前回は、紀元前8世紀ごろから周王朝の権威が衰えはじめ、やがて春秋・戦国時代に突入した、というお話をしました。
同時に、鉄製農具やらなんやらが発達して、それに伴って経済も発展したということでしたね。
今回は、そういった戦国時代が中国の「思想」にもたらした影響を見ていきます。
戦国時代を経て、中国は実に様々で独創的な考えをあちこちで生み出していくんですね。
[諸子百家]
「我々漢民族ををあんなに立派に統制していた周一族が滅んだぞ!」
「しかも、野蛮な異民族のせいで!」
「どうしたらいい! もうこの世は終わりだ!」
「いったい誰についていけばいいんだ! 7人も君主おってもどいつが強いんかわからんし!」
……とまあ、こんな感じで、春秋・戦国時代は中国全土に大混乱をもたらしました。
それによって、「新しい社会秩序」が求められるようになっていったんですね。
今まで生きてきた、それなりに平穏な時代とはちょっと勝手がちがうわけですから。
そうして、様々な思想が生まれました。
すべてまとめて、「諸子百家」と呼ぶんですが、いくつかご紹介しましょう。
大事な順で。
(1) 儒家(じゅか) ←孔子による
『家族ってさ、親孝行の気持ちとか兄弟を思いやる気持ちって絶対あるよな!
その気持ちをさ、いろんな人に広めていけば絶対世の中よくなると思うんだよね!
ホラ、「論語」って本書いたからさ、ちょっとコレ読んでみてよ! ね? おもしろいっしょー!?
おれの弟子の孟子、荀子もいいやつらだからちょっと名前だけ覚えといてよ!
まあ、あいつら意見は正反対だけどね……。』
(2) 道家(どうか) ←老子による
『人間、自然がいちばん。
孔子の儒家みたいに無理しちゃいかん。あるがままに、無為自然に生きること。
弟子の荘子にも十分言い聞かせておかんとな』
(3) 法家(ほうか) ←商鞅(しょうおう)による
『人間なんて愚かなモンだ! 法律とか、厳しい罰則でしっかり押さえつけなきゃならん!
くわしくは、おれの弟子の韓非(かんぴ)がおれよりずっとしっかり考えてるからそっちのほうを参照してもらえれば……←』
(4) 墨家(ぼっか) ←墨子による
『儒家のとなえる、家族に対する「愛」は、差別だ。
人間、誰をも平等に愛さなきゃならん。つまり、家族も他人もいっしょ。』
(5) 兵家(へいか) ←孫子(そんし)による
『おれたちはほかの学派とはちょっとちがう。
戦争だ。戦争にいかにして勝つか。ただ、戦争ってのは出来る限り避けなきゃいかんのだぞ』
(6) 陰陽家(いんようか) ←鄒衍(すうえん)による
『なんかさー、おれさー、天体の動きと人間の生活って絶対関係ある気がしてしょうがないんすよねー』
(7)縦横家 ←蘇秦(そしん)、張儀(ちょうぎ)による
蘇秦『戦国の国々はタテに同盟を組んで秦(当時最強の国)と戦うべき』
張儀『いやいや、ヨコに同盟を組んで戦うべきだ』
以上が、諸子百家になります。
覚えづらい部分もあると思いますが、頻出なので、ぜひ覚えてくださいね!
特に、「○○家」という名前と、「その考え方を唱えた主な人物」、そしてもちろん「思想の内容」をしっかり確認すること!
ちなみにこの内容は、高校「倫理」でよりくわしくやることになります。
ではでは。
同時に、鉄製農具やらなんやらが発達して、それに伴って経済も発展したということでしたね。
今回は、そういった戦国時代が中国の「思想」にもたらした影響を見ていきます。
戦国時代を経て、中国は実に様々で独創的な考えをあちこちで生み出していくんですね。
[諸子百家]
「我々漢民族ををあんなに立派に統制していた周一族が滅んだぞ!」
「しかも、野蛮な異民族のせいで!」
「どうしたらいい! もうこの世は終わりだ!」
「いったい誰についていけばいいんだ! 7人も君主おってもどいつが強いんかわからんし!」
……とまあ、こんな感じで、春秋・戦国時代は中国全土に大混乱をもたらしました。
それによって、「新しい社会秩序」が求められるようになっていったんですね。
今まで生きてきた、それなりに平穏な時代とはちょっと勝手がちがうわけですから。
そうして、様々な思想が生まれました。
すべてまとめて、「諸子百家」と呼ぶんですが、いくつかご紹介しましょう。
大事な順で。
(1) 儒家(じゅか) ←孔子による
『家族ってさ、親孝行の気持ちとか兄弟を思いやる気持ちって絶対あるよな!
