私の感じたこと

リロケーションを専業とするラビットホームズの岩崎和夫といいます。
私が日々感じたことなどを素直に本音で書き留めます。

弊社でのIT重説社会実験第一号は、通信回線不調により残念ながら中断となりました。

2016年03月13日 | 仕事に関すること

弊社は国土交通省が昨年8月から行っている「ITを活用した重要事項説明の社会実験」に一定の基準にパスして登録認定を受けた登録事業者246社の内の一社として参加しています。

IT重説社会実験ロゴマーク

【ITを活用した重要事項説明に係る社会実験ロゴマーク 】
IT重説事業者番号:247  ラビットホームズ株式会社 

 

今回の社会実験では、当然のことながら契約の相手方(売主・貸主)及び(買主・借主)から事前に承諾を得たうえで行う事が義務づけられています。

インターネットを介して行うための通信回線・パソコン・映像機器などの準備が必要なだけで無く、事前の承諾や書面の事前送付、ユーザー側からのアンケートの回収等々、乗り越えなければならない結構高いハードルがあります。

社会実験開始以降、対象となりそうなお客様には社会実験への参加協力をお願いしては来ているのですが、社会実験という事も有り、対面で行うよりも手間と時間が係ります。

その様な事から、「そんなに大変ならば会社に行きますので対面での説明をお願いします。」と言って断られてしまう事が多く、実験開始から約半年間、毎月義務づけられた報告で実施件数ゼロという報告をせざるを得ない肩身の狭い思いをしてきました。

そんな折、ハトマーク東京不動産(通称:ハトさん)から反響を頂いた九州のお客様で物件が決まり、「契約の為にもう一度東京へ来るのは辛い」という話しでしたのでIT重説の社会実験へのご協力をお願いしていました。

社会実験参加の同意も取れて、本日いざIT重説となったのですが、設定した曜日と時間が悪かったのかも知れません。

通信回線の不調で画面がフリーズしてしまったり、音声が時々切れてしまったりで、スムーズに実施する事が出来ませんでした。

こちらはビジネス用に通信回線を用意しているのでそれ程問題にはならないとは思いますが、一般個人の方は「ブロードバンドを使っています」とは言っても、日曜・祭日の午後は一番回線が混み合う時間帯なので、映像と音声をやりとりするIT重説には、ちょっと渋滞がきつかったようです。
IT重説を実施するには、ユーザー側機器はタブレットの方が回線も安定して使いやすいかも知れません。 

社会実験に協力して下さる方を探すのも大変ですが、実施する時間帯や相手方が使っている通信回線の事前確認、機器のスペックなど、超えなければならないハードルはかなり高いものでした。

社会実験終了までの間、出来れば数件の実施例は残しておきたいと思っているのですが、果たしてどうなる事か、いささか不安になってきました。

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