レポート執筆がとりあえず終わったので、AIの校正が返って来るまでブログを書いてリラックス。
ということでいつもの通り推敲などはしない「なんとなく日記」です(笑)。
世界の美術芸術の解説がとても興味深いので、Youtubeで山田五郎さんチャンネルを登録してよく観ているのですが、先日がんを公表されていましたね。数週間前に彼の動画を観ていた時に、あれ?体調が悪いのかな?と思ったことがあって、検索したことがありました。大体こういう時に当該人物の名前を検索窓に入れると、
「〇〇〇〇 激やせ」とか「〇〇〇〇 重病」とか、検索候補が出てくるものなので、気のせいかなと思ってその時はそのままに。先週公表されているのを拝見して少々びっくりしました。
別に「自分が前から気づいていた少数の人間の一人だ」とかくだらないマウントを取るつもりで書いているのではありません。
ご本人とは個人的な知り合いでもなんでもないので直接お会いすることはないのですが、友人知人でもこういう時何と言ったらいいかわからず困りますよね。
いわゆる海外ドラマの医療ものを観ていると、医者はこういう時「全力を尽くします」としか言わないです。いい観測も悪い観測も責任がとれない以上迂闊には言わないということなのでしょう。個人でもそういう配慮が求められそうですよね。
では具体的に何と言ったらいいのか。困りますね。
僕は「頑張ってください」という言葉を使わないことにしたんです、数年前から。たまに意識せずに言っていることもあるとは思いますけど、脊髄反射で無駄に喋るのではなく、思考が脳を通っている限りは使っていないはずです。
震災の後しばらくしてでしょうか、テレビを観ていたら被災者の方が「頑張って」って言われると腹が立つと訴えていたんですね。被災生活ですでに頑張っているのに、それ以上何を頑張ればいいんだ、って。
番組の出演者も「そういわれればそうですね、迂闊でした。申し訳ございません。」おっしゃっていて。
それもわかりますけど、そこまで考えずに単に応援する気持ちが「頑張ってください」だから、真意の方を汲んで応援だと受け取っていただくことはできないのかなと思いました。
でも、そんな風に悪意に誤解されるならこっちも気分悪いので、それ以来「頑張ってください」は言わないことにしました。
じゃ、なんて言ったらいいんだろうと考えましたね。シンプルに「応援してます」でもいいかなと思ったんだけど、それでも「自分は何不自由ない生活をしてて(そんなはずないけど)、高みの見物のつもりか?」と悪意に介されることもあるだろうなと思いそれは却下。
結局、いろいろ考えて、そういう大変な状況の方に会っても、一切何も言わないことにしました。
それが僕の結論です。
酒場で政治と野球と宗教の話は厳禁とよく言われますが、そんな言葉があるくらいそういう話を熱く語る人は多いです。そして、それがもとでトラブルになったり。
時々酒場で会って一緒に飲む元大手企業勤務のおじいちゃんがいるんですが、彼を見ていると、政治と野球と宗教の話をされても「ああ、そうですかぁ」「そうなんですかぁ」「なるほどぉ」と軽く受け流していて自分からの発信は一切しない。どうしても何か言いたくなっちゃうものじゃないですか。
自分もあの境地に到達しないとなぁと。
で最初に戻りますが、彼の幅広い知識のファンとしては、何も言わず黙って祈るのみです。
これからも様々な興味深い美術解説を期待しています。
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