QOOTESの脳ミソ

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ケープタウン、治安の実際と楽しいショッピング事情、そして安くて美味いワイン。

2024-09-13 14:04:23 | 日記
今回のケープタウン訪問は普段より少し年数が空いてしまったので、最近べったりのYoutubeの旅系チャンネルで訪問記を片っ端から観て情報収集しました。

が、どのチャンネル主も「怖い、怖い」の連呼で、とても旅行記動画どころではない状態。「昼間でも歩くと怖いです」という人まで出てくる始末。ついでにウェブ上のブログを検索していろんな人のケープタウン旅行記を読んだりもしたのですが、旅系Youtuberとほぼ同じ。

元々治安は悪いけれども、もしかしたら僕が前回来た時から急速に治安が悪くなっているのかなとこっちの方が怖くなるくらいで。でも、実際に自分の目で確認しないとわからないので、ケープタウンに到着するまで話半分にとらえておくことにしました。

ただ、あまりにも皆さんが怖い怖いと言うので(正直なところ、じゃ、行かなきゃいいのに、と思いました(笑)、)、昨日の空港から市内ホテルまではUBERを利用。前回来た時は空港から官公庁のビルが立ち並ぶシティセンターまで路線バスを利用して歩いてホテルに向かったところ特に問題はなかったので、今回もそれにしたかったのですが(安いから)、急速に治安が悪化しているのか現状を確認するまでは無理するのはやめようと思いました。

官公庁が立ち並ぶエリアは平日の昼間は公務員の皆さんが仕事をしているのでにぎやかで大丈夫なのですが、週末は皆さんお休みで人が少なくなるので怖いです。以前週末に誰もいないなぁ気持ちいいなあと歩いていたら、育ちのよさそうな白人の学生ぽい男の子と目が合って、なんとなく「Hi!」「Hi!」とお互いにあいさつ。

「ご旅行ですか?」
「ハイ、そうなんです。ケープタウンいいところですね!」
「ありがとう。どこから来られたんですか?」
「日本からです。」
「東京?」
「はい、東京です。」
「いいなぁ、東京行ってみたいなぁ」と人懐こい笑顔をするのでこちらもにこっとしていると、

「ところでさ、お金くれない?」

と言う(笑)。

官公庁やアーンストヤングみたいな世界的に著名な会計事務所などが立ち並ぶエリアですが、日曜日で人っ子一人いない状況でそれを言われたら背筋が凍りました(笑)。

笑顔をさっと消して「金はない。」って一言言い渡して帰ってきましたけど。見た目で油断してはいけないなと思いましたね。

人のよさそうな人に突然「ところでさ、お金ちょうだい」って言われることはちょくちょくあるので、心の準備はしておいた方がいいとは思います。昼間ならいやだって言えばいいだけですが。

あと、どうしてもトラブルを避けられないことはあるので、出かけるときはクレカ一枚とスマホだけとか、全部強奪されても被害が最小限になるように準備しておくのもいい考えだと思います。

それでですね、昨日ケープタウンに到着してホテルに着いてから歩き回ってみました。今回のホテルは偶然最近(2週間ほど前?)ケープタウンに来ていた某Youtuberの方も泊っていたホテルで、その彼が動画の中で「このホテルの近所は治安がやばいです!歩きまわらない方がいいです!怖い!怖すぎる!」と世界の終わりのような表情で言っていたホテルなのです。

が、この辺は昼間は観光客が多く僕もケープタウンに来るとよく散歩するエリアなので(そんなに治安が急速に悪化しているのかな?)といぶかしく思っていたら、前回ととくに物騒具合は変らず、それほど問題はありませんでした。もちろん夜はライオンの檻に入っているようなものです。一人歩き厳禁です。

その後ホテル周辺だけではなく、もう少し広範囲を散歩してみましたし、夜も結局UBERでショッピングモールの方まで遊びに行ってみましたが、街を見ていたらむしろ前回来た時よりも治安が改善しているような印象です。

