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アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

機内にて

2005年08月08日 | 旅行
8月7日(ロンドンは曇り)

今回も、先月と同じで、ロンドン経由のブエノスアイレス行き。
ロンドンへはJALを使い、仕事で数日間滞在したあと、ブエノスアイレスにはBA(ブリティッシュ・エアライン)を使った。帰りも同じルート。前回は、アメリカ経由でAA(アメリカン・エアライン)を乗り継いだが、ダラス・フォートワースのトランジットでの手続きがあまりにも煩わしく、今回はアメリカを避けることにした。(指紋を採られ、写真を採られ、おまけに荷物についての質問攻めでうんざり。)

会社の用務のため、ビジネスクラスを利用させてもらうが、最近の女性クルーで、若い人をほとんど見ない。むしろ、JALの日本人クルーが一番若いように思えるが、それでも30代だろう。前回のAAはすごかった。どうみても60過ぎのお婆さん。アメリカ人は老けるのが早いから、実際は50代だろう。しぐさは非常にかわいく、まるで子供の世話をするように、なにかと気を使ってくれた。気の利かない若い女性が、マニュアルどおりの作り笑いで接してくれるより、心からの気使いのように思え、心地よい。飛行機を降りるとき、心から「お世話になりました。」とお礼を言った。

ビジネスクラスのいいところのひとつは、クルーが、乗客の名前を覚えてくれ、名前を呼びながら世話をしてくれるところだろう。でも、JALは、日本語で「○○様」とやられると、少し、慇懃丁寧すぎて、居心地が悪い。今乗っているBAは、“Mr.○○”と話し掛けてくれるので、このほうがいい。以前は、クルーを呼び出すボタンを押すのが、少し遠慮がちだったが、今では、すこしの要求でも、気楽に押す。クルーも、すぐに応えてくれる。馴れとは恐ろしいものだ。

飛行機は、ほとんどがボーイング747(ジャンボ)で、前回トランジット後のアメリカからの帰国便だけ777だった。国際線に使われる機種が限られているのは、その航続距離からだろう。飛行機のスピードと航続時間をみると、13時間前後で燃料切れになるようだ。日本~ロンドン 12時間、アメリカ・ダラス~日本 13時間、しかし、ロンドン~ブエノスアイレスは16時間のため、11時間でブラジルのサンパウロに一度立ち寄り、2~2.5時間給油と乗客の乗り降り、クルーの交代があり、それから2時間あまり飛んでブエノスアイレスに到着する。現在、サンパウロを出て一時間あまり経ったところ。ロンドンを出てすぐ夕食のサービスがあり、その後は、夜行便のため、ずっと睡眠時間。サンパウロに付く1時間前に、朝食サービスがあったが、睡眠不足で食欲がなく、フルーツとコーヒーだけにした。ところが、サンパウロでの休憩時間(機内待機)で、おなかがすいてきた。幸い、サンパウロを出てすぐに、再度朝食サービスがあり、今度は食べ過ぎてしまった。

飛行機の機種は同じでも、内部のシートは、航空会社によってまったく違う。JALとBAとAAを比べると、JALが一番いい。フルフラットのシートを倒しても、シートが、固定されたカバーで覆われており、前後の乗客に影響をあたえることがない。BAは変わった対面シート。シートが隣り合わせで、前後を向いている。現在自分の座っているのが、窓際の後ろ向きの席で、隣の通路側の席は前向きとなっており、間をカーテンで仕切っている。知り合いならカーテンを開けていればいいし、知らない人なら閉めればいい。ただ、足置きが前の席に固定されているので、すこし具合が悪い。AAは、代わり映えのしない、旧式のリクライニングシート。フルフラットまで倒せないので、一番居心地が悪い。しかし、こんな贅沢はいえないだろう。この長時間のフライトをエコノミーに座ることを思うとぞっとする。

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