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禁煙と挫折と政治と

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東京の感染者数にひとこと

2021-06-25 17:24:46 | 日記

長い間更新していませんでしたが、最近の東京を始めとした日本のコロナ感染者数について、強く思う事があるので書いてみます。

 

 

私は最近はイギリスの感染者数を毎日チェックしています。

メディアのニュースでは情報が遅く適確ではないので、自分でイギリスの政府発表のサイトで確認しています。

 

https://coronavirus.data.gov.uk/details/cases

 

 

※英語ですが、グラフと数字メインなのでとてもわかりやすいです。

 

 

昨日のイギリス全体の感染者数は約16000人。

 

前日から5000人くらい増えています。

 

 

インド由来のデルタ株、さらにデルタ+の発生など、イギリスの状況は近い未来の日本を表していると思います。

 

しかし、日本のメディアはこの1日での激増をニュースにすらしません。

 

 

個人的見解ですが、この激増は先日のG7が関わっているものだと思います。

 

G7はスーパースプレッダーだった? 英国の開催地でコロナ感染者急増

 

 

オリンピックを控えた日本にとって、この数字は無視できるものではないと思うのですが、、

 

 

私はこの数字を見て、「イギリスでは1日の検査数はどのくらいだろう」と思い、探せる範囲で検査数のデータを探しましたが見つかりませんでした。

 

しかしその中でこんなニュースを見つけました。

 

 

英で定期的なウイルス検査始まる 全市民が無料 | NHKニュース

 

イギリスでは国民に検査キットを配り、誰でもいつでも検査が出来る体制になっているようです。

 

これを見て思ったのですが、「1日の検査数」という概念は既になくなっているのではないでしょうか?

 

アメリカでは昨年秋頃は「1日に50万件の検査」という話があったと記憶しています。

 

人口に差はありますが、おそらくイギリスでも人口比で同じ規模の検査数が確立していると思います。

 

今では検査キットを無制限に配布することで、検査数うんぬんを議論する段階を通過して「誰もが毎週検査する」というような状態が確立しているのかもしれません。

 

 

これだけの数の検査をするというのとは、もちろん感染者数が多い、という事はありますが、それ以上に

 

「検査を受ける人の絶対数が多い」

 

という事になります。

 

「誰でも、いつでも検査が出来る」体制が整っていて、もし陽性となったらすぐに適切な隔離施設で適切な対応を受けられる。

 

その状態だからこそ、多くの人が気軽に検査を受けられるからこそ、1日数十万の検査が可能なのではないでしょうか。

 

 

 

ひるがえって日本はどうでしょうか?

 

検査を受けるハードルは未だ高く、万一陽性になったらどんな対応をとられるかわからない。

ヘタをしたら自宅待機。

 

 

「それなら検査などせずに、自分で外出を控えて自宅にいる方がよっぽどマシ」

 

ではないですか??

 

 

このような状況で検査数が増えるわけがないと思います。

 

その結果、今でも東京都の1日の検査数は一万を超えることは少ないのが現実です。

 

 

 

そもそも、日本で検査を受ける人は以下の3パターンになると思います。

 

1、そうとう重い症状が出て、自ら検査を受ける

2、 正義感や義務感の強い方が、自ら検査を受ける

3、クラスター追跡から濃厚接触者と認定され検査を受ける

 

 

自分から検査を受ける場合は有料、という事を考えると、2の人はそこまで多くないと思います(それでも受ける方がいることに敬意を表したいです)。

 

主には1と3だと思いますが、重症化率はそれほど高くなく、若者は症状が出にくい事を考えると、1の数は実際の感染状況よりかなり少ない数字になると思われます。

 

最後の3ですが、これはクラスター対策をする保健所のマンパワーに左右されると思います。

 

今年の年末年始、東京で1000〜2000人の感染者が出た時に、「保健所の能力が間に合わない」ということで追跡を介護施設など優先にしました。

 

つまり市中のクラスターは追跡を諦めるケースが出ていた事になります。

 

このことから、私の勝手な憶測ですが、東京都でクラスター追跡から判明する1日の感染者数は最大で2000人、その状況が続くとマンパワーの疲弊により1日1000人くらいが限界なのではないかと想像します。

 

つまり、

 

東京都の感染者数は最大数値が決まってしまっている

 

のではないでしょうか。

 

そして人が行う業務である以上、仕事内容にムラが出る事はあります。

もう丸1年間クラスター追跡を続けていて、今年に入りかなりの期間が緊急事態宣言でハードな仕事を続けているとすれば、クラスター追跡斑のパフォーマンスが低下している可能性はないのでしょうか。

 

 

また、検査数についてはそもそもがクラスター発生以外に能動的に検査をする事がないのですから、逆に言えば

 

「クラスターが発生しなければ陽性者数は増えない」

 

事になります。

 

デルタ株が増えている現在でも、濃厚接触の定義は以前から変わっていません。

※マスクしていれば何時間一緒にいても濃厚接触にならない、など

 

以前から指摘されている「通勤電車」も、不特定多数の人が乗り合わせる電車はそもそも追跡が出来ませんし、ほとんどの方がマスクをしているので今の定義では濃厚接触にならないカラクリがあります。

 

「濃厚接触」の定義がいまのままなら、新規の陽性者数はそれほど増えないままではないでしょうか。

 

つまり、

 

増加に転じている今の数字すら実態を表していない

 

可能性があると思います。

 

ここ数ヶ月ほどの東京都の新規感染者の推移を見ると、他の自治体に比べて増減がとても緩やかに見えます。

 

日本の人口の10分の1が集中している東京で、他の地域よりも増減が緩やかということがあり得るのでしょうか??

 

私のそもそもの疑問の発端はそこから来ています。

 

そして、その疑問の理由の1つが「濃厚接触の定義」であり、世界の最新の情報からかけ離れている日本のコロナ対策にあります。

 

 

 

「エアロゾル感染」が世界の新常識となっているのに、未だ日本はガラパゴス状態です。

 

 

長くなりましたが、今回の緊急事態宣言解除の直後からの陽性者数の増加のウラには、かなり危険な状態が潜んでいると私は思います。

 

 

 

「イギリスの感染急増は日本の近い未来」

 

と書きましたが、もしかしたら日本は既にイギリス以上に危険な状態かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 



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