ただ、ケープタウンの殺人率の方は上がっていてヨハネスとかプレトリアを抜いて南ア首位だとか。でもそれは道を歩いていて突然殺されることが一番多いという意味ではないようです。特定の場所でいざこざが起こっていると考えた方がいいのではないかと思います。

台東区や墨田区でも山谷のドヤ街近くの隅田川沿いでは報道されないだけでちょこちょこ刃傷沙汰が起きているようですが、それをもって「台東区・墨田区は治安が最悪だ」とは言わないのと同じような話かと思います(レベルは違いますが)。

そう言いつつも、ケープタウンの治安はよくなっているような感じがするんですよね。「日が落ちたら単独で歩かない」これを徹底すれば特に問題はなさそうなんですが、Youtuberの皆さんは「昼間だって危ない!やばいです!ダメです!」を、なんであんなに繰り返すんだろう?

皆さん「旅系Youtuber」だけど初ケープタウンのようでしたので、経験値がそれほどなくて必要以上にビビりすぎているのか、または当地への旅行を考えている人へ情報発信者としての注意喚起のために少々大袈裟に言っているのか、どちらかなんだとは思います。

とにかく、初日の印象としては、治安の状況は以前とそんなに変わっていない(むしろ少しだけ良くなっている感じがする)ということで、安心しました。

でも、油断はできないですね。事件の被害に遭う可能性は常にあります。

来てから思い出したんですが、その某Youtuber氏も泊ったこのホテルは、もう1ブロック先にインドの超高級ホテルの「タージホテル」があるところでした。あそこはいい意味での別世界ですね。泊ったことはありません。ドレスコードで止められなかったら、今回ちょっとトイレを借りにでも行ってみようかな。近くにスレイブロッジという黒人奴隷を収容していた場所(今は資料館)があるんでそこに行くついでに。

日本の戦時中でも徴兵した若い兵隊さんの概数を把握するのに、四角い狭いエリアにぎゅうぎゅうに押し込んで「升一杯〇〇人」で人数カウントしていた施設ありましたよね、たしか。

スレイブロッジもまさにそれで、収容所としての機能もあるのですが、中庭は販売のために奴隷を詰め込んで「奴隷〇〇杯分」で奴隷の数をカウントしていた、そういう施設です。人をモノとして把握すると、どこのどんな支配者でも同じことするんですね。

兵庫県の斉藤知事も、兵庫県に協力してくれる皆さんのことを、名前ではなく「カニ2杯」や「ワイン3本」などと呼んでいるんでしょうね、きっと。

さて、ケープタウンを喜望峰から「ステレンボッシュ」というワインランドまで一日で巡るツアーを明日予約したので、今日は一日ノープラン。お気に入りのコーヒーショップに美味しいカプチーノでも飲みに行こうかなと思っています。

以前その店でカプチーノを注文して写真を撮っていたら、新入りぽい黒人の女の子がやってきて「写真にとるならもう一杯新しいの作るから待って!さっきのはアタシ的に少し納得いかなかったから(笑)」って、もう一杯きれいなラテアートのカプチーノを持ってきてくれたことがありました。

あとは少し離れたところにあるでかめのショッピングセンターにでも。サムソナイトの機内持ち込みサイズのキャリーが安かったら今回一つ免税で購入しようと思っています。僕はスーツケースは(今のところ)サムソナイトしかもっておらず、キャスターを1~2年ごとに交換に出すのですが、福島にあるサムソナイトのリペアセンターがコロナ後はパンク寸前でキャスター交換に2~4か月くらいかかるようになってしまったのです。それで、車検時の代車のようにスーツケース二つで回したいと思って。

大きい方は二つあるのでいいのですが、機内持ち込みサイズは一つしか持ってないのです。(世界どこのショップでも構いませんが、サムソナイトを購入したらレシートは必ず保管してください。福島のリペアセンターに送るときの送料が永久に無料になります。部品交換実費のみで済みます。)

