QOOTESの脳ミソ

日記や旅の記録(現在進行中および過去の旅)がほとんどですが、たまに「腹黒日記風」になっているのでお気を付けください。

高松の3日目、仏生山温泉で雨音を聞きながらのんびりする。

2024-10-05 00:30:56 | 日記
高松3日目です。翌日には帰りの成田便に乗るので、丸一日遊べるのはこの日のみ。予定通り自転車を借りて、少し遠いところまで行く予定でした。

が、朝起きると雨。天気予報を見ると一日やみそうもありません。そこで、歩きと公共交通機関で行ける範囲で楽しむことに予定変更。

本日もうどんで一日を始めましょう。

・・・でも写真を撮るのを忘れてしまいました(笑)。

一食目はいつも前を通るけれども一度も行ったことのなかった綿谷さんというお店、二食目はこれまたカレーうどんの美味しいお店にしようと店の前まで行ったら定休日。そして一度行ったことのある高松駅近くの岡じまというお店にしました。

お目当ての店が定休日だとがっかりすると思われると思いますが、高松のうどん屋さんだけは定休日でがっかりすることはあまりありません。それはなぜか。

高松市内だけでもうどん屋は実にたくさんあるので、行こうと思った店が思いがけず定休日だと、ずっと行ってみたいと思っていた他のお店に行けるからです。

歪んでますねぇ、病んでますねぇ(笑)。

この日は前日の教訓を生かして、ぶっかけうどん「小」と釜玉うどん「小」に自制しました。小室哲哉Self Controlです。Kiss JAPAN Dancing Dyna-mix.です(TMネットワークの1989年頃のツアータイトルです。)。

そのおかげで食事後もきちんと動くことができました。うどん二食目をいただいたら時間は11時ごろ。今日は何をしようか考えて、久しぶりに「仏生山温泉」に行くことにしました。

高松築港駅から琴電に十数分乗り仏生山駅で降り、そこから10分強歩くと仏生山温泉です。

温泉は温泉なのですが、最近東京でも増えてきたデザイナーズ銭湯で、非常にオシャレです。建物の全景はこんな感じ。




番台(レセプション)の前はこんな感じ。物販コーナーも落ち着いた感じで、庭に向けて木製のソファベンチが置いてあります。



物販コーナーの隣にはこのように畳コーナーが広がって、番台の前が奥までずずずいっと長く広がった広縁のようになっています。



物販コーナーにはオリジナルグッズや美味しそうなパンが並んでいますが、店のスタッフが選んだ古本も置いてあります。一冊200円。絵本から三島由紀夫、村上春樹やスタンダールまで幅広いラインナップです。



中に入ると中庭を囲むようにいろいろな湯船が並んでいて、どこかの国のスパに来たみたい。内部の写真は撮れなかったので、施設のウェブページでどうぞ。


居心地が良すぎて長風呂してしまいました。

お風呂から出ると、先ほどの広縁的なスペースのソファベンチに座ってぼんやりとします。環境音楽のような優しい音が心地いい。雨も降り続いていたので、開け放たれた縁側で聴く木々の葉っぱにあたる雨音がこれまたよろしい。

ここならずっといられる。



贅沢な時間を過ごすことができました。

最近は東京でもこういうデザイナーズ銭湯が増えましたね。僕が東京に住むようになった15年ほど前は戸越の戸越銀座温泉が有名でしたが、その後古くから営業していた銭湯が続々とデザイナーズ銭湯に衣替えしましたね。あの頃はちょうど銭湯の多くが代替わりの時期を迎えていて、それを機に廃業される銭湯もあれば、若いお孫さん世代が積極的に関与してオシャレ銭湯に衣替えしたんだろうと多います。

おそらくデザイナーズ銭湯を得意にする設計士さんも積極的に営業をしていたんだろうなと想像しています。

ただ、仏生山温泉みたいな癒し系オサレ銭湯ならいいんですが、銭湯でありながらほとんどバーかオサレなパリピ仕様の立ち飲みのようになってしまったりやり過ぎてしまったヌーボパリピ銭湯はこの年ではちょっと行きにくいですよね(笑)。

あとは最近のサウナ―達が跋扈しすぎる銭湯もちょっと辛いです。数年前にフィンランドに行った時に気に入ったサウナハットがあったので買おうと思いましたが、やめて正解でした。仲間にならずに済みました。

「サウナドラクエ」とか「ドラクエ行為」とか名前がついているらしいのですが、若年層の皆さんは銭湯やサウナでグループ行動をするのが非常に好きらしく、観ているとドラクエのようにみんなぞろぞろと隊列を組んでサウナに入ってきたり湯船に入ってきたりするので、風呂場の中が局所的に一気に混み合うじゃないですか。しかも、あの年頃だと仕方ないんですが、楽しくて楽しくてどうしても会話の声が不必要に大きくなってしまう。ちょっと迷惑なんですよね(苦笑)。

ま、でもその仏生山温泉は平日の昼間に行けば静かなおじいちゃんばかりなので、のんびりとお風呂を楽しめます。ここも10年ほど前に初めて高松に行った時にお風呂に入りに行って以来通っています。

あ、重要な点を忘れていた。お湯はきちんと温泉です。少しとぅるとぅるする美人の湯系の温泉で非常に気持ちいいです。

とてもいいお湯でした。

お風呂の後は市内中心部に戻って、自宅に持って帰る野菜や生うどんやお酒をスーパーや八百屋を回って購入。白菜が4分の1で88円と安売りをしていたのでラッキーでした。東京だと今は230円しますからね。生うどんも数把購入したので自宅でもうどんが食べられます。ついでに最終日に有名うどん店オリジナルの釜玉用醤油も購入したので、あの味が自宅でも味わえます。持って帰る食材で一番安かったのは四国のどこか産の土付き里芋。一袋で58円でした。

煮て食うか味噌汁に入れるかですね。どちらでもおいしいですね。

きぬかつぎにもできないことはないですが、ちょっと大きいかな。

因みに僕は里芋よりも里芋を日に当てずに育てた「だつ芋」を味噌汁に入れるのが好きなんですが、東京では売っているのを見たことがありません。「白ずいき」とも呼ばれるらしいです。名古屋ではよく売っているのを見たので、売ってたら母が味噌汁に入れてくれたんですけどね。