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アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

散髪

2006年01月08日 | 雑感
1月7日(土)

明け方の雷雨が、朝には嘘のように晴れあがっている。
ブエノスアイレスの天気は、こんなパターンが多い。

初体験は、いつも初めの一歩に躊躇する。
日本では、いつも一ヶ月に一回散髪していた。日本でこの前散髪してからもう2ヶ月以上たっている。髪が伸びてうっとうしい。そこで、散髪に行くことにした。

日本でも、初めての店は入りにくい。どんな刈り方をされるか心配なので、つい行きつけの店でお世話になる。シンガポール時代は、予約制の散髪屋で、いつも人を指名して散髪してもらっていた。ここブエノスアイレスでは、どんなことになるのか不安で、つい行くのをためらっていた。

近所の地下鉄の駅前に、場所は見つけていたが、ついにドアを開けて、「オラ(こんにちは)コルタル・ミ・ペロ?(髪を刈ってもらえる?)」とさっき、辞書でチェックしたばかりの単語を使って、散髪をお願いする。「ポルファボール(お願いします)」と丁寧に言う余裕も無い。幸い、店にはお客がだれもおらず、直ぐに鏡の前の椅子に案内された。事前には聞いていたが、シャンプー台などは無く、椅子と鏡だけ。

店のおっさんが「コルト?(短く?)」と聞くので、「シー・コルト(はい、短く)」と答えて、あとはまな板の上の鯉。なるようにしかならない。

鋏の使い方は、日本の散髪屋と同じなので、まずは安心。さっさと、ものの10分も経たない間にカットが終わったので、おしまいかなと思っていたら、ドライヤーで整髪を始めた。油もなにもつけないが、それなりにできはよさそうだ。これで終わったと思ったら、今度は電動バリカンを持ち出した。

髪の生え際を整えるんだなと思ったら、突然、頭の上に持ってきたので、内心「おいおい、坊主にするつもりじゃないだろうな!」と一瞬あせったが、どうも鍬バリカンのようで、髪全体を調髪してくれた。これで本当におしまい。あとは、ドライヤーと刷毛で、首周りの髪の毛を丁寧に取り除いて完了。全部で15分程度だろう。洗髪はしていないが、あまり違和感は無い。

「????」と聞くので、たぶん出来上がりを聞いているんだろうと思い、「ビエン(Good)」と答える。実際のところ、メガネを外しているので、顔の輪郭がやっと見えるだけで、散髪の出来具合なんてわからない。メガネをかけて改めて見ると、まあまあの出来上がり。これで12ペソ($12、約480円)、いつも日本で通っているところの約1/7。安いものだ。

おっさんも、非常に愛想がいいし、腕もよさそうなので、これから月一回は通うことになりそうだ。

ついでに、帰りにその直ぐ近くに中華料理店を見つけて昼飯に焼きソバを食べたが、これがなかなかいい味。もっとも、量は日本の食堂の5割増程度。こちらの人間は胃が大きいらしい。ビールを飲んで〆て$13(約520円)。店は清潔そうで、ウェイトレスも可愛くて愛想がいい。ここも、これから週末には通うことにしよう。

今日は、散髪屋と中華料理店の収穫。
少しずつ、街になじんでいく感じがする。


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