実は、昨今の南アは昨今の日本と同じで為替が安値方向の「旅行するのに安い国」なので、サムソナイトも正規店で安く買えないかなと期待しているんです。トルコも「安い国」の仲間ですね。

免税もありますし。免税に関しては以前は最低金額設定がなかったのですが、どうも今は最低金額があるらしい。と言っても250ランド(2000円程度)ですが。免税書類を作ってもらう必要はなく、タックスの表示のあるレシート(TAXインボイス)をためておいて出国時に空港のカウンターに持っていくと計算して返金してくれます。以前は最低金額がなかったので国外に持って出るものすべて税金還付してくれました。ルイボスティやオーストラリアの高級?スーパーのWoolworthで美味しいステーキソース(マッシュルームチーズソースが一番好き)やルイボスティなどを免税で買って帰ろうと思っています。

ワインも3本程度購入予定。銘柄は決めてあるので、購入したら紹介しようと思います。

最後に昨日呑んだワインを。

「VINTALES」という知らない銘柄の赤ワインです。45ランド(360円)。写真を見ていただくとわかるかもしれませんが「ジャケ買い」です。



これは南アフリカの大学の先生(ケープ大学だったかな)が作ったピノタージュというブドウの品種の赤ワインで、南アでしか作っていません。味わいはミディアムからフルボディだと思います、濃い印象です。南米でよく飲まれるマルベックより少しだけ軽いくらいかなぁ。

あと純粋に南ア名物ではないのですが、ほぼ南アワインでしか見ない「シュナンブラン」という白ワインも美味しいです。ちょっと味が丸くて、ワイン初心者向きだと思います。以前ワイナリーツアーに行った時に、ちょっとシニカルなガイドに「試飲した中でどれが美味しかった?」と聞かれて「シュナンブラン」と答えたら「舌がお子様だね」と言われました。それほど味がわからない人間に言われても、ね(笑)。

あと、80年代90年代にインドを旅したことのある人には懐かしく思っていただけるはずです。ハンバーガーショップWimpyがホテルの隣にあったので写真撮りました。



元々はイギリスの店なのでここ南アフリカにもあるわけですが、インドでもデリーにあります(もうないのかな?)、デリーはコンノートプレイスにマハラジャ・マックでおなじみのマクドナルドインド店ができる前は、インドでバーガーと言ったらこのWimpyでしたね。古い地球の歩き方にも載っていました。「インド料理に疲れたらここへGo」みたいなキャプションがついていたと思います。ただ、デリーのお店ではマクドナルド同様ビーフは出していませんでした、マトンバーガー美味かったな。

このケープタウンのお店はもちろんビーフバーガーです。


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2 コメント

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Unknown (熊猫)
2024-09-14 09:01:49
qootesさん。
おはようございます。

恐い場所っていうのは思い込みが加味されますし、動画はだいたいが盛ってますので、参考程度って感じでしょうか。
心霊スポットに行っただけで、全てのものが幽霊に見えるし、危険な場所と思い込んでいくと全ての人が悪人に見えたり。

qootesさんの冷静な分析は本当にすごいです。やはり旅は経験と心構えですね。心が自由でないと何も楽しめなく、その点qootesさんの自由さは羨ましいです。言葉の問題からも解放されてますし。

「Wimpy」、行ったかなー。
入った覚えはないけれど、お店の前まで行って確かめたような記憶がおぼろげに。
初めてインドに行ったとき、まだマクドナルドがなかったんですよ。
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Unknown (qootes)
2024-09-14 14:52:38
> 熊猫 さん、こんにちは&おはようございます〜!

90年代のインドを楽しめた熊猫さんなら、ケープタウンも難なく楽しめると思います。ホームレスに付きまとわれて、昔のインドのバクシーシ攻撃を懐かしく思い出しました(笑)。

Wimpyはきっと目にされたことはあると思います。マハラジャマックがないときのオアシスでした(笑)。今日はこれから希望峰に向かいます。また写真を載せようと思います〜!
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