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ウクライナ危機 プーチンの戦争

2022-02-21 07:17:57 | 日記
(👨日本政府はロシアにやれたように、
中ごくのときも習●平氏に
厳しくできるのだろうか❔)

ウクライナとロシアはきょうだいのような関係だった。
ドイツ国民とユダヤ人も隣人、友人として仲良くしていた。

ウクライナ政府と世界各国は連携した。

(👨第三次世界大戦❔
そしたらまたより多くの人命が失われ
世界中が放射性物質で汚染されるだけ。)

ロシア(SWIFT国際決済網からの)排除が決まった。
ロシアの決済をとめた。
プーチン大統領の暴挙をとめることを
世界が決めた。まさしく総動員。

岸田首相もロシア排除に参加した。
🌕️日露関係に支障が出るが、
欧米に日本を応援してもらうためにも参加した~🌕️
(👨🌕️~🌕️間がYouTubeでは省略されている。

習●平氏が怒らないようにNHKは
BSスペシャル美容紀行 中国
👴象潟や雨に西施がねぶの花
👩それは『奥の細道』)


4日経過。戦闘激化。

EUから戦争状態の国へ初。
ウクライナへ、
武器資金が供与された。

ドイツがOKしたことが大きい。

欧露領空閉鎖合戦。

ロシアとの関係を見直す企業が増えている。
ロシアでビジネス展開を終了。

核の使用をちらつかせるプーチン大統領。
プーチン大統領の狙いは、
自分の言いなりの政権をつくること。
ロシアの高い要求を(無理な要求)のませること。

ロシア国内外からプーチン批判高まる。

戦闘継続によりロシア国民の生活が低下、
ロシア国民の不満が高まる。

プーチン大統領個人の判断が
どれだけ世界に影響を及ぼすのか不透明。

何しろロシア、プーチン大統領を
とめることが先決。

むき出しの暴力で戦った歴史、
時計の針を昔に戻してはならない‼️
力(暴力)による現状変更を許してはならない。

👆️これをアジアで真似されないように。
アジアは真似してはいけない。
(以上、合六強さん)

「核の発射ボタンを
狂人とテロが握っていないこと」
うっわ、プーチン大統領❔
プーチン大統領の続投をのぞんだ
ロシア国民は、
プーチン大統領が核のボタンを押したらどうするつもり❔
大惨事になって世界に謝りきれないよ‼️
現代の核の威力は、
ヒロシマ・ナガサキの何千、何万倍‼️)

ウクライナの英雄ゼレンスキー大統領は
世界の法律に訴えた。
(👨これで21世紀の今もまだ
世界法規が何の役にも立たないことが
明るみに出てくるからそれがいい。)

常任理事国が当事者だと🇺🇳国連が機能しない。
ロシアのウクライナ侵攻をとめることができない。
(👨⏺️常任理事国ロシアを解任すれば❔)

🌕️『ウクライナが勝つ道(方法)を
🌕️ウクライナと一緒に考えること』が、
🌕️私たちがウクライナにしてあげられること。
🌕️ウクライナの国民は
🌕️「もうロシアなんかと一緒になりたくねぇ‼️」と思っているし、
🌕️ロシア人も「もうこんなプーチンはイヤだ‼️」と言っているんですよ。
🌕️👆️それがプーチンの歴史的評価になるんだったら
🌕️この2022年2月は、
🌕️『ロシアの失敗の歴史』になります。
経済制裁されてもプーチン大統領は、
「まだ行ける‼️」と思っているんじゃないかと思います。
🌕️ウクライナ問題と台湾問題は連動している。↙️↙️
🌕️日本政府と日本国民は
ウクライナ侵攻を注視して、
もっと『当事者意識』を持たねばならないと思います。
🌕️(国際社会にできることは【深層News】)

❇️『世界中の人が今こそ「戦争をやめよ‼️」
と言わないと、戦争は終わらないと思います』
とプーチンデモ。

(👨こういう風に自分の意見をハッキリ言えるんだと、
日本在住の外国人に僕は尊敬の眼差しを送った。
彼らと比べて僕は……
居ても立ってもいられなかった❗)

ウクライナ侵攻
「プーチンは制御不能」 
元英外相が指摘する、
「帝国」の意思と弱点
服部正法氏
2022/2/26 16:29(最終更新 2/26 19:30)

国民向けの演説で、
ウクライナ東部の独立承認を表明するロシアのプーチン大統領
=モスクワで2022年2月21日、スプートニク通AP 

近代の英露関係史を詳述した著書を昨年発表したばかりのデービッド・オーウェン元英外相が、
ロシアによるウクライナ本格侵攻直後の24日、
毎日新聞の電話インタビューに応じた。
オーウェン氏は侵攻の背後にあるプーチン露大統領の世界観や、
北大西洋条約機構(NATO)を巡る外交、
地政学上の機微について語った。
【聞き手・ロンドン服部正法】
プーチンはもはや通常のロシアの指導者ではなくなった。
完全に制御不能で、政治勢力であれ軍であれ、
誰も彼(プーチン氏)を抑えることはできない。
世界にとって大変危険だ。

NATO部隊がウクライナでロシアと戦うのは論外としても、
まずウクライナを、
そしてロシアに近く潜在的に攻撃を受けやすいNATO加盟国を
全力で支援しなければならない。

1人の(独りの)政治家の勝手な思想で
3500人が犠牲になったことは
現代ではもう許されない。
それがたとえ自分の国の兵士や国民でも。
人間のいのちに違いはないから。
ロシア兵が1人死んだとしても、
責任はすべてロシアにある。

NO WAR‼️SAY NO TO PUTIN‼️
プーチン氏は国際法を破り多くの人を殺しました。
ただ意味もなく殺したのです。

(👩21世紀2022年、
国民も兵士も
悪い国と悪い大統領の命令を聞かなくてもいい時代。
時代は変わりました。
もう昔じゃありません。
みんな、何でも知ってるし、
自分で考えるから、
とても賢くなったんです。)

YouTube検索ワード
ウクライナの女性、機関銃を持つロシア兵士に
「何しに来たの?」と詰問
BBC News Japan
(👨👆️こういう映像がリアルタイムで配信されるところが、
今までの大戦と違うところです、というコメント。
👩👆️この動画とコメントが戦争をやめることができる手がかりになりますように❤️
👧👆️このYouTube動画へのコメントの
素晴らしいこと❤️
私はこの勇気ある女性と優しい兵士のようになりたい。
👨それと、お二人が言葉が通じて良かったね❤️
ベトナム戦争だったら無理だ。
👩戦争という状態に屈せず、
「何しに来たの❔」とロシア兵に
毅然といい放つウクライナ女性は
決定権を持つ強い女性👍️

戦争って人の心や
人間としての最小単位の大切な家庭に
土足で踏み込んでくる‼️
そんな泥棒警察みたいなこと、
していいわけがない‼️

👨たじろぐロシア兵、
たじろぐのは当然。
自分たちロシアが勝手に攻め込んだのだから。
可哀想にロシアの兵士たち。
命令に従わないと自分が処分される。

ウクライナの女性に
当然の言い分を言われて、
ウクライナの女性に返す言葉がない…

👴もともと戦争に意味などない。
しいていえば破壊と殺戮と空虚(むなしさ)。

👨世界各国はウクライナを見殺しにしてはならない。

👧ロシアにも人を殺すなんて嫌だと感じている兵士は沢山いる。
自分の意志に反することをするべきでない、
しなくても良いのが現代。
今、2022年。
今どき誰が人間なんか殺す❔

まさかこれを観たプーチン大統領は、
このロシア兵を粛清するのでしょうか❔

たった1人の愚か者のせいで、
幸せだった世界中の人々が
急に自由を奪われて右往左往するのは全くおかしい。
大統領の部下たちも実は全員正常で、
戦争イコール人殺しなんか誰一人したくはない。
大統領がこわいから、自分の家族のいのちが大切だから仕方なく
大統領の命令を聞いているだけ。

👴郷美ちゃん、プーチン大統領にいくら怒っても無駄だよ。
プーチン大統領は、
過ぎ去りし前々時代の皇帝の亡霊。)

