トレンチコートについて

このウインターシーズンに欲しかった服のひとつにトレンチコートがあった。シングルでブラックで、丈の適度なもの。今でこそ、冬～春に向けての定番商品になりつつあるけど、元々は手りゅう弾をさげたりするためにベルトに金具が付けられたり…第一次世界大戦中にイギリス軍の兵士のために開発されたものです。ハンフリー・ボガードみたいに"ハードボイルド"に着てみたかったんだけど…。
欲しいと思った理由は意外に単純で、正月に岡山で友人と遊んだ時に一緒にいた先輩のトレンチコートの着こなし方が絶妙だったからだ。この先輩は以前から存在は知っていたけど(どちらもおそらく人見知りだ)、本当にしゃべれるようになったのは最近。少し背は低いけど、ファッションセンスがとてもよく、小物のひとつにも気をかけている印象がある。それに何より…お金持ちだ。
先輩はトレンチコートをジーンズと絶妙に合わせて着こなしていた。自分の勝手な印象だけど、男性がトレンチコートをうまく着こなせている人ってあまりいない。街中に行くと必ず数人は着ている人を見るけど、意外に合ってないんだよね、これが。コートの丈や色や…着る人のルックスが(これは仕方ないか)。先輩ご本人にはその時言えなかったけど、すごく似合っていた。
一度、買おうと思って…これも意外に『ユニクロ』で発見したんだけど、なぜか渋って買うのをやめた。結構安かったし(週末限定価格だったのに)、自分の"タイプ"なそれだったけど…。次に店に行った時にはもうなかった。あの時買っとけばよかったな。今月中に買ったら春には間に合うけど。
余談だけどトレンチコートといえば、いわゆる「お水系」や「お姉様系」の女性の方がカッコよく着ているのを見かけるけど、そんなひとたちを見ていると『ピチカート・ファイヴ』の3代目ヴォーカル、野宮真貴さんを思い出してしまう。