

映画X-MENシリーズのスピンオフ作品でヒュー・ジャックマン主演の『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』の続編となる『ザ・ウルヴァリン』、ダーレン・アロノフスキー監督が降板、日本での撮影も震災の影響等により延期(または中止)など、製作が難航していましたが、後任監督はジェイムス・マンゴールドでほぼ決定したようです。
Deadline.com
Deadlineには映画『ホビット』関連でもいろいろ興味深い記事が上がっていますが、そのことはまた改めて。
それはともかく、『ザ・ウルヴァリン』については、日本のサイトにも記事が出て来ました。
シネマトゥデイ
[シネマトゥデイ映画ニュース] 映画『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキー監督が、ヒュー・ジャックマン主演の『ザ・ウルヴァリン(原題) / The Wolverine』の監督を降板して以来、誰が後任になるのか注目されてきたが、このほど映画『3時10分、決断のとき』『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』のジェームズ・マンゴールドに白羽の矢が立ったようだ。
deadline.comによると、製作の20世紀フォックスはアロノフスキー監督の後任として、映画『プライド&グローリー』(日本は劇場未公開)のギャヴィン・オコナー監督、映画『トレーニング デイ』のアントワン・フークア監督、そして映画『ナイト&デイ』のジェームズ・マンゴールド監督の3名を厳選。主演のヒューは、同作の監督決定権を持つほど多大な影響力もあるとDarkhorizons.comが伝えており、企画の初期段階でアロノフスキー監督を選任する前には、映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』のデヴィッド・スレイド監督、映画『フライトプラン』のロベルト・シュベンケ監督も候補だったこともある。となると決め手はやはり見栄えのあるアクションとドラマの融合がポイントなのであろう。
脚本は、映画『ユージュアル・サスペクツ』『ワルキューレ』のクリストファー・マッカリーが担当。アロノフスキー監督は降板に際し、「脚本も非常によい出来だ」と発していただけに期待がもてそうだ。なお撮影は今年の秋にも開始するようで、当初の予定通り日本での撮影も敢行されるという。ウルヴァリンが、サムライのもとで修業する様をどのように演出するのか楽しみだ。(南 樹里)
映画.com
[映画.com ニュース] ダーレン・アロノフスキー監督の降板以降、空席になっていたヒュー・ジャックマン主演「ウルヴァリン」続編の監督に、「ナイト&デイ」「3時10分、決断のとき」のジェームズ・マンゴールドが内定した。
米Deadlineによれば、8人の監督候補から最終的にマンゴールド、アントワン・フークア、ギャビン・オコナーの3人に絞られたが、製作・配給の20世紀フォックスは第1希望としてマンゴールドを指名。現在、契約に向けた最終交渉に入っているという。
シリーズ最新作「ウルヴァリン(Wolverine)」は、「ユージュアル・サスペクツ」「ワルキューレ」の脚本家クリストファー・マッカリーが脚本を担当。日本が舞台となることがわかっており、製作サイドでは今秋のクランクインを目指している。
今秋にも撮影開始とは随分早い決定ですが、ヒューにもいろいろ新しいお仕事の噂があるし、あまり先延ばしも出来ないのでしょう。今の時期、日本での撮影を敢行してくれるなら、ありがたい話だと思います。
マンゴールド監督と言えば、上の記事にもあるように、このところ『3時10分、決断のとき』『ナイト&デイ』とヒット作品が続き、ヒューとは『ニューヨークの恋人』で組んだ経験があるので、まず順当な人選と言えるのではないでしょうか。
何はともあれ、何とか無事製作再開できることを願います。
ところで、アロノフスキー監督はと言うと、企画中の「ノアの方舟」映画(!)で、クリスチャン・ベイルの出演を希望しているとか……
再びシネマトゥデイ記事を。
アロノフスキーとクリスチャンは、バットマンに『ザ・ファイター』とニアミス続きでしたが、いよいよ積年の想い(?)の叶う時が来るのでしょうか?
そしてクリスチャンは、マンゴールドの『3時10分』主演俳優でもあるという……
彼ら四人の因果は巡る糸車(??)な関係も、なかなか興味深いです。
ヒューとX-MENシリーズに話を戻すと、来る6月19日、日曜洋画劇場にて、ブライアン・シンガー監督による映画化第一作が放映されます、→こちら
カットが多いかと思いますが、ヒュー・ジャックマンのハリウッドデビュー作でもあり、絶賛公開中の『ファーストジェネレーション』の予習復習としても、是非ご覧下さい。