【YouTubeコメント】
「ウクライナのゼレンスキー大統領と閣僚の皆さん、
ウクライナ国民のために頑張れ‼️
プーチンは、ゼレンスキー大統領を粛清するな‼️」

(👴戦争というものを目の当たりにして、
世界各国と世界を牽引するアメリカは、
戦争で人間を殺戮なんて、もう時代錯誤だと思ったし、
ウクライナにゼレンスキー大統領のような立派な大統領と立派な国民がいることを知った。
アメリカの大統領と補佐も
世界各国の閣僚も、
これからはもっと自国の国民を大切にするし、
自分たちが自国の国民を大切に思うということは、
他国の大統領も自分の国の国民と兵士が大切だということが痛切にわかったと思う。

戦争はお互いの国の兵士と国民の数を減らすだけの全く下らないものだ。)

ロシアの非難決議採択‼️
ロシア、孤立‼️
中ごくは棄権。
国連安保理
(👴国連の事務総長が正当なことを仰ったことは、
彼が国連として正気なことが判明してほんとうに良かったと思った。

今まで国連が国連の中枢を中ごく代表に任せきりにしたから
こんなことになってしまったのかもしれません。

もしもですが、
中ごくがロシアにお金を渡すから
ロシアが戦争が出来てしまったのかもしれません。
中ごくはロシアにお金渡すのをやめてもらいたい。
中ごくはロシアが戦争をする様子を見て、
世界各国がどのような態度に出るのか
注意深く観察しているのかもしれません。

アメリカが、世界各国が
どれくらい戦闘の用意を持っているのか、
中ごくは一番知りたいのかもしれません。

そして中ごくは、
たとえば台湾戦争など、
次に自分が戦争をするときに
各国の戦闘態勢を上回るものを準備しておこうと
考えているのかもしれません。

👧だから米ブリンケン国務長官の考えは素晴らしいと思います。
今になってブリンケン国務長官の考えの素晴らしさがわかりました。

ブリンケン:
「こちらとしてはどんな戦闘の準備もしてあるが、
ギリギリまで外交を続ける。」
ギリギリまで外交を続けると仰ったブリンケン国務長官。

👩アメリカは弱くなったのではありません。
アメリカは自分の国も今までしてきた、
戦争の愚かさを
ウクライナ戦争の現状を端から観て知ったのです。

👴アメリカはハッピーエンドの国。

👩ブリンケン国務長官は、
ロシアのプーチン大統領が一方的戦争に始めた(ふっかけた)戦争を
大惨事(第三次世界大戦)には絶対にしない、
したくないと仰っているのです。
世界各国の今の幸せを壊さないために。

👧たとえば靴を隠されようが、
靴の中に画ビョウを入れられようが、
教科書にマジックで真っ黒に落書きされようが、
ノートをビリビリに破られようが、
頭から水をかけられようが、
カネをかつあげされようが、
🌕️怒りに負けて
🌕️いじめをする相手を殺してはならないのです。

🌕️いじめは、そのいじめを見ているだけの、
🌕️いじめの傍観者たちもいじめの同罪です。
いじめを見ている人たちが
🌕️「そんな卑怯な子供じみたことをするのはやめろ‼️」
と声を上げて、いじめに抗議すればいいんです。
なぜいじめられている人を
かわいそうに思いながらも
ただ傍観しているのですか❔

👩それは、
「いじめをやめろ❗」言った自分が今度はいじめられるのがこわいからです。
 
強いものには1対1では負ける。
束になって意見を言う。
その時、親身になってくれる校長先生はあまりいません。
学校(校長先生は学校の大統領。
校長先生にとっての学校は国。)

法律を作って対抗する。
文言の力で対抗する。

👩いじめをする人には深い精神的な問題(闇)が潜んでいる。
早急にクリニックに連れていくべき。
ロシアのプーチン大統領にしろ、
中ごくの習●平国●首●にしろ、
『境界性皇帝障害』。
世界中で自分が一番偉いし、
世界中で自分が一番目立ちたいし、
世界中で自分が一番尊敬されたい病。

👴たとえ世界法規があっても
自分が世界で一番偉いと思っている彼らが
法廷に出廷するはずもない。
それ以前に
彼らの首に鈴を着ける方法がない。

もともと狂人というのは、
「自分は狂人ではない‼️」と言い張る。

それに、精神病者は問題を把握する能力自体を持たないので
法廷で裁かれない。

ああだから、強権国のトップは、
自国のどんな法律で裁かれることからも免除されているんだね。
それなら私も納得できる。
彼らは狂人なんだね。

国際社会の大統領たちと、
前々時代の皇帝たちとの話し合い電話会談。
大統領と皇帝をつなぐ一本の見えない電話線は、
何世紀もの隔たりの長さなんだな。

YouTube検索ワード
プーチン氏が幹部に''踏み絵''「イエスかノーか」突き付け…

プーチン大統領が自国ロシアのさまざまな幹部1人1人に
たとえはロシアのCIAナルイシキン氏に、
「俺(プーチン)が今やっている戦争に反対か賛成か⁉️
イエスかノーか⁉️」と聞いて、
「(イエス(賛成)だと言え‼️言わないとクビだぞ‼️
クビどころか以後ロシアで生きることは許さん‼️)」
と、その場の空気と眼力で幹部を脅していたプーチン大統領。

👧プーチン大統領はDVの人と同じなんだね。
トップ・オブ・ザ・DV。
うっわ‼️


👨『栄えある21世紀に戦争なんかやめろ‼️』
『戦争犯罪人は罪が浄化されず、地獄に堕ちる‼️』と
ロシア国民はプーチン大統領に言わなければならない‼️
ロシア政府による『ウクライナ侵攻』開始‼️ 
前時代の皇帝プーチン大統領はとうとう戦争を始めてしまった‼️
どんなに強権で軍国主義の政府でも
国民が賛同しなければ戦争なんか出来ないんだよ‼️
かつてのドイツ国民だって、
「ハイル・ヒトラー」なんて言わなければ、
ナチスドイツとヒトラーは
ホロコーストなんて出来やしなかった‼️
みんな、国民が、悪い指導者に賛同するからいけないんだ‼️
ウクライナの人々があなたの国から攻撃を受けて
次々に命を落としていくけど、
あなたたたちはそれで平気なの⁉️
戦争なんかダメだよと言えば世界中が味方してくれるから‼️
政府だけがやりたい戦争なんてバカみたい‼️
戦争は、政府のトップが自分の意見が聞き入れられないからと言って、足をバタバタさせて猛烈に怒るだだっ子のようだ。
せっかく作った建造物を壊し、せっかく天からもらったたった一つのいのちを一生懸命生きている人々を容赦なく殺す。
政府のトップは刑事責任を問われないって⁉️
それは自分に都合の良いように、自分が作った法律だろう‼️
まったくずるくて卑怯だ‼️)

YouTube検索ワード
「私たちの戦争ではない」、
「世界に憎まれてしまう」
戦争に反対するロシア人の声 
BBC News Japan


ロシアはチェルノブイリ原発『現代のバベルの塔』を狙っている⁉️」
(👩私は「ウクライナ」と聞いたときから、
「チェルノブイリ原発」に何事もなければいいな
と思った。)

1986年4月26日のチェルノブイリ原発事故。
「原発は光に包まれていました‼️」
「ここへ来るまでに道端で
血を吐いて倒れている人を見ました‼️」

👧えっ👀⁉️チェルノブイリ原発事故って、
そんなに酷かったの❔

👨そうだよ。隠蔽体質の国だもの。
「ほうれんそう(報告・連絡・相談)が
まったくなされない、
周知を行き届かせない、
闇の深い国の先頭だ。」
市民にもすぐに事故を伝えなかった。
2022年の今だから全貌を知ることができるけれど
すぐに知らせなかった罪は深い。 

👧なぜ知らせないのだろう❔
ここが、世界中で1番の論点だと思う。

👨やはり、原発を任されていた人たちが
チェルノブイリ原発が爆発したことで責任を問われ、
自分自身の命の危険を感じるからだろう。

👧死刑とか❔

👨そう。

👧日本政府も隠すけれども、
日本は原発の人たちを死刑になどしない。

👨ロシアの国民は、
みんな自分と自分の家族生き死にが
ロシアのプーチン大統領の一存で決まることをよく知っていて、
だから今度のウクライナ戦争にも
反対できないんだ。

👧強権って、ほんとうにイヤ‼️
現代にまだ根強く遺る、
『強権政治は、21世紀の負の遺産』。
強権の一党独裁者も21世紀の負の象徴。


👩通称『リクビダートル』という
若い男性の処理班のかたがた『英雄』が
すぐさま原発事故の残骸処理班として
チェルノブイリ原発の敷地に入れられた。)

