私的『ファッション』グラフィティー

以前、自分のファッションのことについて書いたけど、今回は私的に…ちょっと自分の少年時代のファッションについて振り返ってみる。とはいっても中学2年までは衣服になんかまったく興味を持っていなかったし、親が勝手に買ってきてもらった服ばかり着ていた。今思えば信じられない。今やファッションリーダーの自分なのに(ウソですよ)。
高校受験を控えた中学3年の正月、親に連れて行ってもらった衣料量販店でついに"覚醒"し、お年玉の一部の2万円を使って凄まじい量のトレーナーやシャツ、ズボン…全部で15着くらい一気に買った。こないだ部屋の掃除をしてたら、それらの服がたくさん出てきた。
しかし今になって見返すと、その時自分の買った服の色や柄が相当イタかったことに気付く。青むらさきのTシャツ(筆記体で"MINESOTA"と書いてあった)、茶色のトレーナー(猿か)、赤いカーディガン(還暦か)、かなり薄いストーンウォッシュの"スリム"ジーンズ(欧米か)。『ビバリーヒルズ高校白書』に出てくる「ディランさん」みたいだ。
今考えると、その頃の自分は「質」より「量」だったんだろうな(と言い訳をしてみる)。その頃の写真を見ると結構ひどいファッションなので(おまけに田舎の中学校だから、野球部じゃないにもかかわらず丸刈りだ)正直あまり見たくないし、嫁にもほとんど見せていない。それにしても何であんな"ナウい"服を着てたんだろう？
高校を卒業する頃になると、それなりにマシな服を着るようになった。ブランド品にも手を出すようになり、ファッション雑誌も頻繁に買うようになった。小遣いやお年玉はほとんど衣服へと姿を変えていった。LEVISの"501"はたしか4本持っていたし、ラルフローレンのポロシャツなんて一体何枚持っていたんだろう(それにどこへ行ったんだろう)？それにしてもなぜに"501"やラルフローレンばかりだったのか、今となっては思い出せない。