しまだりかのmake home-make life

建築・インテリアに関わること、くらしや不動産に関わること、働きながらの子育てなど、女性の気になる情報を綴っていきます。

素材別お手入れ方法~フローリング(無垢材)

2012-04-03 | 日常のメンテナンス

前回は合板のフローリングのお手入れ方法を書きました。
今回は無垢材です。

無垢材とは、1枚板で出来たフローリングです。
最近の住宅では少ないのですが、こだわりのリフォームや、自分で新築した方などは使っているかもしれませんね。

無垢材にも、「塗装済み」「無塗装」があります。
塗装済みのフローリングはポリウレタン樹脂系塗料を塗布してあるものが多いようです。

ちなみに写真は2代前の我が家のリビングの床です。
無塗装の杉材に、茶系塗料を塗りました。
ただ塗るだけでは木目がつぶれるので、塗料を垂らしては布ですり込むという地味な作業で仕上げました。
木目と木の感触を大事にしたかったので、ワックスや仕上げ材はかけていません。
ちょっと水をこぼしただけでシミになりますが、住めば住むほど味が出てくるのも良いところです。

無垢のフローリングには科学床用仕上げ材や床用洗剤は使用しません
洗浄とワックス掛けが同時にできる「油性ワックス」を使います。
つや出しができるタイプもあるので、ワックスを買うときは必ず裏の説明を確認しましょう!

油性ワックスは温度に左右されないので、年間を通して使いやすいワックスです。
半透明の液体ですが、乾くと透明になり、スリップの防止にもなります。

日常のお手入れ
①ダストモップやシートモップでお掃除♪
②光沢がなくなったら、堅めに絞ったぞうきんでごしごし。
③汚れが目立つときは油性ワックスを流し、乾かないうちにモップでこすりながら汚れを拭き取ります。

ワックスの塗り替え
①目安は光沢の低下、滑りやすい、などが皮膜が摩耗したと考えられます。
②汚れを除去しないでワックスをかけたり、半乾きで
歩くと汚れが染みこみ、落ちにくくなるので注意!
③油性ワックスは低温で長時間放置すると流動性が低下します。
 使う前に半日以上15~25℃程度の室内に置いてから使用しましょうね。
④使用前に容器をよく振ります。
⑤ほうきやモップで床の汚れやほこりを除去。
 溝の間も丁寧に。
⑥モップまたは専用器具(アプリケーターと言います)で薄く均一に塗布し、乾燥させます。
⑦ブラシ等で磨きます(バフィングと言います)。
⑧必要に応じて重ね塗り。

ポリウレタン樹脂系の塗料が施されているフローリングを、完璧に塗り直すにはサンダーでの塗膜除去が必要です。
ここまでするとなると、サンダーが必要です。
家庭用小型サンダーなら比較的安く手に入ります。

ポリウレタン樹脂系塗料の塗り替え
①♯60程度の粗めのサンダーで除去し、♯80~100で仕上げます。
②ほこり、削り粉を掃除機できれいに除去します。
   ※発火の恐れがあるので、集めた削り粉は水でしめらせておきましょう!
③ポリウレタン樹脂系塗料を均一に塗布。
 6時間ほど乾燥させる。
④乾燥を確認して、♯100のサンダーをかける。
⑤削り粉を掃除機でブ~ン。
⑥2回目の塗布。
⑦塗料の硬化を確認後、♯120のサンダーで床面をなめらかにし、削り粉を掃除機でブ~ン。
⑧塗料が完全に硬化・乾燥するまでまた6時間以上放置。



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