YouTube検索ワード
「【漫画】チェルノブイリの悲劇
史上最大の原発事故【実話】」

(👩爆発したチェルノブイリ原発の
放射能渦巻くなかに 
ソ連は英雄を軽装で、
何の防護服も着せないまま、
綿の服だけを着て入らせた。
リクビダートル自身も当時は、
放射能の影響などきっと知らなかった。
ソ連は彼らに原発の残骸を処理させた。
その後リクビダートルの寿命は非常に短く、
みんな白血病などの白血球や甲状腺の病気にかかって亡くなっていった。

リクビダートルは国から名誉勲章をもらい、
いつも眺められるようにと
病床のベッドの脇に勲章を大切に大切に置きながら 
リクビダートルの皆さんは 
だいたい50歳前後で亡くなった。)

世界中で高まっていく、プーチン大統領への不満。
日本でもいま、ロシア大使館の前にウクライナの人々が集まっている。
(プーチン・デモ)
「もう21世紀なのに世界はいまだにプーチンをとめることができないのが信じられません。」
(日本のロシア大使館前デモに参加したウクライナ、ドネツク(ドネツィク)州出身の青年の言葉。)
「国連の常任理事国(ロシア)によって、
こんなあからさまな他国への侵略があっていいのか❗
それももう21世紀に❗」



ウクライナでは、
市役所からあわただしくパトカーが出発し、
「(ロシアからサイバー攻撃を受けた場合を想定して)
すべての通信手段が遮断された
という状況を市民に説明する」
という訓練が行われています。
パトカーのスピーカーの声:
「ご注意ください‼️
インターネットやモバイル通信‼️」
(CNN news CH)

プーチン大統領:
「01:23分、ウクライナ侵攻は始まった」
(👴すぐにウクライナ国内の邦人保護を‼️
プーチン大統領を絶対にとめなければ
世界大戦になる可能性がある。
👨これも戦争プロパガンダかもしれないので
判断は非常に難しい。
プーチン大統領を
対話でとめることはできないのだろうか❔)



(社説)ロシアの強権 政治的弾圧が目に余る
2021/1/25 5:00




📖『ハイブリッド戦争
ロシアの新しい国家戦略』
講談社現代新書2607
廣瀬陽子(著)(『強権と不安の超大国ロシア』の著者
旧ソ連新興独立諸国をくまなく訪れ、体当たりで取材してきた筆者は、翻弄される側の国ぐにからロシアを覗いてみることによって、その"KGB的体質"を明るみに出していく。
外交においても、ビジネスにおいても、かの国ぐにとの関係が深まる今日、本書は日本人が直視しておくべき「現実」である。
ソ連解体後に独立した諸国は、ソ連時代には「内側」から、現代は「外側」からロシアを見ており、住民たちの感情が複雑であることは、本書(『強権と不安の超大国ロシア』)で明らかになるだろう。)


『ハイブリッド戦争
ロシアの新しい国家戦略』の
読者レビュー

プーチン以後の
ロシアの外交戦略を調べると、
国力の不足する中で
ハイブリッド戦争の手法を編み出してきたことがわかる。
そのキーワードは
・サイバー戦
・PMC
・政治技術(世論誘導攪乱)である、
と言うあたりが著者の主張で、
流れや事例を鳥瞰しているところに価値があると思う。
概観なのでここの事例については踏み込む紙幅がなかったようだ。
世界情勢やサイバー戦に興味のある方にお勧めする。



明確に定義付けされていないハイブリッド戦争、
特にロシアのそれについて、実例豊富にわかりやすくまとめている。
正規戦・非正規戦の境を越え、
ありとあらゆる手段を用いて
政治的目的を達成しようとするハイブリッド戦争。
ジョージアとの戦争で実績を積み、
ウクライナで花開かせたと言われる。
そしてシリアへの介入もハイブリッド戦争の一環であり、かなりの部分がPMCに担われている。
⚠️⚠️現代のロシアの戦争目的は
⚠️⚠️領土拡大自体ではなく
⚠️⚠️敵対的な同盟の弱体化、
⚠️⚠️自身の同盟の拡充である。

面白いのはロシア自体は自身の戦略をハイブリッド戦争と呼びたがらず、むしろ
⤵️⤵️西側諸国からハイブリッド戦争を仕掛けられていると考えていること。
ハイブリッド戦争にはprobing、探りとしての手段という側面がある。
コサックの由来やPMCが持つ魅力、
ソフトパワーの悪質版であるシャープパワー、
サイバー戦とタリン事件、
北極圏や南米、アフリカ等での地域ごとのロシアの活動、についてもまとまっていてわかりやすい。



2013年 ウクライナ危機
⚠️⚠️プロパガンダ、
⚠️⚠️親露派政治家、
❔❔民兵、
⚠️⚠️フェイクニュース、
⚠️⚠️サイバー攻撃、
⚠️⚠️経済脅迫
⚠️⚠️領土拡大ではなく、
⚠️⚠️旧ソ連地域での
⚠️⚠️影響力の拡大による一極を目論む

PMC 民間軍事会社
 最前線で戦う戦士一人につき100人の後方支援。
 ロシアでは非合法事業
  ワグネル 5000人以上? 2000人以上が戦闘要員
シャープパワー
 ソフトパワーの悪質版 
⚠️⚠️フェイクニュース クリミア併合
⚠️⚠️サイバー攻撃
攻撃範囲が無限大、
相手の特定困難、
小が大を攻撃、
不可視、
⚠️⚠️法的グレーゾーン
 ロシア サイバー軍1000人 中国10万人、日本500人へ
 APT28 ファンシーベア、APT29 コージーベア、ブーデゥーベア、ベノモウスベア
 DDoS攻撃
 IRA 大統領選挙操作

エストニア
 2013年タリンマニュアル NATOサイバー防衛協力センターCCDCOE
ジョージア
 2011年CERTサイバートラップ ロシアのハッカー情報取得
 中露 2015年サイバーセキュリティ協定
北極圏
 温暖化による天然資源 北極海航路=北方領土の主点 択捉国後 潜水艦航路
 軍事砕氷船、ミサイル防衛、航空機ツボレフTu160、極地戦車リザル、
 空中発射弾道ミサイル キンジャール
ニカラグア
 軍事支援 2017年グロナス(≒GPS)基地「チャイカ」
インド
 軍事深化 70%がロシア製兵器 地対空ミサイル トリウームフ 原発2+5基導入へ
中東
 シリア紛争への介入 海軍空軍基地 トルコへ接近 地対空ミサイル導入

武器大国
 通常兵器で劣る面を ミサイル防衛、極超音速、核搭載型の新型兵器
  極超音速滑空体 アバンガルド
  極超音速ミサイル キンジャール
  原子力推進魚雷 ポセイドン
  原子力推進巡航ミサイル ブレベスニク
  新型ICBM サルマト

アフリカ 最前線
 地域紛争に関与 軍事拠点  天然資源 鉱物の輸入
 非国家主体との対決の経験 欧米の価値観を共有できない非民主体制国
 表面的に同じ方向の中ごくとも対抗し、中ごく一片道倒を避ける心情を利用

 1)武器兵器販売 原子力発電の輸出
 2)安全保障(反乱やテロ対策コンサルティング:グレーゾーンPMCとの連携)
 3)国連で65票の政治的ツール 影響力 フェイクニュースのフランチャイズ化

❇️対抗策
🌕️・敵を知る
🌕️・サイバー領域レッドラインを設ける
🌕️・敵の負担コストを上げる
🌕️・防衛強化(サイバー衛生):情報リテラシー教育
・攻撃(インフラへのサイバー攻撃):反撃用ウイルス
🌕️・結果の警告(抑止効果)
❇️・サイバー、宇宙条約(ジュネーヴ条約)
❇️・同盟維持強化(中露対抗)
❇️・リーダーシップ(国民への認知):ホワイトハッカー

(👨国民への認知‼️

👧突然ですが、ロシアじゃなく、
中ごく国民の皆さんについての
私の感想です。

中ごく国民の皆さんが、漢人が、
中ごく共産党(習●平氏)に命令されて、

あまりにもすんなりと、たとえば
何の罪もないウイグル人を
強制収容所に連行したり、

ウイグル人に暴力を振るえる理由はなぜかを
私は考えてみた。

私は小さい頃から
おかあさんが
私の机の上に
いつか読めるようにと
『アンネの日記』などを
置いておいてくれた。

そういう何でも読めて観られる環境で
私は育った。
おかあさん自身も小さい頃、
私のおじいちゃんとおばあちゃんに手をひかれて、
浅草の映画館まで行って、
まだ小さくて何もわからなかったけれども、
『夜と霧』のドキュメンタリー映画を観たという。

