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マンガ 名探偵蜂矢十六登場!!(第十話)最終話

2005年05月10日 | マンガ(3DCGコミック)
名探偵蜂矢十六登場!!(第十話)最終話

 海野十三(1897~1949)という小説家がいて、彼の作品に『金属人間』というのがあります。これは針目左馬太博士が発明した生きた金属(金属Q)が起こす殺人事件に始まり、文福茶釜事件を追う探偵の話なんです。青空文庫で無料で読めるので、是非、興味のある人は読んでくださると、理解していただけると思うのですが、ここで出て来る探偵・・・・全然、役に立ちません。
大体、前説で意味不明な事例を連発し、プライドだけは高いらしく、事件に顔を突っ込むのですが、犯人には逃げられるわ、おかしなところで短気を起こすわ、そのくせクライマックスでは気絶してしまい、犯人に騙されたまま、小説は終了。『こんなおかしな名探偵みた事がない』と思いました。しかし、彼をモデルに4コマ漫画を描いてみたいと思い、その探偵の名をそのまま拝借して、描いたのがこの『名探偵蜂矢十六登場!!』なのです。(上の図参照)そんなこんなでミステリー仕立てにするつもりでしたが、本作以外は普通の話になってしまいました。

考えてみれば、僕もプライドは高いが失敗だらけ、何一つ上手くいった事がありません。そのため、この蜂矢十六には非常に惹かれる部分があり、制作しました。ワトソン役のクリス神父や森宛博士(針目左馬太博士をモデルにした)は僕がデザインしたポリゴンキャラの中ではお気に入りですが、作品の内容は単調な物で自分の才能のなさに自暴自棄になった事さえありました。

しかし、終わってみると、とても楽しい思い出になりました。



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2 コメント

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TB蟻蛾島 (Coモン図職人)
2005-05-10 23:13:40
はじめまして。

金属人間の話、おもしろそうですね。

蜂矢十六は名探偵とはとてもいえない気がしますが、

海野が込めた意味ってなんなんでしょう。ナンセンス小説家だったのかな。でも妙に明るさをかんじるなあ。読んでみよう。
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TBありがとうございます (とっしー)
2005-05-11 01:36:45
僕は地球発狂事件よんで途中まで読んで挫折してしまい

ましたが、海野十三といえば藤子不二雄のまんが道で

主人公の二人がSF漫画の話つくる際に参考にしてたような

気がします。
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