大学生の世界横断!!若者が行くバックパッカーの旅!

この世で何ができるか
そんなことを本気で考え旅へ
基本陸路だけで駆け抜けます!

動画と写真を沢山載せま~す♪

『世界の幸福』

2012-04-18 02:00:07 | 
スニーカーはいて
かばんを持って
さぁドアを開けて
世界へ歩き出そう

朝の光が私を包み込む
空を見上げれば、蒼い空が広がり
雲の間を自由に鳥が飛んでいく

道を歩いて
ふと下を見たら
道の脇に、静かに光る花が咲く

昨日の雨に打たれても凛と咲いている
水たまりの空には
あめんぼが泳ぐ

川は朝の光を映し出し、まるで宝石入れのよう

こんなにも世界は美しかったの
どうして、私はこんなことに
今まで気づかなかったんだ
この世界は希望で満ち溢れている
私はいま、そんな幸せに
ただ小さく胸を痛めた

改札口を通って
電車に乗り
過ぎゆく街を私は見る。

朝日が昇り始めた街並みは
オレンジ色に光輝く

向かいに座っている
子供が母親にあやとりを見せた
母親は優しい笑顔で頭をなでる

私はその光景に
自然と笑顔になった

海の街の駅についた
目の前を中学生が通っていく
ちょっと寂しそうな顔をして
でも、友達と会った瞬間に
彼は笑顔になった

彼はそのまま改札口へ消えていく
私は海に向かって歩き始めた

近くの家から出てきたサラリーマン
くたびれたスーツと、やつれた顔
その後ろから「あなた待って」の声
手にはお弁当、彼はそれを受け取ると
家族を守る男の、顔になり、歩いて行った。

こんなにも世界は優しかったの
どうして、私はこんなことに
今まで気づかなかったんだ
この世界は希望で満ち溢れている
私はいま、そんな幸せに
ただ小さく微笑んだ

海へと着き
だいぶ朝日が昇った
海を見つめる

私の横を
朝の散歩をする老夫婦
杖をつく、おじいさんの手を
優しく握り、幸せそうに歩く
おばあちゃん。

私はもう一度海を見た。
私は何日も何日も
とても苦しくて悲しくて
ただただ泣いていたんだ
でも、今日勇気を振り絞って
街へと出たんだ

すると外は素晴らしい世界が広がっていた。
たぶん、この地平線の向こうにも広がっているだろう。
世界は広い。
そして、沢山の幸せがある

こんなにも世界は幸せだったの
どうして、私はこんなことに
今まで気づかなかったんだ
この世界は希望で満ち溢れている
私はいま、そんな幸せに
ただ小さく泣いた

こんなにも世界は素晴らしい
どうして、私はこんなことに
今まで気づかなかったんだ
この世界は希望で満ち溢れている
私はいま、歩き始めた
もう太陽は高く昇っている。