帰りは、創業昭和21年の老舗 
『葵丸進あおいまるしん』で、
天麩羅を食べて帰ったという。

つまり、中ごく人の皆さんは、
私と同じ環境で育たなかったのでは❔
ということです。

そうでなければ、
すんなりと命令を聞き入れ、
ウイグル人に暴力を振るうわけがない。

中ごく人の皆さんに質問です。
あなた方は、映画でたとえば
『夜と霧』
『アンネの日記』
『シンドラーのリスト』
『杉原千畝物語』
などを観ましたか❔
本でたとえば
『絵本 野口雨情物語』読みましたか❔
(「私の理想とする童心とは、
大人になっても忘れない純粋な子供の心です。
私は、大人になっても、
この童心を失わないでいられるから
幸せです。

(👩サン・テグジュペリの『星の王子さま』
の中の言葉と同じだ❗)

雨情さんが、若いころからいつも思っていたのは、
お金持(ち)が貧乏人をいじめない、
公平で住み心地の良い世の中にすることでした。
また、どこの国の人とも仲良しになることです。
しかし、大金持(ち)と軍隊の指導者たちは、
弱い国を攻めて家来にし、
❌❌日本を世界一に輝かそうとしていたのです。
そんな戦争はいけないことだ、
と雨情さんは思いました。
🌕️🌕️中には、命がけで反対した人もおりましたが、
❌❌その人たちは捕(とら)えられ、
「国賊(こくぞく)(日本の敵)」と、
ののしられ、
二度と出られない牢屋に押し込められたのです。」
書名 『絵本 野口雨情物語』
文   長久保片曇
   (『野口雨情の生涯』の著者)
絵   笹森眞紀子
発行所 暁印書館
発行日 平成6年12月20日
定価 1,553円+税


(👩『国賊』⁉️
国賊は国民ではなく、
政府と軍隊の戦犯のほうだろうっ‼️

👨なんだ‼️昔は日本政府も
ロシアや中ごく、タリバンと
同じことをしていたんだね❗))


👩ついでに言えば、
反戦レジスタンス映画『地下水道』
などを観たことがありますか❔
「やっと逃げられる‼️」と思ったら
マンホールの出口には鉄格子が張り巡らされていた‼️
マンホールの上の市街地の激戦区では、
たくさんの見張りの兵隊がうろついていた‼️
嗚呼、万事休す‼️


👧強権国家体制では
「そういうことをしてはならない」、
「人間にはあまねく基本的人権がある」
という、
人間として一番に守らねばならない
基本的なことを
国から教えられていないのではないか⁉️
と感じるのです。

自分の国が攻められているから
護ろう、護ろうばかり教えられて。

もしきちんと人権と物事の判断、
人間として何をして善くて
何をしたらいけないのか❔
を教えられていたら、
「自分がいましようとしていることは、
人間としてやっていいのだろうか⁉️」と思い、
たとえ一瞬でも悩むはずだ。
彼らはその、
人間として絶対に必要な『躊躇すること』と、
『自分の行動を押しとどめる力(思考力)』
を持ち合わせていないのではないか❔
と私はやおら心配になった。

👨中ごくは特に
「お金が一番」というのがあるように思う。
「世界人権デー」の日に、
中ごく人の弁護士一家を、
子供の学校の送り迎えや
食料の買い物以外、
自宅から一歩も出さないようにと
中ごく共産党から命令され、
弁護士一家を一家のマンションの玄関の外に
一日中たむろして見張る数人の人影。
自称「警察関係」の人びと。
弁護士が「身分証明書を見せなさい‼️」と言うと、
「勝手知ったる長い付き合いじゃないか」
などと言って身分証明書を見せない。
彼らはカネで雇われているだけなのだろうと思う。
彼らは仕事から帰ってきて自分の子供に、
「きょうは父さんは弁護士一家を
一日中見張って脅してきた。
それが父さんの仕事だ」
と胸を張って子供や妻に言えるのだろうか❔
カネがいちばんなら言えるのだろう。 
弁護士一家のマンションの玄関前で
自称警察は自分がしている脅迫行為を
恥じる心を持たないならば、
それではまるで山賊のしていることと同じだ。
そういう、
カネになればなんでもやれという教育を
子供に施すと、
子供もやはり親と同じ山賊に育ってしまう。
『The Snow Queen』に登場する、
あの『山賊の娘』に育ってしまう❗
子供の心は最初は真っ白なのに‼️

しかし、弁護士一家も負けてはいない❗
自称警察が『子供を俺が学校まで送ってやろうか❔』と言うと、
弁護士は「誰がお前なんかに子供を託すものか‼️」と言う。
中ごく人は、こういう良い意味で強い面があるので、
そのハッキリ言い返せる良い性格をどんどん伸ばしてほしいと思う僕です。

👩現ロシア(旧ソ連)の場合は
秘密警察などがもっと恐ろしい。
(香港デモを鎮圧した、
恐ろしい香港警察よりももっと恐ろしいだろう、
ロシアの秘密警察はきっと。)
ソルジェニーツィンの『収容所群島』という書籍を読むと、
「ソ連(現ロシア)の秘密警察
強制収容所へ人を送る取調官には、
指令の正確な実行と
無慈悲さが要求される。」
ということが書かれている。
指令とは⁉️
の正確な実行とは⁉️
無慈悲さとは⁉️
無慈悲さの要求とは⁉️)




読者レビューの続き

ロシアが実施しているハイブリッド戦争や
現代ロシアの地政学を解説した本。
『コーカサスの十字路』を著した廣瀬先生の新作だったので早速読んでみた。
この前に古川氏の『破壊戦』を読んでいたので、
内容はすっと頭に入ってきた。
第3章の『ロシアの地政学』は、
『新しい地政学』のロシアの章とほぼ同じ内容であったものの、
新書で手軽に読めるのは大変助かった。

第4章以降は、
ロシアが近年重要地域とみなしている
北極、
中南米、
アフリカ
についてであった。
特にアフリカは、
近年ロシアの「ハイブリッド戦争展開の最前線」
と位置付けられており、
ロシアの「安全保障の輸出」戦略、
はたまた他地域に対する「ハイブリッド戦争」の展開に
利用されているという点は、非常に参考になった。

一読だけでは理解しきれない重厚な内容なので、
折を見て再読したい。



「ハイブリッド」というのは「異質なモノが交じり合って成立している」という程の意味で、
現在では広く用いられている表現になるように思う。
それが付せられた「ハイブリッド戦争」ということになれば「??」という感だ…
「ハイブリッド戦争」というのは、
正規軍による活動、
非正規な武装勢力による活動、
所謂“情報戦”ということになる情報操作等のあらゆる活動、陣営に有利になり得る勢力が権力に近付くことが叶うような、
所謂“情報工作”というようなこと等、
様々な要素を織り交ぜて
「自身の陣営が有利になるようにあらゆる要素を適宜組合わせて展開する活動」
という事柄の総称ということであるらしい。
本書によれば、
ロシアは21世紀に入ってから、
場合によってはその以前から、
利用可能なあらゆる資源を使って、
そうした「自身の陣営が有利になるように
あらゆる要素を適宜組合わせて展開する活動」
に努力していて、 それを<ハイブリッド戦争>と呼ぶようになっているということであるようなのだ。
“戦争”とでも言えば、
軍艦が列になって航行する様、
軍用機の編隊が上空に飛び交う様、
物々しい車輛の一群が街や原野を行き交う様を想うが、
🌕️実はそれは「末端の事象」で、
⚠️⚠️陸海空軍の兵器が動くに至るまでの
⚠️⚠️「余りにも多彩な様々な事柄」というようなモノが存在する。
そういう意味では、
⚠️⚠️“戦争”というモノは何時の間にか
⚠️⚠️「様々な要素が組み合わさる」という意味では
⚠️⚠️「かなり以前から“ハイブリッド”」なのかもしれないと思っている。
🌕️🌕️自身の中にそうした問題意識も在るのだが、
それはそれとして、
本書をなかなかに興味深く拝読した。
⚠️⚠️近年、ロシアでは
⚠️⚠️「自身の陣営が有利になるようにあらゆる要素を適宜組合わせて展開する活動」に努力が執拗なまでに重ねられているのだという。
それを本書の著者自身を含む論者が<ハイブリッド戦争>と呼んでいるということになる。
そういう<ハイブリッド戦争>というような展開の中に世界の様々な地域が関わるのだが、実は日本もその関りと無関係でも居られないのである。
🌕️🌕️色々な意味で
🌕️🌕️「広く読まれるべき研究」というように思った。
🌕️🌕️そういうことで広く薦めたい一冊だ。






