四駒笑劇漫画

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マンガ平均太郎2第二話

2005年04月07日 | マンガ(3DCGコミック)
昔、手塚治虫の短編漫画「ふたりでリンゲル・ロックを」(1982年)で、近未来、全ての国民が小型コンピューター(漫画の中ではマイコンと呼んでいる)を持ち歩き、未来を予測し、それにより行動を制限する話がありました。現在、携帯電話は多くの国民が持ち歩き、iモード等の占いサイトに入会し、占いで自分の人生を決めてしまう、そんな占い依存症の人が増えていると聞きました。手塚治虫は漫画の最後にコンピューターの予測に逆らって生きた主人公にハッピーエンドを与えています。
無宗教な人が多い現代人にとって『占い』はある意味、宗教的意味を持っているのかもしれません。元に昨日、逮捕された永田容疑者(金保とも言うらしい)の聖神中央教会性的暴行事件のように少女10人以上に宗教的立場を利用し、神の試練等と称してワイセツ行為を繰り返すような事件やオウム事件等が錯綜する世の中では宗教や信仰は信頼に反し、恐怖感さえ覚えます。ですので 『占い』などによる統計学を信じる人が多いのでしょう。(もっとも、占いの中には根拠のない統計学もありますので御注意下さい)
最近の科学では遺伝子により、人生のかなりの部分が左右される事がわかってきました。一卵性双生児が生まれてすぐに別々の環境でお互いを知らずに育てられたのにも関わらず、非常に似通った人生を歩むんでいたそうです。彼等は同じ時期に恋愛し、別れ、結婚、出産、入社、退社等を経験したそうです。結婚した女性の名前まで同じだったとか・・・。。
もしこれらが遺伝子により決められた事なら人生はある程度決まっているのかもしれません。
しかし、そんな決まった人生を歩むのは決して大脳を与えた『神』の望む処ではないでしょう。
なぜなら、人は運命に逆らって生きる事もできるからです。
自分に制限をかけ、諦めてしまいそうになる事があるなら、その前に遺伝子に逆らってみてはどうでしょう?(もちろん良心や法律の範囲内での話ですが・・・)
ハッピーエンドが待ってなくても、人間らしい生き方だと思います。
選択は人間に与えられた最も大きな特権かもしれません。


明日はエッセイです。
更新時間は明日から少し遅くなると思います。

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