今環境問題がよく取り上げられてます
地球温暖化、熱帯林の減少、野生生物種の減少、砂漠化……
いやー環境を考えるのは大切なことですねぇ
でも、ちょっと待ってください
あれおかしくないですか?
「自然を壊してはいけない」
「自然を守らなければ」
んーどう聞いても目線は――
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アラル海(英:Aral Sea)とはカザフスタンとウズベキスタンにまたがる塩湖です
1960年には世界で4番目に大きな湖でした
昔は、シルクロードのオアシス地帯でソ連時代は保養地ともされていて、
モイナクとモスクワには定期的な航空路線があったほどだそうです。
湖の周辺は 200万 ha にも及ぶ樹木、灌木の林で果樹林もあったといわれ、渡り鳥の飛来地で、トラなどの哺乳類も生息していたほど豊かな土地だったのです。
しかし!!現在!!
2007年にはもとの大きさの10%にまで縮小し、このような荒地に
1940年代よりスターリン - フルシチョフ時代のソ連が「自然改造計画」(1918年発案)の一環として実施した綿花栽培のための灌漑やアムダリア川の上流部にカラクーム運河を建設したことにより、アラル海に流れ込むアムダリヤ川とシルダリヤ川の流量が激減し、湖への淡水流入が激減したためです。
時が経つにつれてなくなるアラル海の様子
今アラル海は縮んで,主に3つの湖が残されています。
北側を小アラル海、南側を大アラル海と呼びます。
更にその大アラル海は東アラル海と西アラル海と別れています。
うち2つは塩分濃度が高すぎて魚が消滅し,盛んだった漁業が廃れ、沿岸の街は崩壊しました。
そしてアラル海は
船の残骸が残っています。
アラル海が存在していたころは
母船と小舟数隻で船団を組むなど大掛かりな漁業もなされ、漁獲高は年間 5、6万 t にも及んだそうです
さらに
かつての湖底が広く露出して乾燥,塩類と有害物質が風に飛ばされて人口密集地域に飛来し,深刻な健康問題を引き起こしてます。
砂漠化した大地からは塩分、化学物質を大量に含む砂嵐が頻発するようになったためです。
その結果、砂塵の影響で周辺住民の8割が腎臓・呼吸器に疾患を持っているとのこと。
住民が腎臓に疾患を患っているのは、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、微細な砂を含む飲料水を生まれたときから飲用していることが原因として挙げられていて、
また非常に乾燥した気候であるために、毎日大量の水を飲まないと喉を痛めるために呼吸器の疾患をもたらしているらしい。
他にも理由はあり、これは一部です。
それでも
1994年1月に、カザフスタン・ウズベキスタン・トルクメニスタン・タジキスタン・キルギスの各国はアラル海回復のため、国家予算の1%を供出する協定を結び再生を図っているのです
そこおかげで最も北にある湖は2005年にダムが完成し、湖域が急速に広がり,塩分濃度がかなり下がりました。
魚と湿地は回復しつつあり,それとともに経済も復活の兆しを見せています。
しかし一方で、南側の大きな2つの湖は,かつて水を運んできていたアム川が大幅に改良されない限り、“死の湖”になる恐れがある。
改修土木工事には数百億ドルの巨費がかかり、政治的合意が難しく
広域的な協議はされておらず、他の対策はほとんど実行されていないのです……
さらに!!
利害の絡む怖れのあることから地下水脈や埋蔵天然資源の状況の公表は見送られているため情報が開示されていなのも問題なのです。
さらに上流河川流域が複数の国にまたがっているため利害関係の調整なども難しい課題とされています。
本当に政治とは勝手なものですね。
また知っておかなければならないのが
アラル海と同じ運命をたどり始めた湖が世界のあちこちにあるのです。
中央アフリカのチャド湖と米カリフォルニア州南部のソルトン湖……
アラル海の消滅と部分的再生から学んだ教訓を生かせるはず。
教訓は3つあります
1.自然環境は人類によって簡単に破壊されてしまいますが,修復は時間がかかるうえもとに戻すのは困難。
自然の体系に大規模に介入する場合,計画立案者は行動を起こす前に,介入の結果を慎重に見極めなければならないでしょう。
2.現時点で深刻な問題が生じていないからといって,将来も大丈夫だとは限らないということ。
アラル海集水域では何世紀も前から広範な灌漑が行われていましたが、1960年代までは湖に深刻な被害はなかったのです。
灌漑をさらに拡張したことによって持続可能な限界点を超え,一帯の水系が破綻した。
つまり、将来のことまで考え予測し、最悪を考え環境と付き合うことが必要なのです。
3.環境と人間が絡んだ複雑な問題の場合,その場しのぎの解決策とってはいけない。
綿花栽培を大幅に削減すればアラル海に注ぐ水量は増えるでしょうが、国の経済に打撃を与え、失業を増やし、社会不安を招くのです。
持続可能な解決策に求められるのは資金と技術革新だけでなく,それ自体が政治・社会・経済の面で実際的である必要があります。
この3点を考え、行動を起こすべきでしょう。
これは何かに近くないですか?
そう
『21世紀最大の環境破壊と云われる福島原発』
この事柄にもいえることではないでしょうか?
最後に
環境を人間の勝手で破壊するのは、間違っています。
もちろん生きていくため・経済の為には必要だと言う人もいるでしょう。
その環境を破壊してきたことで人類が発展してきたのは間違いがないのです。
しかし、これからは破壊せずとも共存の道はあるのではないでしょうか?
『自然を壊すや守る』
ではなく
『自然と生きる』
同じ立場に立ち、同じ目線で環境を考える
もう人はそれが出来るはずです
今まで自然を傷つけてきたことに対する贖罪。
私は今後の自然との付き合い方はそのように考えます。
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≪アラル海への行き方≫
ヌクスのバザール横バスターミナルから
9時と12時にコングラード行き、600cymに乗ります
※「モイナク」といえば通じます
コングラードからモイナクまで7000cymで出発
モイナクからアラル海まではその辺のtaxiを捕まえて500cymで行けます
ちなみに帰りのバスは
ヌクス直行だと午前に1本、2時半に出る感じですが、時間は適当(6000cym)。
近くのシュゲリック村経由もあり、そこまで行けば
バスは頻繁に出ているようです(3500cym→4000cym)
あと、taxiをチャーターすると25,000cymかかりますがかなり高いですね(ーー;)
宿泊される方へ
ムイナクの宿『OybekHotel』が安宿として有名です。主人は英語が話せるそうだ。
錆びた漁船はの裏側をしばらくいったところにあるらしい。
しかし、私は宿泊してないため不明
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0807/200807_096.html