その気持ちをさ、いろんな人に広めていけば絶対世の中よくなると思うんだよね!
ホラ、「論語」って本書いたからさ、ちょっとコレ読んでみてよ! ね? おもしろいっしょー!?
おれの弟子の孟子、荀子もいいやつらだからちょっと名前だけ覚えといてよ!
まあ、あいつら意見は正反対だけどね……。』
(2) 道家(どうか) ←老子による
『人間、自然がいちばん。
孔子の儒家みたいに無理しちゃいかん。あるがままに、無為自然に生きること。
弟子の荘子にも十分言い聞かせておかんとな』
(3) 法家(ほうか) ←商鞅(しょうおう)による
『人間なんて愚かなモンだ! 法律とか、厳しい罰則でしっかり押さえつけなきゃならん!
くわしくは、おれの弟子の韓非(かんぴ)がおれよりずっとしっかり考えてるからそっちのほうを参照してもらえれば……←』
(4) 墨家(ぼっか) ←墨子による
『儒家のとなえる、家族に対する「愛」は、差別だ。
人間、誰をも平等に愛さなきゃならん。つまり、家族も他人もいっしょ。』
(5) 兵家(へいか) ←孫子(そんし)による
『おれたちはほかの学派とはちょっとちがう。
戦争だ。戦争にいかにして勝つか。ただ、戦争ってのは出来る限り避けなきゃいかんのだぞ』
(6) 陰陽家(いんようか) ←鄒衍(すうえん)による
『なんかさー、おれさー、天体の動きと人間の生活って絶対関係ある気がしてしょうがないんすよねー』
(7)縦横家 ←蘇秦(そしん)、張儀(ちょうぎ)による
蘇秦『戦国の国々はタテに同盟を組んで秦(当時最強の国)と戦うべき』
張儀『いやいや、ヨコに同盟を組んで戦うべきだ』
以上が、諸子百家になります。
覚えづらい部分もあると思いますが、頻出なので、ぜひ覚えてくださいね!
特に、「○○家」という名前と、「その考え方を唱えた主な人物」、そしてもちろん「思想の内容」をしっかり確認すること!
ちなみにこの内容は、高校「倫理」でよりくわしくやることになります。
ではでは。
ゆりえといいます。
セプテンバーさんの世界史記事を読んでたらスルスル頭に入ってきて楽しいですo(^-^)o
もう受験生になったので本気で世界史頑張ろうと思いますっ!
いつもいつも更新遅くてすみません!
きっと、学校の授業が難しすぎるだけですね……。
先生も、ほんとはもっとわかりやすく楽しく教えたいんですが、なかなかうまくいかないもので(笑)
「ここんとこ、なんかよくわからなかったなー」
ってときにちょっとこっちのほうを見ていただければ理解の助けになるかと思います。
これからもよろしくお願いします。
なんとか二年に進級しまして次に世界史ができるのが三年です(;´Д`)
忘れないようブログを読み返させていただいてます
今年は倫理が楽しくて頑張っています!
諸子百家はまだ出てこないけれど・・・
なんとか進級て(笑)
楽勝でしょ!
倫理おもしろいですか、センスありますね。
勉強は楽しさがいちばん!
好きな教科をできるだけ増やしてくださいね~
前回もお世話になりました、かしもとです!
ホントに毎度のことながら助かっております(>_<)!
そしてそして三年生になった今、ヨーロッパなうです。!もうさっぱりわからないww
ですのでヨーロッパのところを更新して頂けると幸いです!
塾の先生でとてもお忙しいと思うのですがお願いします(;_;)
もうセプテンバーさんの説明しかわからないポンコツ脳ミソのかしもとでした。笑
前回もお世話になりました、かしもとです!
ホントに毎度のことながら助かっております(>_<)
そしてそして三年生になった今、ヨーロッパなうです。!もうさっぱりわからないww
ですのでヨーロッパのところを更新して頂けると幸いです!
塾の先生でとてもお忙しいと思うのですがお願いします(;_;)
もうセプテンバーさんの説明しかわからないポンコツ脳ミソのかしもとでした。笑
「次ココテストに出るんです! なんとかしてください!」っていうご要望があればいつでも受け付けますので、どうぞお気軽に(´・ω・`)
本当に感謝してます!
恐れながら秦や漢の内容の分はないのでしょうか…m(_ _)m
更新しますよ!
具体的にいつまでに書いてください、というのがあればお願いします。
テストが26日にあるので
24日くらいまでに更新して
頂けると有難いです…
ですが、忙しいければ、
全然断って頂いて結構です!