HUFF POST
ウクライナ危機、専門家はこう見る。プーチン大統領が得た「5つのお土産」とは?
2022/02/20 08:42

ウクライナをめぐる情勢が風雲急を告げている。

ロシアが隣国ウクライナの国境周辺に大規模な軍隊を集結させており、「ウクライナへの軍事侵攻が近い」と欧米各国が警戒しているからだ。アメリカのバイデン大統領は2月18日、「ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻を決断したと確信している」と主張。一方、ロシア外務省は17日に公表したアメリカなどへの文書で、ウクライナへの軍事侵攻を否定している。

しかし、ウクライナ東部ドネツク州で親ロシア派が実効支配する「ドネツク人民共和国」は18日、70万人の住民を対象にロシアに避難させる計画を立てた。徴兵のための総動員令を発令したと報じられるなど、戦争に向けた準備とみられる状況も進んでいる。

この情勢をどう読み解けばいいのか。『ハイブリッド戦争 ロシアの新しい国家戦略』などの著書があり、ロシア政治に詳しい慶應義塾大学・廣瀬陽子教授に話を聞いた。
 

■ロシアがウクライナ全土を併合することは「全くメリットがない」と指摘

廣瀬教授は、これまでロシアの軍事侵攻は「まず、ないだろう」という立場だったという。プーチン大統領の狙いは「いつでも軍事侵攻をできるぞ」というポーズを見せることこそが目的であり、実際に軍事侵攻するつもりはないだろうと考えていたという。

しかし、ウクライナ軍と分離独立派が、それぞれ攻撃を受けたという主張をしており、ウクライナ東部住民の避難も進められている中で、ロシアが「自国民保護」を掲げて侵攻をする可能性が否めなくなってきていると指摘した。

ただし、たとえ軍事侵攻があったとしても、ロシアがウクライナの全土もしくは一部を併合することは「全くメリットがない」と懐疑的だ。

「ウクライナ領からロシア領に移って良かった」と住民に思わせないと反乱が起きる危険があるため、社会保障や生活環境を現在よりも良くしないといけない。それには相当な資金が必要になるからだという。

クリミア併合の際も、ウクライナ本土に依存していたガスや水道などインフラを整備するのに莫大な予算を使ったロシアに、ウクライナ全土を併合するのは難しいと指摘する。



■プーチン大統領がこれまでに得た「5つのお土産」とは?

廣瀬教授は、プーチン大統領がこのまま軍を撤退させたとしても「すでに5つのお土産を得ている」と分析した。

その分析を要約すると以下のようになる。

 

01.ロシアに世界的な注目が集まり、米中対立ばかりが目立っていた国際政治に割って入った

02.アメリカとヨーロッパ諸国の軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO)にウクライナが将来的に入ることについてロシアは強硬に反対するも無視されてきたが、ついにNATO諸国を交渉のテーブルに着かせることができた

03.ウクライナがNATOに加入すれば、ロシアにとっては軍事侵攻をしかねないほど深刻な問題だとアピールできた

04.「旧ソ連地域にNATOが入ってくることは許さない」というロシアの勢力圏をアピールできた

05.武力侵攻の恐怖でウクライナ政治を混乱させ、親欧米派の失脚に向けて足がかりができた

 

このように現時点でプーチン大統領は充分なメリットを享受しているのだという。ただし、それでも「自国民保護」を掲げて侵攻をする可能性は否定できず、今後どう情勢が動くのか断言するのは難しいと指摘している。

より詳しい内容を知りたい方に向けて、以下に廣瀬教授との一問一答を掲載する。

 

■廣瀬教授との一問一答

 ――ロシアが今回、ウクライナに軍事侵攻する可能性はどれくらいあると思いますか?

私は基本的には軍事侵攻は「まず、ないだろう」という立場です。アメリカのメディアが報じていた軍事侵攻の「Xデー」は2月16日でしたが、その日の侵攻は起こりませんでした。ただ、ここにきて、ちょっと不穏な動きが出ているのも事実です。

ウクライナ東部の緊張が高まっています。ウクライナ軍と分離独立派が、それぞれ攻撃を受けたという主張をし、ウクライナ東部住民の避難も進められています。そうなると、ロシアが「自国民保護」を掲げて侵攻をする可能性が否めなくなってきてしまいます。

―― 軍事侵攻が「まず、ないだろう」と思っていた理由は?

ロシアに全くメリットがないからです。クリミア併合の記憶が強いために「ロシアはどこの領土でも併合したいはず」と思っている方もいるかもしれません。でも、クリミア併合も相当苦しい状況で実行したというのが実情です。

他国の土地、この場合ウクライナの土地を併合する場合、当地に住む住民にとって「ウクライナ領からロシア領に移って良かった」という状況を作らないといけません。年金と教育などの社会保障をはじめとした生活環境など全部、ウクライナより良くしなきゃいけない。それには相当な資金が必要になります。

クリミアの場合は併合後に、インフラの再構築も必要になりました。ウクライナ本土に依存していた水道やガスなどのインフラも、ロシアが用意しなくてはいけなくなった。経済制裁を受けながら独力でロシアが整備しました。

プーチン政権は極東開発に力を入れてきましたが、クリミア併合後は極東向けだった予算などもクリミアに振り向けて何とかギリギリ持っている感じです。その状態で、ウクライナ一国を現在のロシアが抱えられるわけがない。だって、ウクライナ時代より良い生活状態を提供できないと、反乱なども起こるでしょうからね。

―― なるほど。併合するのであれば「ロシア領になってよかった」とウクライナの人々に思わせないといけないということですね。ただ、ウクライナ東部には親ロシア派が実効支配している地域があります。このドネツクとルガンスクだけでも、ロシアが侵攻して併合する可能性はどうでしょうか?

攻撃の可能性は否定できなくなってきましたが、併合の可能性は低いと思います。 併合による、ロシアのメリットはあまりないと思います。あそこをウクライナに残すからこそ意義があるんです。ロシアはずっとウクライナによる「ミンスク合意」の履行を主張していますが、ミンスク合意の中で特にロシアが重視しているのは、ウクライナ東部に相当高いレベルの自治を与えることです。

「相当高いレベルの自治」に含まれるのが、外交権です。ドネツクとルガンスクは外交権を持つようになると、ウクライナ政府が「NATOに入りたい」って言い続けても、ドネツクとルガンスクが「NATOに入りたくない」と言えば不可能になる。それなのに、もしロシアが併合してしまえば、ウクライナは逆にNATOに入りやすくなるんです。

―― そうなると、「ロシアがウクライナを併合しようとしている」というのは、飽くまでもアメリカやNATO側から見たシナリオであるということになりますね。

そうです。特にアメリカが危機を喧伝していますね。確かに最初の頃、ウクライナのゼレンスキー大統領本人が「ロシアの脅威がある」と世界に訴えましたが、アメリカ、イギリスなどが脅威の度合いをかなり強調して発信しました。たとえば、アメリカ側は、「2月16日に侵攻がある」など具体的な主張もしていました。

軍事侵攻が「日付が決まって予言されることは初の現象」とも報じられていますが、たしかに相当珍しいことが起きています。ロシア側から見ると「アメリカのフェイクニュース」となりますが、欧米側としては「あえて危機を煽ることでロシアを自制させる効果を狙っている」ということがあるようです。

でもそこで割を食うのは、ウクライナです。ゼレンスキー大統領自身も「ロシアの脅威がある」とは言っていたものの、そんなに話が大きくなるとは思わなかった。「ウクライナ危機」を各国が警戒して、欧米の大使館がどんどん退避してしまった。当然外国資本も離れます。その結果、ウクライナ経済は大ダメージを被り、インフレも進行しています。

―― ウクライナは大国同士の思惑に狭間になって、困った状況に追いやられているということですか?

そうです。そんな情勢だからウクライナの駐英大使からも中立に関する発言が出て、後に火消しに回るといったことも起きています。そして、フランスのマクロン大統領も、ウクライナの中立について語り、後で撤回しているとも報じられました。

――NATOとロシアの間の中立ということでしょうか?

つまり冷戦期で言うところの「フィンランド化」ですよね。NATOには入れないけど、ロシアの脅威もかなり軽減できると。プーチン大統領にとっては、一番好ましい方向性です。

―― つまり、現状はプーチン大統領にとって良い具合に進んでいるということでしょうか?

