受験生のための『世界史Ｂ』―ギリシア[⑤ペロポネソス戦争]

　こんにちは。
　ようやくテストがすべて終わりました。

　おれ、やっぱテストよりレポートのが好きです(笑)


　[ペルシア戦争後]

　戦後、ギリシアのポリスは自信を深めました。
　
　だって、オリエントの専制君主（＝悪い王様）から、ギリシアの独立を守ったんですから。

　しかし、依然としてペルシアは強敵。
　そこで、ポリスは互いに手を取り合い、デロス同盟という同盟を結成しました。そのリーダーがアテネ。
　
　アテネには、サラミスの海戦で活躍したような強い海軍があり、さらにペリクレス（ペイシストラトスとまちがえないように！）という将軍の指導のもとで直接民主政が完成していました。
　
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　えっ！？
　直接民主政って！？

　説明しよう。
　
　みんな、小学校のころの学級会で、「生活委員会」とか「放送委員会」を手を挙げて決めたよね！
　「はい。はい。」って。
　それで、先生か誰かが「いち、にい、さん、し……」て数えて多数決にしました。
　
　あれが直接民主政。

　で、小学校での話し合いには誰でも参加できましたよね。
　誰々がテストで点数がよかったから参加できて、頭の悪いやつは参加できない、みたいなことはなかった。
　それと同じで、アテネの直接民主政ではみんなが参加できました。
　みんなが参加して政策を決めた会議を、民会と呼びました。

　現代は、ほとんどの国が間接民主制です。
　国民の中から代表を選んで、その代表が国の政策を決定する形です。

　アテネの直接民主政は、現代の民主政治の基礎を作ったということで評価されているのです。
　スパルタはちがいますよ！
　スパルタはトップの人間（ほんの何％）が政治を握っていました。
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　さて、そんなアテネの繁栄を横目でにらんでいる人たちがいました。
　スパルタです。
　
　スパルタは、アテネのデロス同盟に対抗してペロポネソス同盟を結成し、一度は手を取り合った仲であるアテネとの対立を深めていきました。。。

　
　[ペロポネソス戦争]

　やがて、アテネとスパルタの対立はペロポネソス戦争の勃発につながります。

　当初、アテネを陣頭で率いたのはペリクレス。
　しかし、ペリクレスは疫病であっさり死んでしまいます。
　勢いを失ったアテネは、ペルシアと協力してスパルタに敗れてしまうのでした。

　しかしそのスパルタも、ギリシア全土を掌握することはできず、第三勢力であったテーベに取って代わられます。

　裏では、あのペルシアが黒幕となって糸を引いていたのですが。。。

　もう、ギリシアはめちゃくちゃですね。汗
　

　……そして、彼がトドメを刺しに来るのです。
　……彼が。