南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

広島の日の朝のスマホGNSS受信状況

2016年08月06日 | 時事・歴史
おはようございます。
広島の日の朝がめぐって来ました。本日午前6時過ぎのスマホGNSS受信状況です。


5月のオバマ大統領の原爆ドーム慰霊など歴史や政治情勢は動きかつ流動的です。
地上の政治・経済は複雑でも、天体の動きは規則的です。

まもなくQZSSは地平線に消えようとしています。23時間トップの安定度でした。
QZSS後継機が早期に打ち上げられて、この素晴らしい安定度のコンビネーションが、
まさにコンビニのように24時間継続するようになることを深く期待しております。

この数か月は中国BDSのスマホ受信状況も安定しています。スマホ・システム側でのBDSの扱いもすっかり慣れてきているのでしょう、穏やかな人工天体群の仲間入りをしています。

先月ご紹介したGPSワールド誌で掲載されたBDSの新白書では、「IoT生産現場での宇宙系としての役割を果たしてゆく」など民生的な役割が山盛りに記載されていました。

私の視点ではGNSSのIoTなどコンピュータ・ネットワークからみのGNSS民生測位利用においてはGoogleが要をがっちり押さえているので、中国がGoogleを排除したまま、どのように高度な民生や娯楽への利用を独自に展開できるのか興味があります。

BDSの役割や軌道運動が豹変しないことだけは、広島の日として、本ブログは強く要請しておきましょう。スマホによるモニタリングは非常にデリケートなので、こうした目的にも適していると思います。
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