私は、色々な意味でプーチン大統領の思惑通りになっていると思います。プーチン大統領は「何も得てないじゃないか」と指摘する人もいますが、私は現時点で少なくとも5つのお土産をプーチン大統領はゲットしていると思っています。いつ軍を撤退させても損したように感じないはずです。

―― プーチン大統領が得た5つのお土産とは何でしょう?

お土産の1つは、今回の「武力侵攻をする雰囲気を醸し出していること」との理由とも重なってきますが、これまで世界がロシアへの注目度を落としていたことが背景にあります。これは大国でありたいロシアにとっては、非常にマイナスでした。バイデン政権になって「アメリカの敵は中国」という方向になり、「米中による二極世界」になっていきます。ロシアはそこに介在しないわけですよ。それは、ロシアにとって不満ですよね。

もちろんロシアだって、アメリカから攻撃されたいわけじゃない。でも、経済制裁が解けてないのに、世界の大国から相手にされてないという状況への苛立ちがあったと思うんです。

でも、今回のような行動を起こせば世界が注目する。実際、北京オリンピックの最中なのに、オリンピックよりもロシアの方に注目が行くような状況になっています。米中二極になりそうだった世界にロシアが入り込んで、少なくとも三極になったのが、ここ数カ月の動きです。このように「ロシアが世界から注目を集める」というのが、1番目のお土産ですね。

―― つまり世界的にロシアが注目を浴びることが「お土産」ということですね。米中の世界観が「米中露」とロシアが割って入って形になったと?

「ロシアが第三次世界大戦を起こすかもしれない」といった形で注目をされたのは、プーチン大統領にとってはとても喜ばしいでしょうね。「ロシアは核保有国の一つ。戦争が起きれば勝者はいない」と発言したのもそうした効果を狙ったものでしょう。

―― 次に2番目の「お土産」とは何でしょうか?

2021年12月にロシアがアメリカとNATOに対して提案をしました。「ロシアのレッドラインを守れ」という提案で、NATO拡大をやめるようにという内容ですが、これまでのところ全く聞き入れられていません。ですが、ロシアがこれまで「話し合いましょう」と提案しても無視されてきた課題について、今回の軍隊集結によって、欧米各国が話し合いのテーブルに乗るようになった。これは「交渉可能な状況」が生まれたということで、ロシア国内ですごくポジティブに受け止められています。

これまで無視してきた相手を、交渉のテーブルに着かせることができたことは、大きいですね。また、米国のトランプ大統領は交渉ができない相手であったけれど、バイデンは交渉ができる相手であると言う認識があったことも、この背景にはあると思います。

―― 3番目の「お土産」は何でしょうか?

「ウクライナがNATOに入るかどうか」というのが今回、争点になっているかのように見えますが、おそらくそれは「見せ球」です。ロシアにとってウクライナがNATOに入るかどうかは、喫緊の話ではありません。NATO加盟にはさまざまな条件があるので、ウクライナが「近い将来にNATO加盟することはないだろう」とバイデン大統領も言っています。だから今すぐロシアにとって解決しなきゃいけない問題ではないんです。

―― では、なぜロシアは「ウクライナのNATO入り断念」を要求しているのでしょう?

ウクライナがNATOに入ることはロシアにとってそれぐらい深刻なことだと世界にアピールするためです。NATO加盟にはさまざまなプロセスが必要ですが、NATO加盟国たちも「ウクライナを入れるとロシアを敵に回すことになる」という印象を間違いなく強くしました。それが3つ目のお土産になりますね。

―― なるほど。併合するのであれば「ロシア領になってよかった」とウクライナの人々に思わせないといけないということですね。ただ、ウクライナ東部には親ロシア派が実効支配している地域があります。このドネツクとルガンスクだけでも、ロシアが侵攻して併合する可能性はどうでしょうか?

攻撃の可能性は否定できなくなってきましたが、併合の可能性は低いと思います。 併合による、ロシアのメリットはあまりないと思います。あそこをウクライナに残すからこそ意義があるんです。ロシアはずっとウクライナによる「ミンスク合意」の履行を主張していますが、ミンスク合意の中で特にロシアが重視しているのは、ウクライナ東部に相当高いレベルの自治を与えることです。

「相当高いレベルの自治」に含まれるのが、外交権です。ドネツクとルガンスクは外交権を持つようになると、ウクライナ政府が「NATOに入りたい」って言い続けても、ドネツクとルガンスクが「NATOに入りたくない」と言えば不可能になる。それなのに、もしロシアが併合してしまえば、ウクライナは逆にNATOに入りやすくなるんです。

―― そうなると、「ロシアがウクライナを併合しようとしている」というのは、飽くまでもアメリカやNATO側から見たシナリオであるということになりますね。

そうです。特にアメリカが危機を喧伝していますね。確かに最初の頃、ウクライナのゼレンスキー大統領本人が「ロシアの脅威がある」と世界に訴えましたが、アメリカ、イギリスなどが脅威の度合いをかなり強調して発信しました。たとえば、アメリカ側は、「2月16日に侵攻がある」など具体的な主張もしていました。

軍事侵攻が「日付が決まって予言されることは初の現象」とも報じられていますが、たしかに相当珍しいことが起きています。ロシア側から見ると「アメリカのフェイクニュース」となりますが、欧米側としては「あえて危機を煽ることでロシアを自制させる効果を狙っている」ということがあるようです。

でもそこで割を食うのは、ウクライナです。ゼレンスキー大統領自身も「ロシアの脅威がある」とは言っていたものの、そんなに話が大きくなるとは思わなかった。「ウクライナ危機」を各国が警戒して、欧米の大使館がどんどん退避してしまった。当然外国資本も離れます。その結果、ウクライナ経済は大ダメージを被り、インフレも進行しています。

―― ウクライナは大国同士の思惑に狭間になって、困った状況に追いやられているということですか?

そうです。そんな情勢だからウクライナの駐英大使からも中立に関する発言が出て、後に火消しに回るといったことも起きています。そして、フランスのマクロン大統領も、ウクライナの中立について語り、後で撤回しているとも報じられました。

――NATOとロシアの間の中立ということでしょうか?

つまり冷戦期で言うところの「フィンランド化」ですよね。NATOには入れないけど、ロシアの脅威もかなり軽減できると。プーチン大統領にとっては、一番好ましい方向性です。

―― つまり、現状はプーチン大統領にとって良い具合に進んでいるということでしょうか?

私は、色々な意味でプーチン大統領の思惑通りになっていると思います。プーチン大統領は「何も得てないじゃないか」と指摘する人もいますが、私は現時点で少なくとも5つのお土産をプーチン大統領はゲットしていると思っています。いつ軍を撤退させても損したように感じないはずです。

―― プーチン大統領が得た5つのお土産とは何でしょう?

お土産の1つは、今回の「武力侵攻をする雰囲気を醸し出していること」との理由とも重なってきますが、これまで世界がロシアへの注目度を落としていたことが背景にあります。これは大国でありたいロシアにとっては、非常にマイナスでした。バイデン政権になって「アメリカの敵は中国」という方向になり、「米中による二極世界」になっていきます。ロシアはそこに介在しないわけですよ。それは、ロシアにとって不満ですよね。

もちろんロシアだって、アメリカから攻撃されたいわけじゃない。でも、経済制裁が解けてないのに、世界の大国から相手にされてないという状況への苛立ちがあったと思うんです。

でも、今回のような行動を起こせば世界が注目する。実際、北京オリンピックの最中なのに、オリンピックよりもロシアの方に注目が行くような状況になっています。米中二極になりそうだった世界にロシアが入り込んで、少なくとも三極になったのが、ここ数カ月の動きです。このように「ロシアが世界から注目を集める」というのが、1番目のお土産ですね。

―― つまり世界的にロシアが注目を浴びることが「お土産」ということですね。米中の世界観が「米中露」とロシアが割って入って形になったと?

「ロシアが第三次世界大戦を起こすかもしれない」といった形で注目をされたのは、プーチン大統領にとってはとても喜ばしいでしょうね。「ロシアは核保有国の一つ。戦争が起きれば勝者はいない」と発言したのもそうした効果を狙ったものでしょう。

―― 次に2番目の「お土産」とは何でしょうか?

