ファッション＝自己満足

久々にファッションの話。

もうウインターシーズンも終わりに向かっていっているけど、この冬はほとんど服を買わなかった。セーターすら買っていない。トレーナー数枚とインナーに着るシャツくらいか…。欲しい服はいくつかあったんだけど。
大学時代後半～結婚する頃まで、色々なジャンルのファッションに挑戦してみたけど、主に『Paul Smith』『ABA HOUSE』『KATHARINE HAMNETT』といった、いわゆる"モード系"の服を中心に身にまとっていた。ちょっとクールに(別にクールじゃなくてもいいんだけどさ)きめて…っていうのがどこかにあって。冬になると、映画『LEON』のジャン・レノの格好に憧れて、ヒゲを伸ばして黒いロングコートばかり着ていた(ニット帽は被らなかったけど)。
でも結婚して子供ができてしまうと、よごされてもすぐに洗える服＝トレーナーやジーンズといった"カジュアル系"に自然と移行していった。昨年まではどこへ行くにもそんな格好(といってもごく普通のファッションだが)だった。買うとしてもユニクロ。そう…金銭的なことも"モード系"ファッションは負担が大きい。
しかし、この冬は一人で出かけるような時は「昔のような"モード系"ファッションに戻ってみよう」と、去年の夏が終わる頃から決めていた。あの頃買った服をもう一度出して着てみる。少し太った自分だけど、意外に着てみるとしっくりしているような気がする。
一度だけ女の子に「おしゃれ」とは言われたけど(いささか死語かと思う)、残念ながら「おおっ」とか「シブいな…」と特別なひとことは一度ももらえなかった。自分にとってのファッションって結局、自己満足が大半を占めているから(みんなそうでしょ？)、人がどう思おうと構わない。