※2023年5月上演予定の新バージョンについて、末尾に追記しました。

今日は暑かったですねー。東京でも32度くらいまで気温が上がったそうです。
そんな中、一ヶ月ぶりに内科医院へ行き、帰りに前から観たかった映画『アイ、トーニャ』を観るなど、それなりに充実した一日を送りましたが、帰ってから回ってきた衝撃情報にすべて吹っ飛んでしまった感じです。
一報は石丸幹二さんのツイッター公式アカウントより。
一報と言っても、ホリプロからもFNL日本公式も、現時点でツイッターでの動きは見られません。
ただ、公式サイトには告知が掲載されていました。
ファインディング・ネバーランド日本公式
「2019年に石丸幹二さん主演でミュージカル『Finding Neverland(ファインディング・ネバーランド)』日本版公演の上演を予定しておりましたが、海外での権利上の問題により、具体的に公演の準備を進められない状況となっております。本公演の主催者である フジテレビジョン、キョードー東京、ホリプロでは、現状を考慮し、2019年の上演に関してはいったん断念せざるを得ないと判断いたしました。本公演を楽しみにお待ちくださっているお客様には心よりお詫び申し上げます。何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
主催者一同 」
だそうです。
しかし、作品を楽しみにしていた人や石丸さんのファン、またうちの家族なども指摘していたのが、「権利上の問題」とは建前で、この作品が「ワインスタイン案件」であることが問題だったのではないかということ。
ワインスタインとは、言うまでもなく、長年にわたる多数のセクハラ(ほぼ強制猥褻的なものも含む)で告発されているハリウッドの大プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのことです。
この舞台のベースとなった映画『ネバーランド』(ジョニーデップ&ケイト・ウィンスレット主演)もワインスタイン製作でした。が、それだけならまだしも、舞台版もまたワインスタインのプロダクション「Weinstein Live Entertainment」によるものだったのです。
Finding Neverland - The Broadway League Inc.
昨年のシアター・オーヴでの来日公演時には、石丸さんを前面に立てて早々と、また大々的に宣伝していたのに、今年も半分が過ぎようという時期になっても続報や他のキャスト情報なども上がってこないことを不審に思っていましたが、こういうわけだったのですね。
ピーターパンを題材とした「夢の国」の物語に悪質セクハラ男の名前が冠されるのはさすがにまずいと判断されたのか、作品の上演権を彼のプロダクションから他の所に譲渡する話でも出ているのか──
これらはすべてファンやネット上の憶測に過ぎませんが、広い意味で「権利問題」と捉えることもできるでしょう。
諸問題をクリーンにした上での仕切り直しに期待したいところですが、晴れて上演の運びとなったところで、そのときの主演俳優が石丸さんだという確証もありません。ご本人のスケジュールも大幅に修整を余儀なくされるでしょう。渡米して現地でツアー公演を観に行かれた石丸さんの嬉しそうなレポートや笑顔を思い出すと悲しくなります。
そして、映画界のみならず演劇の世界にまでこんな汚点を残し、作品を穢したワインスタインへの怒りが改めてフツフツと沸いてくるのでした。
追記:某所で指摘がありましたが、ワインスタイン・カンパニーはそもそも今年3月19日に連邦破産法適用申請手続きを取って、倒産していたんですね。
ワインスタイン氏の映画会社、破産法の適用を申請(CNN.co.jp)
「投資会社のランタン・キャピタル・パートナーズが同社を買収することで合意が成立した。」ということですが、作品の権利関係については窓口がない状態なのでは?とも指摘されています。
同じ Weinstein Live Entertainment 製作による『ビリー・エリオット』(日本公演2017年)はぎりぎり間に合いましたが、『ネバーランド』の権利問題は宙に浮いたままというのが現状のようです。
追記2:2022年12月となりましたが、これは記しておくべきだと思いまして——
ご存知のかたも多いと思いますが、『ファインディング・ネバーランド』は2023年5月、山崎育三郎さんを主演に迎え、新たなプロジェクトとして上演が決定しております。そのことに言及した当ブログ内記事はこちら。
新『ファインディング・ネバーランド』上演決定!
