桜にまつわる歌 ８ 小田和正『春風に乱れて』

桜にまつわる歌…今年は自分の好きな小田和正の曲からも。

『春風に乱れて』。この曲は1990年、オフコース解散後に発表されたソロアルバム『Far East Cafe』に収録された曲で、ベストアルバムにも収録されていたり、ファンの間でも結構人気が高い曲であります。現在活動停止しているシングライクトーキングの佐藤竹善とのコーラスワークは小田さんの作品の中でも秀逸。

私見ですが…今まで発表された小田さんの曲で、春をイメージできる曲っていうのはそれほど多くはないと思う。やっぱりどこか「夏から秋」っていうイメージが多いかなぁ。
そんな中から…この『春風に乱れて』。明るい曲調からも春のイメージが感じ取れる。どこか小田さんらしくない（失礼）イントロからも（この頃の小田さんはシンセサイザーを多用していた）しかし歌詞は裏腹に…男が（おそらく）小悪魔系の女性に片思いを寄せている歌。「♪きっと君には好きな人がいて　それでも今は君の　心をたたくだけ…」うーん切ないねぇ。オイラはそんな経験をずっとしてきたから、その気持ちはよーく解る(笑)。

その昔、初めて行った小田さんのコンサート（中学2年の時…もうすぐ20年だ）で、この曲が桜が吹雪になって舞う映像とともに歌われた。そのイメージがあまりに強くて、いつの頃からか桜が散る時期になると「♪揺れる心　振り切る心…」って口ずさむようになっております。ちなみに小田さんもお気に入りなのか、コンサートでもたびたび取り上げられ、昨年の京セラドームでも序盤に歌われていた。

そういや桜…もう来週末には散ってるだろうし、今年は桜を見に行く暇もなかったなぁorz