Gotoの裏を深読みしてみる

これまで政府の新型コロナ対応について散々批判してきた中で、ずっとモヤモヤしたものがありました。

それは、

「政府の対応があまりに酷過ぎる」

ということです。

専門家や超秀才の官僚が近くにいるのに、なぜやみくもに感染拡大を許すGotoキャンペーンに固執するのか。

いくら利権が絡むといっても、今回の政府対応は「無謀」といえるレベルだと思います。

そこでふと思いついた、ミステリー小説まがいの仮説を書いてみようと思います。

なぜ政府はこんなにもGotoキャンペーンを推し進めるのか？

それはもしかしたら、

今のうちに感染拡大させたいから

ではないでしょうか？

突拍子もない推測ですが、いくつかのピースを組み合わせると可能性が見えてくる、、気がします。

そのピースとは、、

ピースその1

異常に低い重症・死亡者数

7月半ばからの感染の再拡大の特徴として、

重症・死亡者数が少ない

ことがあります。

私は前記事で

「重症・死亡者数も一定の割合で増えるはず」

と書きましたが、感染の再拡大が表立って1ヶ月近く経っているのに、重症・死亡者数は少ないままです。

それはなぜか？？

もしかしたら、季節が「夏」だからではないでしょうか。

基本的にどのウイルスも高温には弱いはずです。

新型コロナは夏でも衰えていませんが、人に現れる症状としては冬よりも軽症で済む可能性はないでしょうか。

もしそうだとしたら、政府が

夏の間に感染拡大させて「集団免疫」を獲得しよう

と考えている可能性があるかもしれません。

ピースその2

スウェーデンでの集団免疫獲得の進行

ロックダウンしない政策で知られる北欧のスウェーデンは一時期「失敗」と思われていましたが、最近になって

首都ストックホルム周辺では免疫獲得が40パーセントを超えた

そうで、

ほぼ集団免疫の獲得に成功した

と発表しているそうです。

一時は「集団免疫の獲得は不可能」と言われていましたが、研究が進み可能性が見えてきているそうなのです。

もし冬になると重症・死亡者が増え、夏の間は少ないのだとしたら。

秋〜冬に起こると言われる本当の「第二波」の前に、

出来るだけ多くの国民に感染させ、免疫をつけさせよう

と政府が考える可能性はないでしょうか。

ピースその3

今までの政策との整合性

「もしそうなら、なぜそれを発表しないのか」

という当然の疑問があります。

でも、こんな「国全体の人体実験」のような事を公（おおやけ）に言えるでしようか？

スウェーデンのように最初から公言するなら話は別ですが、今まで散々「感染拡大防止」を訴え、2ヶ月に渡る緊急事態宣言を行った日本では今更言えないでしょう。

表向きは「感染拡大防止」を訴えていますが、緊急事態宣言当時は

他人との接触を8割減らす

ことをしないと感染拡大防止は出来ないと言っていました。

それが「3密避ける」「マスク着用」「手洗い・うがい」だけで感染拡大防止できるわけがないでしょう。

それを承知でGotoキャンペーンを強行している理由は何か、、？

ピースその4

ワクチンの開発状況

各国のワクチン開発が進み、もしかしたら年末にもワクチンが出来るかもしれない状況です。

もし集団免疫獲得に失敗したとしても、ワクチンによる収束が見込めるタイミングにあります。

それどころか、日本中に感染拡大している状況であればワクチン購入に大金を払う理由にもなり、そうなればお得意の利権を生む状態になります。

集団免疫とワクチンの2段構え、そこに利権が見込めるとあれば政治家は突き進むではないでしょうか？

ピースその5

安倍総理のだんまり

安倍総理は6月からずっとだんまりを決め込み、広島・長崎の原爆式典ですらほとんど会見や質問に答えませんでした。

これはさすがに支持率を落とすことになります。

それでもだんまりを決め込むのは、後々に一発逆転を見込める「何か」があるからではないでしょうか？

その「何か」とは、、

普通に考えたらGotoキャンペーンはマイナス材料になる可能性が大きいはずです。感染も拡大傾向にあれば尚更です。

でもそれを強行している。

であれば、「感染拡大」が後々プラスに働く『隠し玉』を持っているのでは？

その『隠し玉』こそが

集団免疫の獲得の宣言

なのかも知れません。

「政治は結果だ」

という格言を体現しようとしているのではないでしょうか。

それ以外に安倍総理が今の危機的状況を脱する方法が私には考えつきません。

以上、勝手な憶測を書きましたが、現状の不可解な政府の対応を見ているとこんなふざけた話でも説得力ありませんか？