ヨークシャーテリアのCocoさんのしっぽは
とても短いです。
座ってしまうと、見えないほどです。
しかし、感情表現は豊かで
心細い時にはこうして下に巻き込み
嬉しい時には盛んに振って
気持ちを表現しています。
けれど
尻尾にまつわる慣用句には
まずい状況に陥った時には
「しっぽをまいて逃げ出す」とか
権力者には
「しっぽを振ってついていく」など
あまりいい印象の言葉がありません。
これではせっかくのしっぽがかわいそうなので
勝手にしっぽにまつわる言葉を
作ってしまうことにしました。
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1 身から出たしっぽ
意味:あたりまえ、ということ
用例:「犬の散歩の時にエチケット袋を持つことは
愛犬家にとっては、身から出たしっぽだよ」
2 犬も歩けばしっぽも歩く
意味:切っても切れない仲である、ということ
用例:「ヤツとは幼馴染でね。小さい頃から
犬も歩けばしっぽも歩くといった間柄だったんだ」
3 無いしっぽは振れぬ
意味:人間は不器用なものですね…ということ。
用例:「言いたいことはたくさんあったんだが…。
うまく言えなくて。無いしっぽは振れないものだなあ」
4 しっぽ先三寸
意味:ちょっと足りない、というくやしさ
(Cocoさんのしっぽは、二寸ほどです)
用例:「ポイントがあと2点あったら、景品がもらえたんだが。
しっぽ先三寸だった。惜しかったね」
5 しっぽをつかむような話
意味:ありそうに見えて、なかなかないこと。
用例:「宝くじが当たって大金が転がりこむなんて
しっぽをつかむような話だよ」
6 しっぽで茶をわかす
意味:できるわけがない、ということ。
用例:「道具もなしに崖を登ろうなんて
尻尾で茶をわかすようなものだ」
7 痒いしっぽに手が届く
意味:おせっかいのこと
用例:「親切のつもりでも、
痒いしっぽに手が届くようなまねを、
あまりしすぎると、嫌われるよ」
おしまい♪
何年かのちにはどれか一つくらい
慣用句として残っているかもしれませんよ。
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