<卒業アルバム>最後のページは白紙 佐世保・大久保小
小6同級生殺害事件が起きた長崎県佐世保市の市立大久保小学校(188人)で17日、卒業式があり、卒業生は最後のページが白紙の卒業アルバムを手にした。加害女児の写真を張れるようにしたためだ。御手洗怜美さんの命を奪った少女の写真をどうするか。一緒に過ごした時間を残すのか、消してしまうのか。子供たちは答えを探し求め、教師も親も考えた。その結果が白紙のページだった。
昨年6月1日の事件後、教室には加害女児への反発と憎悪が渦巻いていた。ある男児は「『子供だから』と許されるのか」と激高した。2学期から担任になった男性教師は「事件に触れるだけで子供たちの心が崩れてしまいそうだ」と感じた。だから「(施設送致は)本音が分かる環境で糸をほぐすためだよ。彼女の罪を軽くしたのではないよ」と児童たちを諭した。
一方で、卒業アルバムを巡り、怜美さんの父恭二さんは「怜美と彼女が教室に存在した『形』を残してほしい。彼女を憎む感情を子供が持つのはつらい。憎しみをどうしたらいいのか知らない子が起こした事件だから」と担任に告げていた。
怜美さんと加害女児をアルバムに載せるのか、子供たちは何度も議論した。それぞれが結論を出したのは2月4日。「両方載せる」15人、「怜美さんだけ」15人、「両方載せない」1人。答えを出せない子もいた。
「両方載せる」とした子は「私たちは強くなった」、別の子は「幼稚園からずっと友達。忘れられない」と言った。「怜美さんだけ」とした子は「(加害女児を)載せたら戻ってきた時に彼女の気持ちがきついんじゃない?」と推測した。「両方載せない」とした子は「新しくスタートを切りたい」と訴えた。
担任と保護者が話し合い、怜美さんの写真は載せて、加害女児については希望者に写真を提供することにした。希望した児童は10人。2人とも運動会での姿。子供たちはアルバムのタイトルを「We Can(やれば、できる)」と名付けた。そんな子供たちが、担任の目にたくましく映る。
子供たちの議論を聞いた恭二さんは「何の話し合いもなく2人の存在を消し去ることは許されないと感じた。事件と向き合うことにつながる大切な過程になったのではと感じている。逃げずに意見を出してくれた子供たち、保護者の方々に感謝します」とコメントした。
[記事全文]
一生の思い出なるアルバムがこんな形になるなんて、寂しいですね。
Q太郎は、白紙にすることが良かったのか悪かったのか、分りません。
普通、このような事件が発生した場合、担任は逃げます。
(今までの経験では、担任は面倒くさい事には背を向けます。)
保護者は、記憶を消し去ろうとします。
事件に背を向けず、アルバムの製作をしたことについては素晴らしいと思います。
大久保小学校の卒業生へ
卒業おめでとうございます。
貴方たちが持っているアルバムは、最高のアルバムです。
担任や保護者の深い思いがこもった最高のアルバムです。
最後の白紙のページに写真をはった人、白紙のままの人、色々いると想いますが、大切にしてこれから大きくなって下さい。