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ルシアー始めます。アコギ製作への道

念願のアコギ製作者への道を歩き始めようとしてる者の前途多難ブログです。

パオック テーブルソーとフレット溝切りジグ

2018-03-11 00:35:22 | 設備、機械、作業関連
指板のフレット溝切りを機械化するために、テーブルソーを導入します。

フレット溝を手作業で切る場合は、ソーガイドを使って溝を一本ごとに固定して切っていくようですが、皆さん硬いエボニーとか手鋸での溝切りに悲鳴をあげています。

手間もかかるし、失敗する可能性も高いので、機械化したいところですね。



用意したのはパオック テーブルソー TBS-255PAです。
だいたい二万円以上で売られていますが、うまくセールに当たると二万円を切ります。
他にもE-VALUEのETS-10KNというテーブルソーも選択肢に入りますね。
こちらのほうが千円くらい安く売ってることが多いのですが、この記事を書いている今メーカー欠品で安売りしてるとこがないのです。

なぜこれらのテーブルソーが良いかというと、フレット溝切り用のチップソーに問題があります。
STEWMACやLMIで購入できる、0.6mmチップソーという恐ろしく薄っぺらいチップソーが必要になるのですが、米国向けDIYツールのテーブルソーの軸径が15.9mmなんです。

国内の丸ノコ規格は軸径20mmですし、テーブルソーだと25.4mm規格ですね。
これでは、15.9mmのチップソーが使えません。
そこで、15.9mmのチップソーをそのまま使っているTBS-255PAか、25.4mm変換リングを外せば15.9mm軸になるETS-10KNが必要になるわけです。

ただし、どちらも安価な中国製ですので、精度がよろしいわけもなく、天板はやはり歪んでいますし、刃物と平行ガイドの平行度も決して良くはないです。
今回は最大でも60mm幅程度の指板溝切り用途なので、あまりこだわって調整しなくてもなんとかなるんじゃないかなぁ。

やってみて確認ですね。



stewmacより購入したフレット溝切り用のチップソーです。
刃先が薄くなるように研磨されています。

LMIのチップソーは薄い刃とはさみ込むディスクの3枚組だったような。
いろいろありますね。
これが実に高級品で、チップソーが115ドルします。
とんでもなく高いですね。壊したら泣きますね。

そして、本来であれば機械加工するときに便利なフレット溝テンプレートを各スケール用意しておけば、大変スムーズに加工できるのですが。。。。。。

見事に購入し忘れました。
痛恨のミスです、海外通販で買い忘れは非常に痛いですね。

仕方ないので自作します。



とりあえず、MDFの板材にフレット間隔を書き込んでいきます。
ドレッドノートスケールのインチでのピッチが図面にあったのでミリに変換して、だいたいのところで線を引きます。
細かい寸法までは追えないですね。


間隔ごとに溝を作ってジグをスライドしていくのです。


溝の先端部に瞬間接着剤を染み込ませて強化してみました。
しばらく使えるといいのですが。
市販品はアクリル加工品だったり鉄製だったりと耐久性抜群です。
MDF材だと6mm程度の肉厚では曲がりも心配ですね。
また海外から買い物するときには買おうと思います。

指板はテンプレートに両面テープで貼り付けます。



テーブルソーのマイターゲージを2x4材から切り出した柱で延長して、先ほどの溝にはまり込む突起を作りセット完了。
指板を加工する際に、この角材もチップソーに当たるとこまで可動しますので、あらかじめ刃物を溝切り刃にかえるまえに純正のチップソーが付いてるうちに、マイターゲージを加工して10mm程度角材に切れ込みを入れておくと作業がスムーズです。

しかし、このテーブルソーは作動音が大きいですね。
モーターが回りだすときの衝撃もありますし、ちょっと指板の溝切りにはパワー強すぎです。
消費電力も大きいし。
もう少し使いやすいパワーの指板加工専用機が作れればいいのですが。

さて、ようやくセッティング完了です。
溝切りがうまくいくといいですね。

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