さて、先日のバックに続いてトップも進めてまいりましょう。
その前に先日のバックとサイドを接着したものですが、こちらをご覧ください。

1号機と比べ物にならないくらい隙間なくしっかり接着できました。
大変満足な仕上がりです。
サイドの内側に割れ止めを貼りました。
そして今回のボトム部のエンドトリムですが、ここは工夫を凝らしてみました。

矢継ぎではなく縦にストレートなマホガニーでヘリンボーンを挟み込みました。
両端に黒いラインを入れることでエンドトリムがくっきりしますね。
ヘリンボーンはエンドピン位置に向かって、向かい合わせの組み合わせです。
あんまり見たことないのでオリジナリティになるでしょうかね。
こういった細工は、まさに特別なギターを作っている感覚が溢れて心地いいです。
ではトップにいきましょう。

トップはまずはおもて面のロゼッタ周りから始まります。
今回はここでもオリジナリティを出していきましょう!

ブラッドウッドとローズウッドの小片をこのように組み合わせました。
このリングを丸く切り出していきます。

みんな大好きドレメルと、スチュマックのサークルカッター治具!
大変慎重に少しずつ内周外周を削り出していくのです。

このようにリングが削り出せました。
これにも内周外周ともに黒いラインを挟んでおきます。

完成してみると単純な輪っか一本できるだけなんですけど、これがなかなか手間がかかってます。
こういう特殊な小物って時間をかければかけるほど、商売するなら高価になってしまうんですよね。
ほんとギター製作で商売してる職人は偉大ですね。
それではトップもロゼッタ溝を掘っていきます。

これも難しいんですよ、ほんと。
内周に飾り一本、1.5mm幅、真ん中にロゼッタ6.5mm幅、外周に飾り1.5mm幅を挟みます。

この溝に飾りをはめ込んでいきます。

しっかり接着材をつけて差し込みます。
溝の幅が狭いと木材が水分を吸って入らないです。
広いと完成後に隙間が空きますから、技術が必要なところですね。

しっかりはまりましたね。
前回の反省として、この加工をする際にはトップの厚みを十分残しています。
飛び出している飾りごとトップを削って仕上げます。

よっしゃ!
こりゃ綺麗にはまったぞ!
前回は溝加工時に端面がチップしたりガタガタになったりといろいろあったのですが今回は素晴らしいですね。
念のため溝加工部は接着剤を少し薄めたものを塗ってありましたので欠けもなく、加工も綺麗に入りましたね。
さてさて寄木細工編から木工編に入ります。

もちろんブレーシングはフォワードシフテッドXブレーシング。タングーブレース付きの1938アレンジです。
Xブレーシングの組み木部をきっちり加工します。

このブレースに差し込むフィンガーブレースやトーンバーはもちろんXブレーシングに差し込むノッチドブレイスです。

今回はXブレースにノッチ部の溝をあらかじめ加工して接着しました。

各部差し込みながら接着していきます。

タングーブレースとトップブレースも接着。
そして今回の1番の意欲的変更点であるブリッジプレートを貼り込みます。

前回は戦前マーティンを参考にメープルの板をかなり小さく貼り付けていました。
今回の形状はこうです。


戦前マーティンの形状ではブリッジのボトムベリーの下部がブリッジプレートからはみ出てるんです。
そしてフォワードシフテッドXブレーシングということで、ブリッジ周りの骨組みが広いのです。
前作の1号機は、思い切ってブリッジ周りの弱点に対してノーガード戦法を決め込んでます。
そして、完成以来半年ずっとライト弦をチューニング状態で貼りっぱなしにしてますが、案の定ブリッジ下はみるみる膨らんでいってます。
これがある程度で止まるのか、ラウンドトップと形容できるところまで行くのかわかりません。
今回の2号機ではここに少し強度補正を施すと同時に、ブリッジ周りを強くすることで、音に芯が出るのではと狙っています。

ブリッジと重ね合わせたイメージがこちら。
前作では下に膨らんでいる部分が丸々ないので、どれだけ被さったかわかりますね。
これでもよくあるD-28のブリッジプレートよりはかなり小さいんですよね。
今回はこの形で魂を注ぎ込んでいきましょう。

