわかっているのは、なんと、アジア系の騎馬民族だったということ。
アジアからヨーロッパまでやってきてゲルマン人を脅かしたというだけでも驚きなのですが、
実は、フン人は「匈奴」だったのではないか
という説があります。
匈奴って、覚えてますよね。
中華王朝をさんざんに苦しめていた、あの異民族です。
こんなふうに世界がつながるって、ちょっとおもしろくないですか?
[相次ぐゲルマン人王国の建国]
さて、そんな諸事情により南下してきたゲルマン人たち。
すでに弱体化しつつあったローマ帝国の軍隊をけちらし(笑)、各地に勝手に国を建て始めます。
やっかいなのは、同じゲルマン人の中でもいくつかの「~人」というグループに分かれていたこと。
まあ、日本でも「九州人」とか言うでしょ、うん。
※資料集の地図で確認!※
1.東ゴート人(ゲルマン人の中でも最強)……イタリア半島に建国
2.西ゴート人(「ゴシック」の語源)……イベリア半島(現在のスペイン・ポルトガル)に建国
3.ヴァンダル人(この部族だけちょっと場所が変わっている)……北アフリカ
4.フランク人(今後、最大の勢力を獲得)……現在のドイツ~フランスに建国
5.ブルグンド人……フランク人と西ゴート人の間に建国(笑)
6.ランゴバルド人……北イタリアに建国
7.アングロ=サクソン人……現在のイギリスに建国
はい、以上です!笑
全部覚えましょう!笑
こういうねー、細かい重箱のスミをつっつくような内容がセンターでは出るんですよ。
まあ、覚えることは覚えなきゃいけないのであきらめてもらうとして←
この7つの部族のうち、有力だったのはフランク王国と西ゴート王国。彼らは、ローマと連合して(!)、フン人の軍勢を迎え撃ちます。
フン人を率いるのは、猛将アッティラ。
「我は第一の槍を投ずる。我に続かぬ者には死、あるのみ」
そう語るアッティラに鼓舞されたフン人は、カタラウヌムの戦いで連合軍と激突。
結果は、フン人の敗北でした。
誰のおかげでフン人どもに勝てたと思ってんだよ!!!
と息まくゲルマン人におされて、476年、西ローマ帝国はひっそり滅亡。
古代は終わり、中世が幕を開けます。
その先陣を切り、そしてその後も西ヨーロッパ世界において幅をきかせていくのがフランク王国です。
ほかのゲルマン人王国は、勢いよく建てたはいいもののすぐに滅亡しちゃうんですね、どれもこれも(笑)
さて、長い長い、暗闇の時代……中世が始まります。
以上、今日はここまで!
まだまだ更新しますね!
◎今日のポイント◎
・ゲルマン人大移動の年代をしっかり覚えておこう!
・ゲルマン人が建てたそれぞれの王国の位置と名前を把握しておこう!
・カタラウヌムの戦いの内容をおさえてよう! ほかの戦いとまちがえないようにね!
コメントし忘れてたのですが、中間テストでも利用させて頂きました。
今度は2学年末テストです…。
またまた拝読させて頂きます!m(_ _)m