エジプト文明を代表する建造物ピラミッドは、一般には王の墓として建造されたと考えられている。近年では、ピラミッドは王の墓ではないという説も支持されているし、僕自身もこちらの考えに賛成なのだが、今回はピラミッドが墓であるか否かはさておき、ピラミッドの建設にかかる年数を推定してみたい。
というのも、考えれば考えるほど、これが人間の作った建造物だとは信じられなくなるのだ。
多くのピラミッドの中でもっとも大きく、もっとも有名なクフ王のピラミッドは、底辺233m、高さ146m、平均2.5tの石が約230万個積み上げられている。さっと聞き流してはいけない。底辺が233mって、かなりの大きさだよ。それに2.5tは2500kgもあるんだよ、いったい何人でどうやって運んだのだろう。
さらに驚くべきは230万個という数字だ。仮に、1日に1000個の石を積めたとして、休みなしで365日働いて1年で36万5千個積む計算になるから、230万個になるには7年弱かかる。でも、2500kgもある石を、一日に1000個も積めるだろうか?無理だよね。じゃあ500個だとすると、13年程度かかる。500個だって十分無茶な数字だ。現在の建築業者だって、2500kgもある石を一日で500個も積めない。さらに半分の250個で計算すると、完成までに25年かかってしまう。
ところが、この計算には問題がある。この計算は、365日、ずっと作業が行われたことを前提としている。ところが、エジプトでは一年が3つの時期に分かれていて、それぞれ種まきの季節が4ヶ月、ナイル川の氾濫の季節が4ヶ月、収穫の季節が4ヶ月だった。そして、ピラミッド建設が行われたのは、このうちナイル川の氾濫していた4ヶ月間だけだったことが、最近の研究でほぼ断定されている。種まきや収穫の季節は、労働力を農業にとられてしまうから、とてもピラミッド建設などやっていられないんだ。
そうなると、さっきの計算はおかしくなる。1年に120日ほどしか作業ができないとすると、一日1000個だと約20年、一日500個だと約40年、一日250個だと約80年もかかる。一日に250個だって信じられない数字なわけだから、もしも作業効率がもっと悪いとしたら、完成に要する年数はもっと長くなる。
ピラミッドが墓ではないとする根拠のひとつが、この、墓にしてはかかりすぎる製作期間だ。それにしても、いったい何年かけて、クフ王のピラミッドは完成したのだろう?(結論出てなくてごめんなさい)
というのも、考えれば考えるほど、これが人間の作った建造物だとは信じられなくなるのだ。
多くのピラミッドの中でもっとも大きく、もっとも有名なクフ王のピラミッドは、底辺233m、高さ146m、平均2.5tの石が約230万個積み上げられている。さっと聞き流してはいけない。底辺が233mって、かなりの大きさだよ。それに2.5tは2500kgもあるんだよ、いったい何人でどうやって運んだのだろう。
さらに驚くべきは230万個という数字だ。仮に、1日に1000個の石を積めたとして、休みなしで365日働いて1年で36万5千個積む計算になるから、230万個になるには7年弱かかる。でも、2500kgもある石を、一日に1000個も積めるだろうか?無理だよね。じゃあ500個だとすると、13年程度かかる。500個だって十分無茶な数字だ。現在の建築業者だって、2500kgもある石を一日で500個も積めない。さらに半分の250個で計算すると、完成までに25年かかってしまう。
ところが、この計算には問題がある。この計算は、365日、ずっと作業が行われたことを前提としている。ところが、エジプトでは一年が3つの時期に分かれていて、それぞれ種まきの季節が4ヶ月、ナイル川の氾濫の季節が4ヶ月、収穫の季節が4ヶ月だった。そして、ピラミッド建設が行われたのは、このうちナイル川の氾濫していた4ヶ月間だけだったことが、最近の研究でほぼ断定されている。種まきや収穫の季節は、労働力を農業にとられてしまうから、とてもピラミッド建設などやっていられないんだ。
そうなると、さっきの計算はおかしくなる。1年に120日ほどしか作業ができないとすると、一日1000個だと約20年、一日500個だと約40年、一日250個だと約80年もかかる。一日に250個だって信じられない数字なわけだから、もしも作業効率がもっと悪いとしたら、完成に要する年数はもっと長くなる。
ピラミッドが墓ではないとする根拠のひとつが、この、墓にしてはかかりすぎる製作期間だ。それにしても、いったい何年かけて、クフ王のピラミッドは完成したのだろう?(結論出てなくてごめんなさい)