アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

舟釣り

2008年04月22日 | 雑感
2008年4月18日 快晴

会社のOfficeの壁に、これまでの釣果を張り出している。お客さんが来ると、まず釣り談義。その中のひとりRさんが、「釣り舟を手配してあげましょうか。」と言うので、当てにせず、「ぜひお願いします。」と頼んだら、早速一週間で話をつけてくれた。しかし、昨年の夏の経験があるので、舟を確認するまでは信用できない。昨年は、5時間待たされて、結局前払い金とともに、船主がドロンしてしまった。

今回は信用できそうなので、事務所で釣り好きの人を募ったら、たちまち8人集まった。
無事港を出発。9mx2.5mの小舟のチャーター料1800サウジリアル(約54000円)。8人で割ると、そんなに高くない。快晴無風の穏やかな海を釣り場に向かう。沖合40分程度の岩礁の近く。ダイビングなら岩礁の周りを潜って楽しむところだが、釣りは岩礁から少し離れた、水深20m程度のところ。サウジ人の船長が、釣り場を選んで移動してくれる。

(定員10人、今回8人少し狭い)


目的地に着き、釣り開始。「最初に釣った人は、大きさにかかわらず、商品を出そう。」「何にしますかね。」と言っている途中で、早速Bさんがハタを釣り上げた。商品が決まっていなかったので、この話は無しにする。次に、Zさんが大物を釣り上げる。43cmのユカタハタ。コミュニティーの海岸では25cm前後の小物しか釣れないが、さすがに沖合には大物がいる。今日は鯛が大漁。サイズは20cm前後と小さいが、フエフキダイが次から次へと上がる。ワイワイガヤガヤと、大勢で釣るのは、いつもの孤高の釣り人と一味違う。第一、水の中に浸かって釣る必要がないのは楽だ。ハタも色々な模様が上がってくる。

(スジアラ(ハタの一種)とハマフエフキ(大漁の鯛))


いつもの鳥の砂肝を持っていったが、今回は食いが悪い。ほかのメンバーが持ってきたイカの切り身をつけてみると、立て続けに、ヤシャベラ、ハマフエフキが上がってきた。とりあえず、餌釣りで釣果があったので、いつものルアーでカスミアジをねらうが、当たりがない。昼間で、深みに潜行しているかもしれないと、ジェット天秤にルアーをつけて沈めてみたが、効果なし。そのうち、ロッドを振ったら、天秤だけが残り、ルアーだけが糸が切れて飛んで行った。先週実績を上げたばかりの、1600円のRapalaが消えていった。

昼食は、メンバーが持ってきたおにぎりと、釣ったばかりのフエフキダイをさばいて刺身で食べる。最高に美味い。船長は、ジュースとサウジのお茶を用意してくれていたが、お茶には誰も手をつけない。船長も、おにぎりをうまそうに食べていた。

午後も場所を変えて釣りを継続。錨をおろして、エンジンを切っているので、初夏の海を楽しみながら釣りができる。そのうち、Zさんに大物がかかった。なかなかリールを巻き上げることができないので、「ひょっとしてアジじゃない?」と言っていたら、船長がやってきて、糸を直接手繰り始めたら、糸が切れてしまった。余計な事をする。その途端、Fさんのロッドが大きくしなり、しばらくすると、カスミアジの銀色の腹が見えてきた。船腹まで上がって来たので、「タモ、タモ!」と叫んだとたん、口が切れて逃がしてしまった。ルアーなら、ガッチリ腹にもフックが掛かるので、糸が切れなければ取り込めるが、釣り針は時々こういうことがある。逃がした獲物は大きい。「40cm、いや50cmはあった。」と大騒ぎ。しかし、イカの切り身にアジがかかるとは…。

午後になり、風が出てきて、波も少し高くなったので引き上げることにした。帰りは波しぶきをあびて、全員潮まみれ。濡れたパンツで帰路についた。夜は、Zさん宅で、フエフキダイの塩焼きで夕食をご馳走になった。船主とコネができたので、これから、月に一度は舟釣りに行きましょうと、大漁に気をよくして、全員満足の一日。ちなみに、自分自身は、ベラ2枚と、鯛5枚で、餌釣りとしてはアベレージの釣果。良くもなく、悪くもなし。ただ、場所柄、大物のハタがほしかった。

(本日の釣果 8人分)




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