2021年12月にロシアがアメリカとNATOに対して提案をしました。「ロシアのレッドラインを守れ」という提案で、NATO拡大をやめるようにという内容ですが、これまでのところ全く聞き入れられていません。ですが、ロシアがこれまで「話し合いましょう」と提案しても無視されてきた課題について、今回の軍隊集結によって、欧米各国が話し合いのテーブルに乗るようになった。これは「交渉可能な状況」が生まれたということで、ロシア国内ですごくポジティブに受け止められています。

これまで無視してきた相手を、交渉のテーブルに着かせることができたことは、大きいですね。また、米国のトランプ大統領は交渉ができない相手であったけれど、バイデンは交渉ができる相手であると言う認識があったことも、この背景にはあると思います。

―― 3番目の「お土産」は何でしょうか?

「ウクライナがNATOに入るかどうか」というのが今回、争点になっているかのように見えますが、おそらくそれは「見せ球」です。ロシアにとってウクライナがNATOに入るかどうかは、喫緊の話ではありません。NATO加盟にはさまざまな条件があるので、ウクライナが「近い将来にNATO加盟することはないだろう」とバイデン大統領も言っています。だから今すぐロシアにとって解決しなきゃいけない問題ではないんです。

―― では、なぜロシアは「ウクライナのNATO入り断念」を要求しているのでしょう?

ウクライナがNATOに入ることはロシアにとってそれぐらい深刻なことだと世界にアピールするためです。NATO加盟にはさまざまなプロセスが必要ですが、NATO加盟国たちも「ウクライナを入れるとロシアを敵に回すことになる」という印象を間違いなく強くしました。それが3つ目のお土産になりますね。 

――なるほど。今回の緊張状態を生み出すことで、NATO加盟国の萎縮効果を生み出すことに成功したということですね。

そうですね。やっぱりNATOは、「ヨーロッパで加盟を望む国は全部入れる」ということが、設立時のモットーになっているので、本来は「どの国を入れない」とは言えないわけですよ。それができないのは、ロシアも分かっているけど、外堀を埋める状況を作れた。そこはロシアのもくろみ通りだったと思います。

―― 4番目のお土産は?

やはりロシアは勢力圏をアピールできたってことですよね。レッドラインを示すときに、「ウクライナを含む旧ソ連地域にNATOが入ってくることは許さん」と言うことで、「ここからここまでがロシアの勢力圏」という認識があると世界にアピールできました。旧ソ連圏はロシアの勢力下にあるべきで、他の国はそこに軍事的な同盟を結んだりできないという考えを世界に知らしめただけでも、大きな効果です。

―― 最後の5番目は何でしょうか?

ウクライナ政治を混乱させられたっていうのはすごく大きいですね。イギリスのトラス外相が「親露的な政権を作るためにロシアがウクライナに工作員を送り込んでいる」と1月に発表しました。ロシアは旧ソ連各国に以前から工作員を送り込んでいて、クリミア併合の際にも活動していますから「今さら」という感じがしました。イギリスも、ロシアに国際的な敵視が集中し、抑止効果が生まれるように、あえてこの時期に言ったのだと思います。

とはいえ、ロシアがウクライナに親露的な政権を樹立させたいのは事実です。親欧米派であるゼレンスキー大統領が倒れると、ロシアにとっては都合がいいわけですが、ウクライナの政治はかなり混乱していると言って良い状況です。ゼレンスキー大統領は「ロシアが武力侵攻する」可能性を否定しようとしましたが、効果はなく、ウクライナ国民の間にも不安感が広がってしまいました。

ウクライナはロシアと欧米の間で中立に立つべきだという中立論者も出てきていて、ウクライナの国内政治にも揺らぎが出ています。このままゼレンスキー大統領が自滅して、ウクライナ国民が自ら親露的な大統領が選んだら、プーチン大統領にとっては大成功ですよね。まだ状況は不透明ですが、彼にとっては好ましい方向に進んでいるように見えます。

(👴松下幸之助さんが、
1人のトップが自分の偏った裁量(考え)で
何もかも考えて決めてはならない。
衆知を聴きなさいと言っている。

👨でもさ、独りで決める=『独裁』、
それが『強権』だからなぁ……。

👩プーチン大統領はウクライナを緩衝地帯にしたくて、
その土地に乗って平和に暮らしているウクライナ人を
まるで消しゴムのカスのように追い払おうとしている。
一人一人の人間を見ずに、
全体で何千何万だと、
統計として見ている。
涙も流すし、切れば赤い血が流れるのに‼️

👨ママッ‼️

👩イギリスのチャーチル元首相は
「一人の死は悲劇である。
しかし10万人の死は統計である」
との警句を吐いたことがある。

(要するに人の命を何とも思っていない。)

ドイツ連邦共和国(西ドイツ)の 
リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッガー大統領が
1985年5月8日、
ドイツの敗戦40周年にあたって
連邦議会で行った演説の全文を翻訳された
永井清彦さんは言った。
「では、千万人単位の死はなんと呼べばいいのだろうか。」
と言った。

書名 『荒れ野の40年
    ヴァイツゼッガー大統領演説 全文』
    岩波ブックレット No.55
出版社 岩波書店
発行日 1986年02月30日(よく見えない。
    02月20かもしれない。)
定価  440円+税


書名  『新版 荒れ野の40年
     ヴァイツゼッガー大統領
     ドイツ終戦40周年記念演説』
著者   リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッガー
訳・解説 永井清彦 
     過去に目を閉ざす者は……
     岩波ブックレットNo.757
出版社  岩波書店
発行日  2009年10月06日
定価   500円+税
「若い人たちにお願いしたい。
❇️他の人びとに対する敵意や憎悪に
駆り立てられることのないようにして
いただきたい。
敵対するのではなく、
たがいに手をとり合って
生きていくことを学んでほしい。
❇️われわれ政治家にもこのことを
肝に銘じさせてくれる諸君であってほしい……」
第二次大戦40年を迎えたドイツで、
❇️対立を超え、 
❇️寛容を求め、
❇️歴史(👩の失敗)に学ぶことを訴えた
伝説的な演説があった……。
好評既刊を、解説をリニューアルして
お届けします。岩波書店
    
(👧発展途上国はこのような演説を
知らないのかもしれないけれども、
 
👩それなら一刻も早く知らせたい。)

このような本が存在するのをわかっていて、
ロシアのプーチン氏や
中ごくの習●平氏らトップは
戦争や殺戮や強制収容所運営を
肯定し続けている(👨ように見える)‼️

👩民主主義と強権の精神的進化の高低の差は激しい。
トップらはもうどうしようもないとしても、
国民の意識を高めたい。
そうして明日にでも、
肝に銘じた高い意識の国民の中から、
強権に絶対に屈しない態度を示す
新しい真の政治家たちが投票され、
生まれ出てくることを切望します。









👩アニメ『The Snow Queen』(ロシア)
をつくったロシアの芸術家たちはいまどこに❔

YouTube検索ワード
「カイを求めて」
「雪の女王とカイ」
「The Snow Queen」(ロシア)
アニメ全編は長いが、見るべきは、
ゲルダが山賊の娘に
「自分がどんなにカイを愛しているか」、
「自分がカイを見つけ出すために
今までどんな旅をしてきたか」
を話したあとの場面だ。

ゲルダの話を聴くと、
山賊の娘が、決心したように突然、
今まで自分が長い間ペットとして狭い檻に入れて飼っていた
自分の宝物のたくさんの動物たちを解き放つ。
「さぁ、お行き❗(広い世界に戻るんだよ❗)」

本来自分の持つ力で何千キロも走ったり、
何万キロも飛んだり出来る野生の動物たちを
山賊の娘は檻から全部解き放つ。

正しいことをしたり言ったり書いたりすると、
それがあまりにも正当だという理由で、
正しいことには、
正しいことを言ってほしくない人びとからの多大なリスクを伴う。
リスクが付きまとうから
なかなか正しいことをすることができない。

山賊の娘が自分のペットだと思っていた動物たちを
檻の中から解き放つ行為は、

ロシアや中ごくが、自分の所有物だと思っていた自国の国民たちの
心と身体を解き放つことを示唆しているのだと私は受け止める。

でも、『The Snow Queen』を制作したロシアの芸術家の皆さんたちが
ロシアに
「よくも描いたな‼️」
と、ひどい仕打ちをされないために
私はそれを言い切らない。
真実には、それが
あまりにも真実なために
命が危ぶまれるほどのリスクを伴うから。
特に強権体制では。