その前に先日のバックとサイドを接着したものですが、こちらをご覧ください。

1号機と比べ物にならないくらい隙間なくしっかり接着できました。
大変満足な仕上がりです。
サイドの内側に割れ止めを貼りました。
そして今回のボトム部のエンドトリムですが、ここは工夫を凝らしてみました。

矢継ぎではなく縦にストレートなマホガニーでヘリンボーンを挟み込みました。
両端に黒いラインを入れることでエンドトリムがくっきりしますね。
ヘリンボーンはエンドピン位置に向かって、向かい合わせの組み合わせです。
あんまり見たことないのでオリジナリティになるでしょうかね。
こういった細工は、まさに特別なギターを作っている感覚が溢れて心地いいです。
ではトップにいきましょう。

トップはまずはおもて面のロゼッタ周りから始まります。
今回はここでもオリジナリティを出していきましょう!

ブラッドウッドとローズウッドの小片をこのように組み合わせました。
このリングを丸く切り出していきます。

みんな大好きドレメルと、スチュマックのサークルカッター治具!
大変慎重に少しずつ内周外周を削り出していくのです。

このようにリングが削り出せました。
これにも内周外周ともに黒いラインを挟んでおきます。

完成してみると単純な輪っか一本できるだけなんですけど、これがなかなか手間がかかってます。
こういう特殊な小物って時間をかければかけるほど、商売するなら高価になってしまうんですよね。
ほんとギター製作で商売してる職人は偉大ですね。
それではトップもロゼッタ溝を掘っていきます。

これも難しいんですよ、ほんと。
内周に飾り一本、1.5mm幅、真ん中にロゼッタ6.5mm幅、外周に飾り1.5mm幅を挟みます。

この溝に飾りをはめ込んでいきます。

しっかり接着材をつけて差し込みます。
溝の幅が狭いと木材が水分を吸って入らないです。
広いと完成後に隙間が空きますから、技術が必要なところですね。

しっかりはまりましたね。
前回の反省として、この加工をする際にはトップの厚みを十分残しています。
飛び出している飾りごとトップを削って仕上げます。

よっしゃ!
こりゃ綺麗にはまったぞ!
前回は溝加工時に端面がチップしたりガタガタになったりといろいろあったのですが今回は素晴らしいですね。
念のため溝加工部は接着剤を少し薄めたものを塗ってありましたので欠けもなく、加工も綺麗に入りましたね。
さてさて寄木細工編から木工編に入ります。

もちろんブレーシングはフォワードシフテッドXブレーシング。タングーブレース付きの1938アレンジです。
Xブレーシングの組み木部をきっちり加工します。

このブレースに差し込むフィンガーブレースやトーンバーはもちろんXブレーシングに差し込むノッチドブレイスです。

今回はXブレースにノッチ部の溝をあらかじめ加工して接着しました。

各部差し込みながら接着していきます。

タングーブレースとトップブレースも接着。
そして今回の1番の意欲的変更点であるブリッジプレートを貼り込みます。

前回は戦前マーティンを参考にメープルの板をかなり小さく貼り付けていました。
今回の形状はこうです。


戦前マーティンの形状ではブリッジのボトムベリーの下部がブリッジプレートからはみ出てるんです。
そしてフォワードシフテッドXブレーシングということで、ブリッジ周りの骨組みが広いのです。
前作の1号機は、思い切ってブリッジ周りの弱点に対してノーガード戦法を決め込んでます。
そして、完成以来半年ずっとライト弦をチューニング状態で貼りっぱなしにしてますが、案の定ブリッジ下はみるみる膨らんでいってます。
これがある程度で止まるのか、ラウンドトップと形容できるところまで行くのかわかりません。
今回の2号機ではここに少し強度補正を施すと同時に、ブリッジ周りを強くすることで、音に芯が出るのではと狙っています。

ブリッジと重ね合わせたイメージがこちら。
前作では下に膨らんでいる部分が丸々ないので、どれだけ被さったかわかりますね。
これでもよくあるD-28のブリッジプレートよりはかなり小さいんですよね。
今回はこの形で魂を注ぎ込んでいきましょう。