↑ この記事でも書いたように、作品はワインスタインの手を離れ、脚本と楽曲はそのままに演出は一新されるようです。契約上の問題かスケジュールの都合でか石丸幹二さんは新プロジェクトに参加していませんが、育三郎さんもきっと素晴らしいと思います。
新たなる公式サイトはこちら。
ミュージカル『ファインディング・ネバーランド』|【公式】ホリプロステージ
このページ上の方、石丸さんアカウントからのリンク先は何やら不審なサイトに乗っ取られている模様につき、踏まないようにお願いします。

今日は暑かったですねー。東京でも32度くらいまで気温が上がったそうです。
そんな中、一ヶ月ぶりに内科医院へ行き、帰りに前から観たかった映画『アイ、トーニャ』を観るなど、それなりに充実した一日を送りましたが、帰ってから回ってきた衝撃情報にすべて吹っ飛んでしまった感じです。
一報は石丸幹二さんのツイッター公式アカウントより。
2019年に予定のミュージカル『ファインディング・ネバーランド』日本版公演は海外での権利上の問題により、いったん上演を断念せざるを得ない状況になりました。https://t.co/t2y8j105h2 本当に残念ですが、いつか必ずと願って待つことにします。石丸マネ
— 石丸幹二 (@team_kanji) 2018年6月25日
一報と言っても、ホリプロからもFNL日本公式も、現時点でツイッターでの動きは見られません。
ただ、公式サイトには告知が掲載されていました。
ファインディング・ネバーランド日本公式
「2019年に石丸幹二さん主演でミュージカル『Finding Neverland(ファインディング・ネバーランド)』日本版公演の上演を予定しておりましたが、海外での権利上の問題により、具体的に公演の準備を進められない状況となっております。本公演の主催者である フジテレビジョン、キョードー東京、ホリプロでは、現状を考慮し、2019年の上演に関してはいったん断念せざるを得ないと判断いたしました。本公演を楽しみにお待ちくださっているお客様には心よりお詫び申し上げます。何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
主催者一同 」
だそうです。
しかし、作品を楽しみにしていた人や石丸さんのファン、またうちの家族なども指摘していたのが、「権利上の問題」とは建前で、この作品が「ワインスタイン案件」であることが問題だったのではないかということ。
ワインスタインとは、言うまでもなく、長年にわたる多数のセクハラ(ほぼ強制猥褻的なものも含む)で告発されているハリウッドの大プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのことです。
この舞台のベースとなった映画『ネバーランド』(ジョニーデップ&ケイト・ウィンスレット主演)もワインスタイン製作でした。が、それだけならまだしも、舞台版もまたワインスタインのプロダクション「Weinstein Live Entertainment」によるものだったのです。
Finding Neverland - The Broadway League Inc.
昨年のシアター・オーヴでの来日公演時には、石丸さんを前面に立てて早々と、また大々的に宣伝していたのに、今年も半分が過ぎようという時期になっても続報や他のキャスト情報なども上がってこないことを不審に思っていましたが、こういうわけだったのですね。
ピーターパンを題材とした「夢の国」の物語に悪質セクハラ男の名前が冠されるのはさすがにまずいと判断されたのか、作品の上演権を彼のプロダクションから他の所に譲渡する話でも出ているのか──
これらはすべてファンやネット上の憶測に過ぎませんが、広い意味で「権利問題」と捉えることもできるでしょう。
諸問題をクリーンにした上での仕切り直しに期待したいところですが、晴れて上演の運びとなったところで、そのときの主演俳優が石丸さんだという確証もありません。ご本人のスケジュールも大幅に修整を余儀なくされるでしょう。渡米して現地でツアー公演を観に行かれた石丸さんの嬉しそうなレポートや笑顔を思い出すと悲しくなります。
そして、映画界のみならず演劇の世界にまでこんな汚点を残し、作品を穢したワインスタインへの怒りが改めてフツフツと沸いてくるのでした。
追記:某所で指摘がありましたが、ワインスタイン・カンパニーはそもそも今年3月19日に連邦破産法適用申請手続きを取って、倒産していたんですね。
ワインスタイン氏の映画会社、破産法の適用を申請(CNN.co.jp)
「投資会社のランタン・キャピタル・パートナーズが同社を買収することで合意が成立した。」ということですが、作品の権利関係については窓口がない状態なのでは?とも指摘されています。
同じ Weinstein Live Entertainment 製作による『ビリー・エリオット』(日本公演2017年)はぎりぎり間に合いましたが、『ネバーランド』の権利問題は宙に浮いたままというのが現状のようです。
追記2:2022年12月となりましたが、これは記しておくべきだと思いまして——
ご存知のかたも多いと思いますが、『ファインディング・ネバーランド』は2023年5月、山崎育三郎さんを主演に迎え、新たなプロジェクトとして上演が決定しております。そのことに言及した当ブログ内記事はこちら。
新『ファインディング・ネバーランド』上演決定!
↑ この記事でも書いたように、作品はワインスタインの手を離れ、脚本と楽曲はそのままに演出は一新されるようです。契約上の問題かスケジュールの都合でか石丸幹二さんは新プロジェクトに参加していませんが、育三郎さんもきっと素晴らしいと思います。
新たなる公式サイトはこちら。
ミュージカル『ファインディング・ネバーランド』|【公式】ホリプロステージ
このページ上の方、石丸さんアカウントからのリンク先は何やら不審なサイトに乗っ取られている模様につき、踏まないようにお願いします。