たとえどんなに野蛮な山賊の娘だろうと、
優しい心、他人に感動する心というものを持っている。

ゲルダの目的(自分の分身、
自分の中枢をなすものを探すこと)と、
その目的を達成させるための長い旅。

山賊の娘の、
人のしていることを見聞きして、
自分はもしかして
間違ったことをしているんじゃないかと感じる心。
自分が今までやっていた間違った行いに
はっと気付き、乱暴だけど直す心。

ゲルダのように頑張っている者を応援したい
と思う心。

どうしたら自分も
その人のようになれるのだろうか❔

感動した相手にどうしたら協力できるだろうか❔

そうだ、ああしてあげよう、
こうしてあげたらいいんじゃないか❔

山賊の娘は、
雪の女王の氷の宮殿のある場所がふるさとの
トナカイにゲルダを託す。


たとえ山賊の娘だろうと、
メンターとなる人とのコミュニケーションがあれば
心、精神の発達が促されるのではないだろうか。

国の仕事とは、
国のトップの仕事とは、
私心を捨て、
本来国民の持つ力を
人類の叡知の教育によって
伸ばすこと。
国と企業と国民の究極の仕事とは、
美しい地球の存続のために尽くすこと。

ロシアや中ごくのトップの周りの
参謀たちは腐敗しているなあ。
なぜ皇帝に、
「あなたのしていることは間違っていますよ
どうにか直せませんか❔
気付いた時がチャンスです。
すぐに直すべきです。直しましょう❗」
と言えないのか⁉️

言えないまま何十年、何百年という
月日を無駄にし、
天文学的な数値の国民と兵士の命を無駄にした。

戦争だ❗戦争だ❗と言って
世界中の国民を脅して
戦争に導くよりも、

なぜ「戦争する」という考えに及ぶのか❔
戦争は、Al兵器のボタンを押す人や
兵士がいないとできない。

ロシアや中ごくのトップに
「自分の国の国民と兵士は
あなたの所有物ではない」
というしごく当たり前、
当然なことを教えることは
できないのだろうか❔

戦争をしたいがための
大義名分を言って、
国民と兵士の愛国心を駆り立て、
結局、国民と兵士の命を粗末にするのは
もうやめてください。

そうしてやっぱり国民も
それを自国のトップに
指摘しなければ善い国にはなれない。

ナチスドイツのヒトラーも
国民が支持した。

国民がナチスドイツのヒトラーを支持しなければ
もちろん『ホロコースト』など、
起こりはしなかった。

偽情報に惑わされない力。
何でも疑ってみる力。
そのためには歴史を学び、
世界情勢にアンテナを巡らす。

強権国家の政府とメディアは一体だ。
民主主義体制では政府と一体のメディアもいるし、
国民目線のメディアもいる。

しかし本来は
メディアは国民のためにある。
国は国民のためにある。
トップは実は国民の部下だ。

ロシアや中ごくは、
監視塔(=監視カメラ)から国民を見張る。

ナチスドイツは監視塔から
ユダヤ人を見張るだけでなく撃った。

でも本来は
監視塔から政府を見張るのは国民と憲法だ。

国民はもっともっと学んで賢くなり、
自分の発言に大きな力があることを知るべきだ。

ヒトラーのような要注意人物と参謀に
二度と甘く見られないために。

国民がしっかりしているから
この国でもう強権でいくのは無理だと
相手に思わせるために。

そして、現在は真のメディアの役割が
とても重要になっています。
たとえば、
判断がとても難しいのですが、
どちらかが流した情報が、
その情報が合っている(正解かどうか)検証する役割、
政権側の意向を含んだプロパガンダとか、
偽りの情報を見抜き、
自国の国民、ひいては世界に
真の情報を教えてくれる役割です。
メディアの情報が
人間の生死を決めるかもしれない。

たとえば1枚の地図(情報)があるとする。
一行はその重要な地図を携え、
険しい山を越えて
山の向こう側に行こうとしていた。
季節は冬の酷寒の時期だった。
しかしその地図の道は間違っていて、
一行は全員凍死してしまった。

(👧それ、確か韓流映画で観ました。
タイトルは、何だっけ❔
👨『古山子 大東興地図』。
👩チャ・スンウォン主演。
ちょっと字が違う。)





「 見張り塔からずっと 」 
歌詞の意味とその魅力

(👨ひーたんのブログよりお借りしました。
僕のblogの内容とは無関係です。
当時は歌詞の意味はちんぷんかんぷんでした。
そういう意味だったのか❗
とても勉強になりました。
ありがとうございました。)


「見張り塔からずっと」
(All Along the Watchtower)
という曲があります。
もともとはボブ・ディランが作った曲ですが、
ジミ・ヘンドリックスがこれをカバーしてから有名になり、
その後、いろいろな人がこの曲をカバーしてきました。
2004年のイギリスでの
「ベスト・カヴァー・ソングTOP50」では
1位になったそうです。

ボブディランの原曲は、
3つの和音を繰り返しながら、
ボブ・ディランが語るように歌う、
非常にシンプルで地味、
そして渋い曲です。


この曲をジミ・ヘンドリックスは、
シンコペーションを多用したスリリングで
ドラマチックなハードロックに仕上げました。
まるでエレキギターのソロが
曲のサビのようになっている点も斬新です。


この曲がなぜ人気があるのか、
日本人だとピンと来ない人が多いのではないかと思います。
もちろんエレキギターが主役となっている、
ジミヘンのアレンジも素晴らしいのですが、
人気の理由は歌詞にもあるのではないかと思います。

この曲の歌詞は、
旧約聖書の「イザヤ書(21:6-9)」
をもとにしており、
そこにはバビロニア帝国の崩壊を
予言している部分があります。
そんな大昔の話を歌にしても
しょうがありませんから、
これは何かの暗喩になります。

バビロニアは当時の世界強国であり、
「黙示録」にも触れられているように、
その都市バビロンは、
退廃と堕落の象徴です。
となるとこの歌詞は、
現代の世界強国の堕落と
商業主義を批判したものだと考えられます。

詩を見ていきます。

「ここを抜け出す道があるはずだ」
道化師が泥棒にそう言った
「あまりにも混乱していて休むこともできない
実業家達は俺のワインを飲み、
農民は俺の土地を耕す
彼らの誰一人として、
ワインや土地の価値について知らない」

「そんなに興奮しなくてもいい」
泥棒が やさしく言った
「我々の周りにも、人生は冗談に過ぎないと
感じている奴が沢山いるじゃないか
でもお前や俺は、もうそういった事を卒業したんだ
そしてこれは、俺たちの宿命じゃない
だからもうウソを話すのはやめようじゃないか
もう夜も更けてきた」

見張塔から王子達が
ずっと外を見張っていた
その間、女達や裸足の召使い達が
出たり入ったりしていた
遠くのほうでヤマネコがうなり声をあげた
馬に乗った二人が近づいてくる
そして風が吼え始めた


「道化師(ピエロ)」は、
自身を自嘲した姿でしょう。
彼は音楽産業のために、
大衆を酔わせ現実から目をそらさせる為の音楽を作る役目を負っています。
「ここを抜け出す道があるはずだ」
という言葉から、
自身のもがきが感じられます。

「泥棒」は「道化師」の友達で、
世の中の仕組みを理解している仲間です。
商業主義に仕え、
現実の不正を知りながらも、
巧みにカネを稼いでいる人達です。
「人生は冗談に過ぎない」というのが、
彼らの悟りを示しています。

体制を批判しても何も変わらない、
ならば、もう大衆に語るのは止めて、
せめて仲間内だけでも本当の事を語ろう
というのが、
「ウソを話すのはやめようじゃないか」
という言葉から分かります。
さらに「もう夜も更けてきた」
という言葉から、
既にもう手遅れの状態であり、
帝国の崩壊も間近だということを暗示しています。

3つめの歌詞では、
突然、場面が変わります。
見張り塔はもともと、
帝国の崩壊を監視するものですが、
ここでは、まるで、
帝国そのものを表しているようにも見えます。

王子達は、
裸足の召し使いや女で象徴される大衆が、
何も知らずに駆け回る姿を下に見ながら、
冷静に聡く世界を見つめる存在です。

しかし、帝国の崩壊を告げる2人の使者が現れ、
不気味な「ヤマネコのうなり」声に加えて、
「風が吼え始め」たのが聞こえ、
帝国の崩壊を暗示しながら、終わります。

どれひとつ反体制的な言葉を使っていないにも関わらず、
体制を批判しているという巧みさ、
それがミュージシャンや
聞き手の心を捉えるこの曲の
大きな魅力になっていると思います。

以上。